忍者ブログ

web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

花の期間は短くて

3月8日(日)
名前がつけられた、出雲市(旧佐田町)の自生地では、盗掘や生育環境の悪化で個体数が激減した「イズモコバイモ」。川本町の公開自生地では、だんだん開花株が増えてきています。見頃は来週末ぐらいでしょうか。

イズモコバイモ
イズモコバイモ(出雲小貝母)
ユリ科

本当に可愛らしい植物です。この「イズモコバイモ」もスプリング・エフェメラル。早春に早く花を咲かせ、夏までに地上部は枯れ、鱗茎は休眠します。光合成で養分を作る期間が短いため、実生から花が咲くまで4~5年かかります。

帰りに気になる花の様子を見に行きました。ここは、大田市「大江高山」の近くです。「大江高山」にも咲くのですが、稜線上はまだ寒くて咲いていないでしょう。
ミスミソウ

ミスミソウ
ミスミソウ(三角草)
キンポウゲ科

出雲北山にも自生地があります。もうそろそろ、様子を見に行こうかな。
PR

春のにほひ

ヒサカキ雄花
ヒサカキ(非榊、姫榊)
ツバキ科

今日は、「地形図を読む」研修会。早めにサンレイクに着いたので、建物の周りの林を散策したら、独特のにほひが・・・。やはり咲いていました。
ヒサカキの 春を告げる にほひかな

啓蟄に・・・

3月6日(金)
今日は啓蟄、でも虫が出て飛び回りそうな天気ではありませんでしたね。そんな悪天候でも出掛けて、花の写真が撮りたい病人の花奇行です。廻った場所は、玉湯町、八雲町、伯太町です。

ナガハシスミレ
ナガハシスミレ(長嘴菫)
スミレ科

まず、先日(2日)に見た玉湯町の「ナガハシスミレ」さんに再会です。(画像の株ではありませんが)2日の記事で「ナガハシスミレ」の送粉者「ビロードツリアブ」について触れていますが、昨年撮影した画像がありました。
ビロードツリアブ
ビロードツリアブ(天鵞絨吊虻)
ハエ目ツリアブ科

この画像で分かるでしょうか?頭の先から注射針のような、ストローのような長い口吻が突き出ているのが。この長ーい口吻を「ナガハシスミレ」の花に差し入れて蜜を吸うのです。このときに、「ビロードツリアブ」の口吻や頭に花粉が付いて他の株に運ばれます。

続いて向かった場所は松江市八雲町に鎮座する「天狗山」の麓です。「天狗山」といえば、当連絡協議会の登山交流会で訪れて以来、久方ぶりに訪ねました。
セリバオウレン

セリバオウレン
セリバオウレン(芹葉黄蓮)
キンポウゲ科

この時期に此処に来たのは初めてで、林道沿いにこんなに沢山の「セリバオウレン」があるとは

林道をしばらく歩くと、懐かしい?「天狗山登山口」の道標が見えてきました。林道から離れて沢沿いの登山道が伸びています。少しだけ入って、沢のほうを見たら、岩上に黄緑色の植物が・・・もしやと目を凝らすと、
サンインシロガネソウ
サンインシロガネソウ(山陰白銀草)
キンポウゲ科

「サンインシロガネソウ」!!あることは知っていましたが、もう咲き出しているとは。「カタクリ」の咲く頃、船通山に行くと、亀石・鳥上の両コースで沢山出逢えますよね。

今日は登る用意はしてないので此処で引き返し、伯太町を目指します。「鷹入りの滝」に向かいました。確か此処にも「サンインシロガネソウ」があったような・・・しかしながら、まだ早かったのか、単に記憶がこんがらがったただけなのか、見つかりませんでした。(後者の可能性が高い)でも、ちゃんと収穫がありました。
コチャルメルソウ
コチャルメルソウ(小哨吶草)
ユキノシタ科

咲き出した「コチャルメルソウ」です。大雪の後比較的暖かだったせいでしょうか?

