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web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

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三瓶山麓の花々 11

ツルウメモドキ
ツルウメモドキ(蔓梅擬)
ニシキギ科
雌雄異株ですので、この画像のモデルになった方は雄ですね。ってことは花材で使う綺麗な実は生らないってこととか。

ジシバリ
ジシバリ(地縛り)
キク科
似た仲間に「オオジシバリ」「ハナニガナ」「ニガナ」などがありますね。

フデリンドウ
フデリンドウ(筆竜胆)
リンドウ科
たくさんの花を咲かせていた「フデリンドウ」さんを久方ぶりに尋ねてみると、子房が膨らんで面白い形になっていらっしゃいました。この中には種子がたくさん詰まっているはずです。

オキナグサ

オキナグサ
オキナグサ(翁草)
キンポウゲ科
「オキナグサ」さんも種子を散布する準備が着々と進んでいるようですよ。
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広島県民の森で

5月30日(日)
観察会の後、午後から「広島県民の森」へ向かう。参加者は3人。いずれも、「好山病(こうざんびょう)」仲間だ。 管理センターから出雲峠までを植物を観察しながら往復した。
 


ハクウンボク
ハクウンボク(白雲木)
エゴノキ科
この方の葉っぱは柔らかく肌触りが良い、しかも大きいので、雉撃ちの後始末に使えるようです。(笑)

ヤマボウシ
ヤマボウシ(山法師)
ミズキ科
山陰の方では「おつき」と呼ぶ。由来が知りたい。

ニョイスミレ
ニョイスミレ(如意菫)
スミレ科
なんか、お互い意地を張って、そっぽを向いているように見えました。

ツリバナ
ツリバナ(吊花)
ニシキギ科
実の時期はすごく目立つのに、花の時期はあまり目立ちません。 でも、かわいいっしょ。

コマユミ
コマユミ(小真弓)
ニシキギ科
やはり、花の時期は目立たない「コマユミ」さんです。

ヌルデ
ヌルデ(白膠木)
ウルシ科
木漏れ日に透けた葉っぱが、綺麗でしたので思わずレンズを向け、シャッターを切りました。

クロタキカズラ
クロタキカズラ(黒滝葛)
クロタキカズラ科
日本には、「クロタキカズラ科」の植物が、2種しかないそうです。もう1種は「クサミズキ」といって、石垣島、西表島に自生しているそうです。

オトコヨウゾメ

オトコヨウゾメ
オトコヨウゾメ(男莢迷)
スイカズラ科
植物の名に「男」とつく場合、たいがい役に立たない意味合いが込められていて、「オトコヨウゾメ」さんも赤い実がなるのですが、「ガマズミ」さんの実のように、染料に使えるわけでもないし、食しても不味いそうです。 誰かが「男用済み」といってました。(哀) But しかし、花も実も美しいではないか

ミズナラ
ミズナラ(水楢)
ブナ科
雄花序をぶらさげている「ミズナラ」さん。雌花序も写したかったのですが、脚立がなかったので・・・。

広島県民の森を後にし、国道314号を三井野原に向かっていると、道脇に、
ミツバウツギ
ミツバウツギ(三葉空木)
ミツバウツギ科
「ミツバウツギ」さんがこんにちは。この方はユニークな形の「袋果」をつけるので、是非観てあげてください。もちろん、島根県内にも自生していますよ~。

五感を使って自然観察

5月30日(日)
日本自然保護協会が企画した「全国一斉自然かんさつ会」に、エントリーした「五感を使って自然観察」を東出雲町の上意東地区に於いて実施しました。参加者は子どもを含む6名で、「京羅木山・星上山ハイキングコース」の一部を歩きました。およそ2時間の道草感覚の観察会でしたが、参加者の方からの自然体験の話も聞く事ができ、楽しいひとときが過ごせました。


ユキノシタ
ユキノシタ(雪の下)
ユキノシタ科
山菜・民間薬として馴染み深い「ユキノシタ」さん。 参加者の一人は、この方の葉っぱを生で食したことがあるとか。天ぷらでしか食べたことがない私には味が想像できませぬ。

ハンショウヅル
ハンショウヅル(半鐘蔓)
キンポウゲ科
今年、初見の「ハンショウヅル」さんの花。 この方も、「クレマティス」です。

三瓶山麓の花々 10

5月28日(金)
今日の三瓶は久しぶりにお日様が顔を見せてくれました。気になる「キンラン」さんは、朝、昼、夕と見ましたが開花していません。


ヤブデマリ
ヤブデマリ(藪手毬)
スイカズラ科
先日(25日)佐田町で見た「ヤブデマリ」さんは見頃を少し過ぎていましたが、サヒメル周辺では、まだまだ見頃。

タニウツギ
タニウツギ(谷空木)
スイカズラ科
「ヤブデマリ」さんの隣から声をかけてきたのは「タニウツギ」さん。田植えの時期に花を咲かすことから、奥出雲のある地域では、「早乙女花」と呼ばれています。

