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web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

三瓶北の原では

今日は終日、強い雨が降っていた三瓶北の原。 そんなわけで撮影は断念。 天気が良かった一昨日(5月9日)、撮影した植物達の表情です。


ヤマコウバシ
ヤマコウバシ(山香ばし)
クスノキ科

サヒメル本館前にいらっしゃる「ヤマコウバシ」さんが花を咲かせています。 この方は雌雄異株で、中国では雄株も見られるのだそうですが、日本では雌株しかなく、雄株(雄花)なしで結実するそうです。
ヤマコウバシ

ヤマコウバシ



以下の画像は「北の原キャンプ場」内で撮影したものです。

カナクギノキ
カナクギノキ(鉄釘の木)
クスノキ科

この方も雌雄異株です。 よって、雄花と雌花を確認しなければなりませぬ。画像の方は、柱頭が突き出ている様ですから雌花(雌株)の様ですね。


イヌシデ
イヌシデ(犬四手)
カバノキ科

キャンプ場内でも、たくさん見ることが出来ます。


クロキ

クロキ
クロキ(黒木)
ハイノキ科

この方は、本来の花期ではない11~12月に生殖能力のない「奇形花」をつけるのですが、なぜ?


ヌルデ
ヌルデ(白膠木 )
ウルシ科

ヌルデの名前の由来は、平安時代には沼天(ぬてん)と呼んでいて、沼天(ぬてん)とは、奴留天(ぬるで)とあり、奴留天(ぬるで)の天の字は手を意味するとして、奴留手(ぬるで)としています。
奴留手(ぬるで)とは、この木を折ると白い、にかわのような樹液が出て、これを塗る用途に使っていたことから「塗る手」を意味するいわれます。



ヤマウルシ
ヤマウルシ(山漆)
ウルシ科

前出の「ヌルデ」さんや、後出の「ツタウルシ」さん同様、場内でたくさん見かけます。


ツタウルシ
ツタウルシ(蔦漆)
ウルシ科

見るほどに「ゾクッ」ときます。 でも綺麗なんです。


リョウブ
リョウブ(令法)
リョウブ科

朝日を受けて、輝いて見えたので「パチリ」。 


ウリハダカエデ
ウリハダカエデ(瓜肌楓)
カエデ科

「こんにちは」と雄花序が顔をのぞかせた。
ウリハダカエデ

ウリハダカエデ



ウグイスカグラ
ウグイスカグラ(鶯神楽)
スイカズラ科


ナガバモミジイチゴ

ナガバモミジイチゴ
ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)
バラ科


ヤマザクラ

ヤマザクラ
ヤマザクラ(山桜)
バラ科
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