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web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

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7~8月の画像 2

オトギリソウ
オトギリソウ(弟切草)
オトギリソウ科

オトギリソウには、成分としてタンニンが多く含まれていますが、特有なものとして黒紫色素のヒペリシンが知られています。ヒペリシンは紫外線を強く吸収して、生体内における光化学反応を異常に促進するものです。
オトギリソウを食べた牛や馬が太陽光線に当たると、強い皮膚炎を起こし、脱毛しますが、これがヒペリシンの作用と考えられます。
また、マウスにオトギリソウを与える実験では暗所では正常なマウスが日光に当たると急に痙攣(けいれん)を起こして死んでしまいます。これもヒペリシンの作用と考えられます。
(http://www.e-yakusou.com/yakusou/090.htmより、転載)
そうなんですか~


クサアジサイ
クサアジサイ(草紫陽花)
ユキノシタ科
装飾化は3枚の萼片から成っていて、繊細な造りの両性化と絶妙なマッチングです。

イヌトウバナ
イヌトウバナ(犬塔花)
シソ科
可愛らしい小花を沢山つけていました。花色の為か、清楚に感じられました。

フシグロセンノウ
フシグロセンノウ(節黒仙翁)
ナデシコ科
いつもながら、はっとするほど鮮やかなオレンジ色。雨に濡れて艶やかに。

ツリフネソウ

ツリフネソウ
ツリフネソウ(釣船草)
ツリフネソウ科
この花を観察していると、必ずハナバチの仲間が花に潜り込む姿を観る事が出来ます。ユーモラスな動作が見られます。
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7~8月の画像 1

7月の半ば過ぎから9月の頭まで、ブログ更新をサボっていましたが、写真は写していたのです。ただ、パソコンを設置してある部屋が暑くて、編集をする事が苦痛でした。朝晩が肌寒くなってきた今日この頃、またぼちぼちっと更新していきます。
では、7~8月の画像の中から、ピックアップしていきます。

クワクサ
クワクサ(桑草)
クワ科

ヒナタイノコズチ
ヒナタイノコズチ(日向猪子槌)
ヒユ科

ジュズダマ
ジュズダマ(数珠玉)
イネ科
まずは、我が家の庭の植物三品です。いわゆる雑草として嫌われている方々ですが、我が家ではモデル(被写体)として、丁重に扱われております。(ただ単に草むしりをサボっていただけ)


ハシカグサ

ハシカグサ
ハシカグサ(麻疹草)
アカネ科
葉っぱが乾くと赤茶色に変色する様を、麻疹の発疹に見立てたという説もありますが、本当の由来は不明だそうです。

ハエドクソウ

ハエドクソウ
ハエドクソウ(蝿毒草)
ハエドクソウ科
植物全体に有毒物質を含み、絞り汁から蠅の幼虫を殺す殺虫剤を作ったり蠅取り紙に利用したことからの命名。一科一属一種という、仲間のいない草です。
ハエドクソウ

中国五県交流会

先月(8月)の29~30日に、山口県錦町に於いて、NACS-J自然観察指導員中国地区交流会が開催されました。島根県からは14名の参加でおおいに会を盛り上げました。

8月29日(土)
受付

受付および開会式は、道の駅「ピュアラインにしき」にて行われ、山口県の黒田会長の挨拶の後、『山口県のコウモリ』と題した山岡郁雄先生の講演がありました。
講演

講演のあと、少し車で移動し、コウモリの観察です。以前、錦町から島根県の日原町に向かって鉄道を通す計画があったそうで、その名残のトンネルが何箇所か残っています。そのトンネルをコウモリがねぐらとして利用しています。
トンネル

観察を終えると本日のお宿「深谷峡温泉 清流の里」へ。
お宿
宿の傍らには深谷川の流れがあり、心地よい水音に包まれています。
川の流れ

温泉で汗を流し、夕食の前にもう一つ『西中国山地のヤマネとモモンガ』と題された、田中浩先生の講演を拝聴します。


講演が終わるといよいよ夕食&宴に突入~
夕食

宴は25時ぐらいまで続いたとか

8月30日(日)
さて、本日は寂地峡へ移動し植物観察と動物観察の二班に分かれて観察会です。私はやはり植物観察のほうへ。(動物観察の記事は、機関紙「おとしぶみ 76号」をご覧ください)
ミヤマママコナ
ミヤマママコナ(深山飯子菜)
ゴマノハグサ科

