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web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

立久恵峡にて 8

3月16日(火)
猫の目ちゃん探索の途中で立久恵峡に立ち寄りました。此処にも「シロバナネコノメソウ」が生息していますが、それよりも気になったのが、「アオイスミレ」さんです。昨年は3月10日に満開状態だったので、もう遅いかなと思いつつ自生場所に着くと、まだまだようやく5分咲きといったところでせうか・・・。 では、この日の立久恵の花々さんです。


アオイスミレ
アオイスミレ(葵菫)
スミレ科

柱頭の先っぽが、かぎ状に曲がっているのがわかりますか?「アオイスミレ」さんの特徴の一つです。

キランソウ
キランソウ(金瘡小草)
シソ科

山野を歩いている時などに、虫にさされた場合には、茎葉をもみつぶして患部に塗るとよく、化膿した切り傷や腫れ物などに、つけると「ウミ」を出す作用があるそうです。

ツルカノコソウ
ツルカノコソウ(蔓鹿子草)
オミナエシ科

派手さはありませぬが、味わい深い草花だと思ふ、今日この頃。

ヤマネコノメソウ
ヤマネコノメソウ(山猫の目草)
ユキノシタ科

最初見たとき、早くも花が終わり、枯れはじめたのかと思いましたが、よくよく見れば、斑入りの「山猫ちゃん」でした。

カテンソウ
カテンソウ(花点草)
イラクサ科

雄蕊が弾けるように開き、花粉を空中散布します。その瞬間を撮影したいのですが・・・。

ヒメオドリコソウ
ヒメオドリコソウ(姫踊子草)
シソ科

この方の花言葉は「愛嬌」だそうです。そういえば、レンズを向ければ向けるほど振りまいてくれていそうな気持ちになりますね。

ミヤマキケマン

ミヤマキケマン
ミヤマキケマン(深山黄華鬘)
ケシ科

立久恵のいつもの場所で、咲き誇っていました。春を感じさせてくれる装いです。
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