今日の「キンラン」

キンラン

キンラン

もうちょんぼで開くやなすこ。

海端から山ん中へ

5月25日(火)
静間町からの帰りに、三瓶の周回道路経由で佐田町を通り自宅へ帰りましたが、その間で目についた、花画像です。


ハハコグサ
ハハコグサ(母子草)
キク科
春の七草の一つ御形(お(ご)ぎょう)ですね。 ムギ類の栽培とともに伝来した史前帰化植物の一つだそうです。“史前帰化植物とは、江戸時代中期以前に日本に渡来し、その発見に関する年代が不明な植物で、在来種か外来種かわからない植物を指し、江戸時代後期以後に日本に渡来し、「帰化」が明らかな帰化植物とは別に扱います。” 「そげなこと、言わいたててわからんとまっしゃい。」  


ミゾホオズキ
ミゾホオズキ(溝酸漿)
ゴマノハグサ科
道路わきの法面に設けられた水抜き穴の脇に咲いていらっしゃいました。

ムラサキツメクサ

ムラサキツメクサ
ムラサキツメクサ(紫詰草)
マメ科
別名「アカツメクサ」。ヨーロッパ生まれ。「日本には牧草として導入され、野生化した」と、ありますが薬用にも利用されるとか。

シロツメクサ

シロツメクサ
シロツメクサ(白詰草)
マメ科
「赤」が出りゃ「白」もと言うわけではありませぬが、道端に多く見られたものですから。

イボタノキ
イボタノキ(水蝋樹・疣取木)
モクセイ科
この方に寄生する「イボタカイガラムシ(イボタロウムシ)」の幼虫が分泌する「蝋物質」をもとに「イボタ蝋」がつくられ、建具屋さんが敷居の滑りを良くするときなどに使われました。

ヤブデマリ
ヤブデマリ(藪手毬)
スイカズラ科
「オオカメノキ(ムシカリ)」さんよりも、花期がすこし後ですね。やはり大きな装飾化が目立ちます。

ウツギ
ウツギ(空木)
ユキノシタ科
ご存知、「夏は来ぬ」の「卯の花」ですね。まだ肌寒いけど暑い夏らしい夏が来て欲しいです。願いを込めて、ご一緒に、 卯の花の匂う垣根に~

ナワシロイチゴ
ナワシロイチゴ(苗代苺)
バラ科
この方の果実はジャム作りにうってつけのようですが、収穫しやすい道端は、犬の散歩道ということが多くて、適量が確保できませぬ。

ノイバラ
ノイバラ(野茨)
バラ科
園芸品の薔薇に房咲き性をもたらしたのが「ノイバラ」さんと云ふことです。日本の原種薔薇を代表する方です。「日本のオールドローズ」

海端の植物

5月25日(火)
雨が降ったり止んだりの繰り返しのなか、静間町の海辺を散策? わざわざ悪天候に花を撮影しに行かなくても・・・と、思われるかも知れませぬが、花は待ってくれません。休日の空いた時間があれば、花に出逢いたい「あきあかね」です。


静間町の海辺の花といえば、「ハマナス」さんです。が、一輪見かけただけです。しかも、今日は「ハマナス」さんが目当てではないのです。

道脇の駐車スペースから、砂浜に降りていく途中にも色々な花々が咲いております。


ヒメウズ
ヒメウズ(姫烏頭)
キンポウゲ科
早春の花というイメージ(思い込み?)があるので、まだ花が見れたことに感動です。

ノヂシャ

ノヂシャ
ノヂシャ(野萵苣)
オミナエシ科
この方はヨーロッパ生まれの帰化植物で、欧米ではハーブとして栽培され、サラダに用いられるそうです。今度若菜を食してみませう。

ケキツネノボタン
ケキツネノボタン(毛狐の牡丹)
キンポウゲ科
えっ、「キツネノボタン」と何処が違うの? 「ケキツネノボタン」は痩果(そうか)(金平糖のような形の果実)の先っぽがあまり曲がらない。「キツネノボタン」は、痩果(そうか)の先っぽがくるっと曲がる。 そうか

ノアザミ
ノアザミ(野薊)
キク科
秋に咲く「薊」の仲間って見分けが難しいのですが、この時期咲くのはこの方だけなのです。たまに白花品も見かけます。

オオジシバリ

オオジシバリ
オオジシバリ(大地縛り)
キク科
地面を縛り付けているとは、見事なネーミングです。

ハマエンドウ
ハマエンドウ(浜豌豆)
マメ科
綺麗で可愛い花を見ていると、とてもそういう気にはならないのですが、食用になるんです。

ハマハタザオ
ハマハタザオ(浜旗竿)
アブラナ科
この砂浜ではたくさん見ることが出来ます。

ハマヒルガオ
ハマヒルガオ(浜昼顔)
ヒルガオ科
バックで白波が立っているのがわかりますか? 風もきつくてシャッタースピードをいつもより速く設定です。「ハマヒルガオ」さんも花がちぎれないかというほど煽られていました。