ハクウンボク
ハクウンボク(白雲木)
エゴノキ科

ヤマシグレ
ヤマシグレ
スイカズラ科

オオマルバノテンニンソウ
オオマルバノテンニンソウ(大丸葉の天人草)
シソ科


観察会を終え、閉会式のあと記念写真を撮影、来年の再会を誓って山口県を後にしました。

首の運動

シオカラトンボ
シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)
トンボ目トンボ科

小雨が降り出してきたので、小休止の「シオカラトンボ ♀ (ムギワラトンボ)」。動く物に眼が反応して頭をくるくる回していました。まるで首の運動をしているかの様でした。

龍頭ヶ滝にて

大変暑い日々が続く昨今、皆様におかれましてはいかがお過ごしですか?先日、納涼に「龍頭ヶ滝」へ立ち寄りました。その折に見かけたトンボ達の画像です。

ミヤマアカネ

ミヤマアカネ
ミヤマアカネ(深山茜)
トンボ目トンボ科
「ヤブカンゾウ」の蕾で休息モードの「ミヤマアカネ」さんです。翅の中ほどに帯状に色がつくのはこの方だけなのですぐにそれとわかりますね。

ハグロトンボ
ハグロトンボ(羽黒蜻蛉)
トンボ目カワトンボ科
きれいな体色をしている「ハグロトンボ」さん。ひらひらとびまわって「マルバマンネングサ」の花園で休憩です。

龍頭ヶ滝
《雄滝》

アオスジアゲハ

アオスジアゲハ
アオスジアゲハ(青条揚羽)
チョウ目アゲハチョウ科
ノブドウらしき花の蜜を吸っていました。めまぐるしく花から花へと飛びまわります。羽のなかの青い条が鮮やかですね。

おやすみ

ヤマトシジミ
ヤマトシジミ(大和蜆蝶)
鱗翅目シジミチョウ科

雨が続くので、早々と休息モードに入った「ヤマトシジミ」さん。レンズを近づけすぎて、ごめんなさい。

比婆山系にて

先日、散策した比婆山系の続編です。
比婆山系には「立烏帽子山」(1,298M)を筆頭に「比婆山(御陵)」「烏帽子山」「毛無山」「吾妻山」等、名山が並んでいます。その中に「池の段」というちょっと変わった名前の頂きがありますが、そこで撮影した花画像です。


ウラジロハナヒリノキ

ウラジロハナヒリノキ
ウラジロハナヒリノキ(裏白嚏の木)
ツツジ科
初めてこの方の名前を聞いたとき、「ウラジロハナヒリノキ」とは聞きなれない面白い名前に感じました。「ハナヒリ」とは「くしゃみ」の事で、この方は有毒植物で葉っぱを粉にしたものを「蛆」の駆除に用いたそうです。この粉が鼻に入るとくしゃみが出る事から命名されたとのこと。

サワフタギ

サワフタギ
サワフタギ(沢蓋木)
ハイノキ科
「大膳原」で沢山観たのは5月末(登山交流会)でした。此処では今が花盛り。でも「猫バス(シロシタホタルガの幼虫)」は、いませんでした。

イブキトラノオ
イブキトラノオ(伊吹虎の尾)
タデ科
この方は「伊吹山」にちなんだ名前ですね。山地の草原でよく見かける方です。

カラマツソウ
カラマツソウ(唐松草)
キンポウゲ科
繊細な造りの花が素敵です。葉っぱの形もGOOD。大好きな方です。

スモール・リーフ・ウィンター・ベリィ

コバノフユイチゴ
コバノフユイチゴ(小葉の冬苺)
バラ科
連日、猛暑が続きますが、標高1,000mを超えると少しは違いますね。
先日、比婆山系を散策した折に見かけた「コバノフユイチゴ」さんです。別名「マルバフユイチゴ」(ラウンド・リーフ・ウインター・ベリィ)です。花は何度か見た事はありますが、未だ実を見たことがありません。(もちろん食した事も)


注:「スモール~」や「ラウンド~」は正式名称ではありませぬ、念のため。

八幡湿原にて

先日、八幡湿原を散策してきました。その折に撮影した植物たちです。

アラゲナツハゼ
アラゲナツハゼ(荒毛夏櫨)
ツツジ科
白い小花がびっしり。「アラゲナツハゼ」さんは島根県のレッドデータに記載されている植物です。

カンボク
カンボク(肝木)
スイカズラ科
「カンボク」さんも島根県のレッドデータに載っています。「オオカメノキ」さんや、「ヤブデマリ」さんと同じように装飾花が目立ちます。
カンボク
装飾花に囲まれて、小花が咲いています。