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「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

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会津駒ケ岳 ・ 平ヶ岳 4

7月31日(土)
3:00 起床。もう少し眠りたかったが、今日はいよいよ「平ヶ岳」登山である。登山口~山頂往復ノンストップで10時間かかるので、日帰りをするなら、ゆっくりはしていられない。
3:30 小屋出発。出発前に降っていた雨はあがっていた。清四郎小屋から登山口まで舗装道路を歩く。
4:10 登山口へつく。登山届けをポストに入れて、いざ山道へ。暫くは林道を歩く。15分ぐらい歩いたろうか、急登が始まった。尾根まで上がる頃には空は明るくなって周りの峰々が見渡せるようになってきた。その中でも目立つのはやはり「燧ヶ岳」だ。
少し、傾斜が緩やかになったとこは「やせ尾根」と呼ばれるところだが、想像していたものほどでは無かったので、すんなり通過。そして、「前坂」と呼ばれる急登に向かう。この急坂はたしかにきつい。息をあげながら、重い足を引っ張りあげる。
6:40 「下台倉山」というピークに着く。ここまで2時間半かかっている。このペースで歩き続ければ、10時過ぎには平ヶ岳山頂に立てるかな?急登は一旦終わり、何度かのアップダウンを繰り返しながら緩やかに高度を上げてゆく。ガスがかかったり晴れたりするなか、遥か彼方に山頂部が平らなピークが一瞬見えた。「平ヶ岳だろうか?」  それにしても、ぬかるみが多い。木道が朽ちているところも多くあった。
9:15 また、急登が始まる。おそらく、これが「池ノ岳」への登りなのだろう。此処を登りつめれば、「姫ノ池」や大小の池塘に咲く花々に出逢えるはずである。 「もうひと頑張りだ」
10:10 遂に「姫ノ池」まで来た。

平ヶ岳
池ノ岳から平ヶ岳を望む
「姫ノ池」の周りの木道がテラス状になっているところで、ザックを降ろし、暫しこの風景を愉しむ。が、まだ「平ヶ岳」には着いてないよ。

10:50 相棒「S」より30分遅れで「平ヶ岳」山頂へ到着。 慌ただしく昼飯を済ませ、「平ヶ岳」のシンボルへ向かう。

11:30 「玉子石」に到着。

玉子石
玉子石
「平ヶ岳」を構成する斑状花崗岩で出来ているのだそうで、風化浸食に弱いのでいずれ崩壊するとの事。

さて、下りは4時間ぐらいかかるので、「此処にもう暫く留まりたい」という欲は捨て、降りることに。

さて、この長い下りで遂に私の足裏が音を上げてしまった。 思えば、「会津駒ヶ岳」で雨の中を歩いた時に靴が何故か内側まで濡れてしまい、それを乾かす間も無く、足は蒸れ、皮がふやけ、遂には剥けてしまったのである。さぁ、一歩ずつ足裏から痛みが襲う。踏ん張りが利かなくなるから、慎重になり過ぎて、歩みはカタツムリの如く。 変にかばいながら歩くものだから終いには膝が違和感を訴えてくる。 相棒「S」に少し荷物を持って貰い、なんとか下っていく。

16:00過ぎ、登山口に迎えに来ている「尾瀬散策チーム」から無線が入る。「予定より遅れているようなので心配している」との事。事情を説明すると、メンバー「I」さんが空荷で登って来るらしい。
17:00過ぎ、「I」さんと合流。荷物を少し持って貰う。だいぶ楽になった。
17:30 登山口に着く。 他のメンバーと再会。 ホット一息。結局、下りに4時間50分かかってしまった。

車に乗り込み、最終お宿の「ゆのたに荘」へ向かう。

19:30 「ゆのたに荘」着。 まず、一風呂といきたかったが、私のせいでチェックインが遅れたため、食事を先にして欲しいと言われた。皆様、すみません。

宴も短く切り上げて、一風呂浴び、部屋に戻り足の手当てをし、程無く爆睡。

8月1日(日)
他のメンバーの話によると、昨夜、「火災警報器」が鳴ったそうで、我々を起こそうとドアを叩いたが「二人共、起きてこなかった。」らしい。幸い警報は誤作動だったのだが、もし、本当に火災が起きていれば・・・???

さて、朝食を済ませて帰るとしますか。


あっ、「平ヶ岳」で写した植物をUPしてなかった。


ハクサンフウロ
ハクサンフウロ(白山風露)
フウロソウ科


ハクサンコザクラ
ハクサンコザクラ(白山小桜)
サクラソウ科


コバイケイソウ
コバイケイソウ(小梅蕙草)
ユリ科


モミジカラマツ
モミジカラマツ(紅葉落葉松草、紅葉唐松)
キンポウゲ科
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