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「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

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蒲公英調査の合い間に

いよいよ、蒲公英調査が本格的に始動しました。私も蒲公英を探して、あちらこちらと動き回っておりますが、蒲公英よりも他の花々が気になって・・・。そんな道中で出逢った方々です。

ダンコウバイ
ダンコウバイ(壇香梅)
クスノキ科
葉っぱが出てきたら、よく揉んでかずんでみてください。私は好きな香りですね。

アブラチャン
アブラチャン(油瀝青)
クスノキ科
一見すると、ダンコウバイとの違いが分かりづらい画像ですみません。実物を見てもらうのが一番なのですが・・・。ダンコウバイには花柄がなくて、アブラチャンには花柄があるんです。

タネツケバナ
タネツケバナ(種漬花)
アブラナ科
今の時期、田んぼに白い絨毯のようにこの方々が広がっているのをよく見かけますね。でも画像のモデルになった方々は、田んぼで撮影しておりませぬ。

オオバタネツケバナ
オオバタネツケバナ(大葉種漬花)
アブラナ科
羽状複葉の先端部の小葉が大きいです。(頭大羽状複葉と云うらしい)

タチツボスミレ
タチツボスミレ(立坪菫)
スミレ科
落ち葉の合い間からすっくと立ち上がって、木漏れ日を浴びていました。

イワネコノメソウ
イワネコノメソウ(岩猫の目草)
ユキノシタ科
とっても地味な方ですが、オレンジ色の葯が素敵。味わい深く感ぜらるる、けふ此の頃。

ホクリクネコノメソウ
ホクリクネコノメソウ(北陸猫の目草)
ユキノシタ科
先ほどの「岩猫」さんに比べたら、少しは目立っているのかな。

ミヤマカタバミ
ミヤマカタバミ(深山片喰)
カタバミ科
すこし、陽が傾いてきて、「これから眠りにつこうかな」って思い始めた頃を見計らって?撮影した一枚。

ミスミソウ
ミスミソウ(三角草)
キンポウゲ科
薄紅をさしておいでです。上品に微笑んでいるってとこでせうか。

ヤマエンゴサク
ヤマエンゴサク(山延胡索)
ケシ科
花の色合いといい、葉っぱの柔らかそうな質感といい、「素敵なんだな、これが

ヤブツバキ
ヤブツバキ(藪椿)
ツバキ科
葉っぱの合い間から、恥ずかしそうに真っ赤になって、「ばんじまして。」
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立久恵峡にて 8

3月16日(火)
猫の目ちゃん探索の途中で立久恵峡に立ち寄りました。此処にも「シロバナネコノメソウ」が生息していますが、それよりも気になったのが、「アオイスミレ」さんです。昨年は3月10日に満開状態だったので、もう遅いかなと思いつつ自生場所に着くと、まだまだようやく5分咲きといったところでせうか・・・。 では、この日の立久恵の花々さんです。


アオイスミレ
アオイスミレ(葵菫)
スミレ科

柱頭の先っぽが、かぎ状に曲がっているのがわかりますか?「アオイスミレ」さんの特徴の一つです。

キランソウ
キランソウ(金瘡小草)
シソ科

山野を歩いている時などに、虫にさされた場合には、茎葉をもみつぶして患部に塗るとよく、化膿した切り傷や腫れ物などに、つけると「ウミ」を出す作用があるそうです。

ツルカノコソウ
ツルカノコソウ(蔓鹿子草)
オミナエシ科

派手さはありませぬが、味わい深い草花だと思ふ、今日この頃。

ヤマネコノメソウ
ヤマネコノメソウ(山猫の目草)
ユキノシタ科

最初見たとき、早くも花が終わり、枯れはじめたのかと思いましたが、よくよく見れば、斑入りの「山猫ちゃん」でした。

カテンソウ
カテンソウ(花点草)
イラクサ科

雄蕊が弾けるように開き、花粉を空中散布します。その瞬間を撮影したいのですが・・・。

ヒメオドリコソウ
ヒメオドリコソウ(姫踊子草)
シソ科

この方の花言葉は「愛嬌」だそうです。そういえば、レンズを向ければ向けるほど振りまいてくれていそうな気持ちになりますね。

ミヤマキケマン

ミヤマキケマン
ミヤマキケマン(深山黄華鬘)
ケシ科

立久恵のいつもの場所で、咲き誇っていました。春を感じさせてくれる装いです。

出雲市の猫の目草達

3月16日(火)
なかなか、好天気とのタイミングが合わず、花々に逢いに出掛けられません。今日も午前中は曇り、肌寒く出掛けるのをためらいましたが、花は待っていてくれません。「え~い、ままよ。」と、出雲市南部へ向かいました。そろそろ、猫の目ちゃん達が咲き出している頃。

ヤマネコノメソウ
ヤマネコノメソウ(山猫の目草)
ユキノシタ科

この方は、猫の目ちゃんのなかで、もっとも早くから咲き出しているんじゃないでせうか。

ネコノメソウ

ネコノメソウ
ネコノメソウ(猫の目草)
ユキノシタ科

ご存知、ただの「ネコノメソウ」略して「ただネコノメ」な~んて呼んじゃ駄目ですよ。群生する様は圧巻ですから。(意見には個人差があります。)

ホクリクネコノメソウ

ホクリクネコノメソウ
ホクリクネコノメソウ(北陸猫の目草)
ユキノシタ科

昨年、初めて出雲市にもこの方がいらっしゃることに気づきまして、大感激した次第です。上のモデルの方に出逢った場所は、昨年見つけた場所ではありません。(また一つ自生地が見つかった~!!)