コハクチョウ
コハクチョウ(小白鳥)
カモ目カモ科

帰り道では、田んぼの中で落穂を啄ばむ「コハクチョウ」さん。人馴れしてます。

食べ過ぎにご用心

ニワトコ
ニワトコ(接骨木)
スイカズラ科

先日、玉湯町の林道沿いで「ニワトコ」の芽吹いた物を見かけました。葉っぱが展開する前の新芽を食する事ができます。天ぷらにしたり、ゆでてあくを抜き、和え物にして頂きます。ただし、1人あたり2~3芽ですよ~。もともと薬草で緩下作用があり、食べ過ぎると・・・お腹を下してしまいます。

玉湯町で

3月2日(月)
花情報が飛び交う今日この頃、「ナガハシスミレ」さんが咲いていたと云う記事をいつも伺うHPで見つけ、いてもたってもいられず、玉湯町大谷地区へ出掛けました。(病気)
林道「大谷東線」の入り口に車を停めて、道の脇を何気に見たら「ナガハシスミレ」さん。

ナガハシスミレ
ナガハシスミレ(長嘴菫)
スミレ科
ナガハシスミレ

タチツボスミレの仲間ですが、上の画像のように距が長~いのです。(別名、天狗菫)なんでこんなに長いのか?
距と呼ばれる部位を持つ花はそこに蜜を溜めています。(ツリフネソウ、トキワイカリソウ等)蜜は植物が鳥や虫に送粉してもらうために用意したもの。その蜜を舐めようと色々な虫がやってきます。中には蜜だけ舐めて送粉しない虫もいます。そこで植物は花の形、色、咲き方を変えて来て欲しい(送粉してくれる)虫を選択してきました。
で、「ナガハシスミレ」です。「花と昆虫がつくる自然」(田中 肇 著)という本に「ナガハシスミレ」の送粉者は「ビロードツリアブ」と記載されていました。この「ビロードツリアブ」と云う虫は春の早いうちから活動していて、何回か山野で見かけたことがありますが、確かに口吻がストローのように長いです。虫と虫媒花の関係、調べると面白いですね。

川本で

3月1日(日)
今日から3月、川本町で「イズモコバイモ祭り」が始まるというので、出掛けて来ました。しかし公開自生地では、蕾が固い株ばかりで見頃を迎えるのは、3月半ばでしょうか。「ユキワリイチゲ」の公開自生地は開花株が見れます。

ユキワリイチゲ
ユキワリイチゲ(雪割一華)
キンポウゲ科
此処は、11:30~14:00位の時間帯に花が開いているそうです(晴れてる時)。

今日の本当の目当ては、川本町の知人の案内で「ネコノメソウ」の仲間を見ることでした。知人のフィールドでは、「ネコノメソウ」「ヤマネコノメソウ」「シロバナネコノメソウ」「コガネネコノメソウ」「ボタンネコノメソウ」「サンインネコノメソウ」が見れるそうです。(まだ「ヤマネコノメソウ」以外は咲いていません。「シロバナネコノメソウ」はもうじき開花しそう。)そして、「イワネコノメソウ」が見頃でした。初めて見る小さな花に興奮。
イワネコノメソウ
イワネコノメソウ(岩猫の目草)
ユキノシタ科

ユキワリイチゲ(立久恵)・セリバオウレン(奥出雲)

2月28日(土)
2月最後の日、良い天気になったので、立久恵峡の「ユキワリイチゲ」さんに逢ひにいった。(お日様がユキワリイチゲを照らす10:00~14:00位が良いです。)

開花
日光を浴びて気温が上昇しだすと開花です。

ユキワリイチゲ
ユキワリイチゲ(雪割一華)
キンポウゲ科


立久恵峡でユキワリイチゲを堪能した後、奥出雲へと向かいました。「セリバオウレン」さんに逢うためです。(2月26日の記事で「セリバオウレン」を「スプリング・エフェメラル」と紹介しましたが、「セリバオウレン」は葉っぱが一年中見られるので、厳密に言うと「スプリング・エフェメラル」に当てはまりません。失礼しました。)
雪解け後の斜面に沢山可愛い花を咲かせています。

