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web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

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草木染に挑戦

11月11日(日)
今日は、大田の久手公民館に於いて、草木染を行いました。今回、使用する染料は「オオバヤシャブシの果穂」「セイタカアワダチソウ」「イヌホオズキ」「コノテガシワ」の4種類。
まず、下準備として牛乳を水で薄めた物に染める布を浸し(植物性繊維・化繊の場合)、軽く絞って干します。(絹やウールなどの動物性繊維の場合、この下準備は行いません。尚、布が新品の場合、事前にしっかり水洗いし糊を落としておきましょう。)
染料に水を加えて煮出します。(30分位 沸騰したら弱火にする)

ヤシャブシ オオバヤシャブシ

セイタカアワダチソウ セイタカアワダチソウ

イヌホオズキ イヌホオズキ

コノテガシワ コノテガシワ

煮出した染汁をバケツに移します。(笊・布を使って濾す)
ヤシャブシ セイタカアワダチソウ
イヌホオズキ コノテガシワ

下準備した布を水洗いし、よく絞ります。模様をつけたい場合、結び目を作ったり割り箸、輪ゴムを使用して縛ります。染汁に浸します(20分位)。水洗いしてよく絞っておきます。
さて媒染液を作りましょう。使用する媒染剤は主にアルミ(ミョウバン)、鉄(塩化第一鉄)、銅(酢酸銅)です。媒染剤によっては、毒性の高いものがありますのでゴム手袋をつけてください。媒染剤を熱湯で溶かします。

ミョウバン 塩化第一鉄 酢酸銅

媒染液に染布を浸しましょう。(10分程度)水洗いしてよく絞り、干しましょう。

草木染結果
こんな感じに染め上がりました。

媒染液の処理
劇物指定されていないものは、そのまま下水に流せますが、今回使用した酢酸銅のような劇物指定された物は、消石灰を入れ中和し数日放置、沈殿物は濾過してゴミとして廃棄、水分は下水に流せます。
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