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web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

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高の峯山

4月12日(土)
雲南市大東町の山田地区の東方に鎮座する「高の峯山」、9年前に一度、訪れた山である。地図と記憶を辿りながら、向かふ。

道標
大きな案内板があるので、その脇の狭い舗装道路を入ってゆく。この道の先は、林道作業道「数ヶ畑線」となり、未舗装になる。この作業道をしばらく進むと分岐する地点があり、ここに車を止めることができるが、お勧めしない。林道を歩くのも楽しいから・・・。林道の脇に、 
ハコベ
ハコベ(繁縷)
ナデシコ科

コハコベ
コハコベ(小繁縷)
ナデシコ科

サワハコベ
サワハコベ(沢繁縷)
ナデシコ科
ハコベとコハコベは、同じような日当たりの良いところに生えています。サワハコベは、半日陰~日陰の湿り気のあるところで、見られます。

ナガバタチツボスミレ
ナガバタチツボスミレ(長葉立坪菫)
スミレ科

ナガハシスミレ
ナガハシスミレ(長嘴菫)
スミレ科

シハイスミレ
シハイスミレ(紫背菫)
スミレ科

ナガバタチツボスミレは、地際の葉が円心形なのに対し、茎の上位に付く葉ほど、三角状卵形~披針形と細長くなります。 ナガハシスミレは、画像のとおり、距(きょ)がなが~く突き出すので「天狗菫」の別名があります。 シハイスミレは、葉の裏面(背)が紅紫色であることからの命名です。

あ~ぁ、ずっとこごんで歩いちょったら、腰がいたていけんやになぁわ。ちょっこ、上なと見て歩かな。
キブシ

キブシ
キブシ(木五倍子)
キブシ科
背中を伸ばすとキブシイイ~

クロモジ
くろもじ(黒文字)
クスノキ科

ウグイスカグラ
ウグイスカグラ(鶯神楽)
スイカズラ科

和名の由来は諸説ありますが、ウグイスが関係していることは確か。熟した実は生食でき、美味しいです。
さて、もうすぐ山頂といふところで、この方がお出迎え。
タムシバ
タムシバ
モクレン科
タムシバなんて変わった名前ですが、これは葉や枝を噛むと少し酸味を伴った甘みがあり、山仕事のおやつ代わり?にかじったことから、「噛む柴」が転訛したものだそうです。実際、山歩きでくたべた時に噛むと爽快な気分に浸れます。

ゆっくり歩いても、1時間ちょっとで山頂です。北方の展望はいいですよ~。
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