セリバオウレン

セリバオウレン

セリバオウレン
セリバオウレン(芹葉黄蓮)
キンポウゲ科

セリバオウレンは雌雄異株で上の画像はすべて、雄花をつけています。雌花は見つけられませんでしたが、両性花はありました。
セリバオウレン
画像の右上の花は、雄蕊の中に緑色の雌蕊が見えています。
セリバオウレン
こちらの画像が解り易いですね。

「セリバオウレン」を撮影していたら、ぶん、ぶん、ぶん、と羽音が。
訪花中
 ブン、ブン、ブン、蜂が飛ぶ 

スプリング・エフェメラル

「セツブンソウ」の自生地で知られる「総領町」、此処にはその他にも可憐な春の妖精が咲く。「スプリング・エフェメラル」とも呼ばれる春植物の続報です。

セリバオウレン

セリバオウレン
セリバオウレン(芹葉黄連)
キンポウゲ科

「セリバオウレン」葉っぱも花も繊細な造りです。上の2枚の画像のうち下側の画像は雄花です。咲き始めの花の雄蕊は花の中心に集まっていますが、外側から徐々に熟し開いていきます。

セツブンソウ
セツブンソウ(節分草)
キンポウゲ科

14日に訪れた自生地はピークを過ぎていました。別の自生地を訪ねたら、木漏れ日のスポットライトの中に浮かび上がった「セツブンソウ」。


総領町のお隣の「東城町」、そこに「帝釈宇山」と云う所がありますが、そこの一軒の民家の後に「ミチノクフクジュソウ」の自生地があります。そこのご主人が管理をされているので、毎年元気な姿を見ることが出来ます。
ミチノクフクジュソウ

ミチノクフクジュソウ
ミチノクフクジュソウ(陸奥福寿草)
キンポウゲ科

春を告げる草花

2月14日(土)
今日から、総領町では「セツブンソウ」自生地の公開が始まり、待ちかねていた私も早速、見に行きました。まだ、公開地は一箇所ですが、暖かい日が続いたためか、沢山花を咲かせていました。

セツブンソウ

セツブンソウ
セツブンソウ(節分草)
キンポウゲ科
総領町の宝物「セツブンソウ」の自生地のうち、公開されるのは7箇所で、公開期間は3月15日までです。

総領町を後にして、新見市に向かいました。「無明谷」という石灰岩の崖の間に沢山の野草が咲くのです。県道が通じているので、時折通過する車に気をつけて歩くと、セツブンソウがちらほら見えます。総領町の公開自生地のように、草刈などで管理されているのと違い、まさにそこで逞しく生きている姿を見ることが出来ます。
此処で一番多く見ることが出来るのは、「ケスハマソウ」です。「ミスミソウ」と同じキンポウゲ科の草花です。
ケスハマソウ
ケスハマソウ(毛洲浜草)
キンポウゲ科
上の画像で花の後に写っている根生葉が「ミスミソウ」のように尖りません。此処で見られる「ケスハマソウ」はほとんど白花で、稀に下の画像のような淡紅色を帯びるものがあります。
ケスハマソウ


立久恵でも咲き出していましたが、此処でも「ユキワリイチゲ」は花を咲かせていました。
ユキワリイチゲ

ユキワリイチゲ
ユキワリイチゲ(雪割一華)
キンポウゲ科

立春に

2月4日(水)
今日は立春。穏やかな日でした。立久恵峡が気になっていたので、出掛けてみました。


コショウノキ
コショウノキ(胡椒の木)
ジンチョウゲ科

「不老橋」を渡ってすぐにある、「コショウノキ」さんは花が咲き出しました。

ヤマアイ
ヤマアイ(山藍)
トウダイグサ科

「ヤマアイ」さんは、やはり咲いてました。雄株です。まだ、雌株の写真が撮れていません。(^^;

ユキワリイチゲ
ユキワリイチゲ(雪割一華)
キンポウゲ科

まさか、咲いているとは思いもしませんでした。一株だけ花をつけていた「ユキワリイチゲ」さんです。他の株には蕾さえ準備されていないのに何故?