シロバナネコノメソウ
シロバナネコノメソウ(白花猫の目草)
ユキノシタ科

白い萼裂片と深紅の葯のコントラストが素晴らしい、この方も今が見頃です。

コガネネコノメソウ

コガネネコノメソウ
コガネネコノメソウ(黄金猫の目草)
ユキノシタ科

この方も、昨年、出雲市にもいらっしゃることが初めてわかりました。今年も新たな自生地を見つけ、喜びもひとしおです。

花の気持ち

ユキワリイチゲ
ユキワリイチゲ(雪割一華)
キンポウゲ科

上の画像のモデルとなった方は、小豆原埋没林公園の近くで出逢いました。少し傾いた陽を浴びて気持ちよさそうでした。暫く眺めていたら何かコミュニケーションを取りたくなってしまいました。

春の妖精 2

3月7日(日)
またもや、イズモコバイモさんの登場です。(当分、登場してもらうかも?)このモデルさんの生息地は川本町の公開自生地です。ここは草刈などで管理されているのでものすごい株数ですが、あえてぽつんと咲いている株を見つけて撮影。

イズモコバイモ
イズモコバイモ(出雲小貝母)
ユリ科

春の妖精

3月6日(土)
本日の山陰中央新報に、川本町のイズモコバイモが見頃を迎えたという記事が掲載されていましたね。県内のイズモコバイモの主だった自生地は県西部にありますが、イズモコバイモの発見地出雲市でも開花しています。

イズモコバイモ

イズモコバイモ
イズモコバイモ(出雲小貝母)
ユリ科

スプリング・エフェメラル(春の妖精)。本当に愛らしい植物ですね。

立久恵峡に春を告げる花

先日、晴れて暖かいときに立久恵峡にユキワリイチゲの様子を見に行きました。
ユキワリイチゲ
ユキワリイチゲ(雪割一華)
キンポウゲ科

晴れた日の10:00~14:00位が観察するのに良いです。

セツブンソウ自生地公開始まる

2月13日(土)
今年も庄原市総領町で春を告げる植物の自生地公開が始まった。また花を追いかけて徘徊する季節の到来だ。天気も悪くなさそうなので様子を見に出掛けた。

セツブンソウ
セツブンソウ(節分草)
キンポウゲ科

今年も出逢えるのを待ってたよ。

セツブンソウ
山里に 咲いた咲いたよ 春告げ花

セツブンソウ

山間の 小さな町に 舞い降りて 人々癒す 白き妖精


セツブンソウ

今年もね 花を咲かすから 待っててね

早春に花を求めて

立春を過ぎ、この2~3日暖かな日が続いております。こうなってくるとじっとしていられなくなる私です。佐田町のほうへと出掛けてみました。
ヤブツバキ
ヤブツバキ(藪椿)
ツバキ科
しゃがんで草花を観る前に、目の前にはっとするようなヤブツバキの花がありました。

クサイチゴ蕾
クサイチゴ(草苺)
バラ科
早くも蕾をつけたクサイチゴ。「草」と名がつきますが、樹木です。実はあっさりした甘さで、私は好きです。

オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
ゴマノハグサ科
なんか、妖精?が笑っているように見えませんか?

コハコベ
コハコベ(小繁縷)
ナデシコ科
この花を撮影しながら、「七草がゆ」を食べてないことに気がつきました。(^^;

帰りに立久恵峡へ、寄ってみました。
キレハヒメオドリコソウ

キレハヒメオドリコソウ
モミジバヒメオドリコソウ(紅葉葉姫踊子草)
シソ科
ヨーロッパ原産の帰化植物。1992年に横浜市内から初めて報告があったそうです。立久恵にあっていいものやら?

早春の立久恵峡にて

2月7日(日)
すっきりとした快晴になったこの日、久しぶりに立久恵峡を訪れた。「ユキワリイチゲ」さんの様子が気になっていたから。昨年の記録をみると、立春に開花株を確認している。

ユキワリイチゲ
ユキワリイチゲ(雪割一華)
キンポウゲ科
開花を期待していたのだが、蕾の確認に終わった。

コショウノキ
コショウノキ(胡椒の木)
ジンチョウゲ科
「コショウノキ」さんは昨年同様、開花していた。  画像はないが、「タチツボスミレ」さんも開花株を確認した。