ハマウツボ
ハマウツボ(浜靫)
ハマウツボ科
お待たせしました。この方が今日の目的の花だったのです。葉緑素を持たない寄生植物で「カワラヨモギ」さんから栄養をもらって生きているのです。

さて、海岸から上がって車道を徘徊していると、
カジイチゴ
「クサイチゴ」さんに似たような花が咲いていました。さて、どなたでせう。
カジイチゴ
カジイチゴ(梶苺)
バラ科
やはり、キイチゴの仲間で「カジイチゴ」さんです。 この方の果実もやはり美味しいです。しかも厄介な棘がありません。此処の車道沿いに群生していらっしゃいます。でも、たくさん収穫してはいけませんよ。小鳥さんが、あてにしているはずですから。

姫逃池の彩り

今年も、三瓶北の原の観察ポイントのひとつ、「姫逃池」を爽やかに彩る「カキツバタ」さんが咲き始めました。

カキツバタ

カキツバタ

カキツバタ
カキツバタ(杜若)
アヤメ科


カキツバタ

白い「カキツバタ」もいいものですね。

三瓶山麓の花々 8

今日は午後から天気は下り坂。昨日までの好天気に撮影した花々の画像をアップします。

アキグミ
アキグミ(秋茱萸)
グミ科
いま、可憐な花をつけている「アキグミ」さん。心臓病に薬効があるそうですよ。知ってました?枝を細かく切って乾燥させ、煎じて飲むのだそうです。

アオダモ
アオダモ(青梻)
モクセイ科
手の届く位置に花がありました。かずんでみたらいいにほひ。

ヤマグワ
ヤマグワ(山桑)
クワ科
葉っぱの付け根のあたりにちょこんと雌花序があります。甘~い果実になることを期待して。

ウリハダカエデ
ウリハダカエデ(瓜膚楓)
カエデ科
雌雄異株です。画像は雄花序。私はまだ雌花序を見たことがない

コハウチワカエデ

コハウチワカエデ
コハウチワカエデ(小葉団扇楓)
カエデ科
地味な花ですが、可愛い花です。雌雄同株。

レンゲツツジ
レンゲツツジ(蓮華躑躅)
ツツジ科
ご存知、大田市の花。青空の下で、燃えるような色の花を咲かせています。

ヒメハギ
ヒメハギ(姫萩)
ヒメハギ科
「レンゲツツジ」さんを撮影後、足元に「ヒメハギ」さんが咲いていることに気がつきました。踏みつけなくてよかった。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ
ヘラオオバコ(箆大葉子)
オオバコ科
風にゆらゆら揺れる様は、いとおかし。などと言っている場合ではありません。ヨーロッパ生まれのこの方々は、繁殖力が強く、一株で1万個の種子をつくる、【要注意外来生物】です。

ミミナグサ
ミミナグサ(耳菜草)
ナデシコ科
我が家の周りには「オランダミミナグサ」さんしか見当たりませんが、此処では結構見ることが出来ます。

クルマバソウ
クルマバソウ(車葉草)
アカネ科
とても慎ましやかに薄暗い林床においでになります。葉っぱは乾燥させると良い香りがします。

ユウシュンラン
ユウシュンラン(祐舜蘭)
ラン科
「ギンラン」さんの変種「ユウシュンラン」さん。此処では初めて出逢いました。

早朝の男三瓶山を歩く

5月15日(土)
男三瓶山山頂直下に咲く「サクラスミレ」さんが気になって、仕事も手につかないので始業(9:00)に間に合うように、早朝登山を行いました。4:20に起床、4:45自宅を出発、5:35姫逃池駐車場着、5:45登山開始、姫逃コースにて、男三瓶山頂に6:46着、「サクラスミレ」さんを探し回れども見つからず(昨年は確認した)、7:36下山開始、8:26姫逃池駐車場着、・・・・・「サクラスミレ」さんには逢わなかったけど、早朝登山は気持ちいいです。


チゴユリ
チゴユリ(稚児百合)
ユリ科
寝起きが苦手のような「しゃん」としていないように見える「チゴユリ」さん。

ツルシキミ
ツルシキミ(蔓樒)
ミカン科
雌雄異株の「ツルシキミ」さん。画像は雄株。

アケボノスミレ
アケボノスミレ(曙菫)
スミレ科
この時期になると葉っぱが完全に展開しています。

キブシ
キブシ(木五倍子)
キブシ科
「キブシ」さんも葉っぱが出揃う頃には、見事な縄のれんも姿を消していきます。

コアジサイ
コアジサイ(小紫陽花)
ユキノシタ科
柔らかく美味しそうな「コアジサイ」さんの若葉、葉っぱと葉っぱの間には無数の蕾が用意されています。

アケボノスミレ
山頂直下の「アケボノスミレ」さん。此処の方は、葉っぱがまだ展開しきっていなかったです。