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「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

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久々の更新

1月20日(火)
今日の日中は、大寒とは思えぬほど穏やかで暖かでした。ずっとコタツムリ(炬燵守)になっていた私も、季節の花を愛でようと遠出です。目的地は、益田市鎌手海岸。もうおわかりですね。ニホンズイセンの大群落で有名ですよね。

案内板

唐音(からおと)蛇岩と呼ばれる国指定の天然記念物の脇にものすごい数の水仙。
ニホンズイセン

ニホンズイセン
ニホンズイセン(日本水仙)
ヒガンバナ科
あたり一面甘い香りが漂って、いい気分。そっと画像に鼻を近づけてみましょう。    (貴方のパソコンの臭いがするでしょう。)

夢中で撮影していたら、近くに雌の紋付さんがいらっしゃいました。
ジョウビタキ ♀
ジョウビタキ(尉鶲、常鶲)
スズメ目ヒタキ科
なんとなく、紋付さんの表情がうっとりしているように見えました。
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小さい坊や

シャシャンボ
シャシャンボ(小小ん坊)
ツツジ科

直径5mm前後の可愛らしい実をたわわにつけている「シャシャンボ」さんです。甘酸っぱい実は生でも食べられますが、ジャムを作ろうと沢山採りました。(もちろん、鳥のために残してありますが)ナツハゼと違う食感ですよ。

野菊の季節2

11月に入って、段々と花をつけた植物が少なくなってきましたね。そんな中でも、何とか残っているキク科の方たちです。
ホソバワダン
ホソバワダン(細葉海菜)
キク科
面白い名前です。「ホソバ」は「細葉」、「ワダン」とは何か?調べてみたら「ワタナ」が訛ったものらしい。「ワタナ」とは何か?「ワタ」とは「海」の古語、「ナ」は「菜」と云ふ事であります。沖縄地方では葉っぱを食材として利用するそうです。「海の菜っ葉」と云ふ事です。

ヤクシソウ
ヤクシソウ(薬師草)
キク科
前出の「ホソバワダン」さんによく似た花を咲かす「ヤクシソウ」さんです。

オッタチカンギク
オッタチカンギク(乙立寒菊)
キク科
「シマカンギク」さんの変種と云ふ事ですが、「シマカンギク」さんを確認したことがありませぬ。(^^;)

ヨメナ
ヨメナ(嫁菜)
キク科
昨年、撮影した場所で再会です。
野菊の中でいちばん好きです。

野菊の季節

いよいよ10月も終わり、今年も残すところ2ヶ月。そんな秋深くなった野辺を彩る野菊さん達に逢いに行きました。

シロヨメナ
シロヨメナ(白嫁菜)
キク科
先ずは白い舌状花の目立つ「シロヨメナ」さんです。似た花に「シラヤマギク」さんがいらっしゃいますが、シラヤマギクさんは葉柄に翼があるのでそこが見分けのポイントです。

リュウノウギク

リュウノウギク
リュウノウギク(竜脳菊)
キク科
これまた白い舌状花の「リュウノウギク」さんです。葉っぱを揉んでかずむと樟脳に似たよいかほりがしまする。

サンインギク

サンインギク
サンインギク(山陰菊)
キク科
島根県では石見部の沿岸よりの地域で見られる「サンインギク」さんです。黄色の頭花がかわいいですね。

ダルマギク

ダルマギク
ダルマギク(達磨菊)
キク科
この「ダルマギク」さんに逢うためだけに益田市までドライブしました。でも厳しい環境下で精一杯、綺麗な花を咲かせる姿に大感激。

オケラ
オケラ(朮)
キク科

木漏れ日の 
なかにスックと
朮咲く
 

大根草

ダイコンソウ
ダイコンソウ(大根草)
バラ科
もう果実をつけている株がほとんどですが、この一群れに一つだけ花を見つけました。

草むらに 名残の一輪 大根草
 

桜蓼

先月(9月)の最終記事で、シロバナサクラタデの雌株を探すと言って出掛けてきましたが、見つけることが出来ませんでした。どなたか見つけられましたら、ご一報ください。よろしくです。

サクラタデ
サクラタデ(桜蓼)
タデ科
上の画像は「サクラタデ」さんです。「シロバナサクラタデ」さんの近くで咲いていました。こちらも雌雄異株です。上の画像では花被片より長く突き出ている雌蕊があるので雌株です。残念ながらこの一群れに雄株は見つかりませんでした。

数珠玉

ジュズダマ
ジュズダマ(数珠玉)
イネ科
田んぼの排水路の脇に生えていた「ジュズダマ」さんです。熟した実はお手玉の中身に使われたりしますが、「ハトムギ」さんの原種だそうで薬用にもなります。
ジュズダマ
雌花です。

秋の名花

残暑の厳しさも和らいできた昨今、秋を感じさせる花に逢うため、中国山地へ向かいました。
アケボノソウ
アケボノソウ(曙草)
リンドウ科
まずは、「アケボノソウ」さんの登場です。花びらの丸い斑点を夜明け前の空にみたてて、曙と名づけたとか。大きい黄緑色の斑点は太陽と月、小さな黒い斑点を星となぞらえたのでしょうか?ちなみに黄緑色の部分は蜜腺で、よく蟻がたかっています。

ツルリンドウ
ツルリンドウ(蔓竜胆)
リンドウ科
日当たりの良い草地に咲く、リンドウや、フデリンドウは、鮮やかな青い花が印象に残りますが、この「ツルリンドウ」さんは淡く優しい色合いで秋の訪れを告げています。晩秋には、はっと息を呑むような綺麗な実を結びます。

クロバナヒキオコシ
クロバナヒキオコシ(黒花引起こし)
シソ科
小さくても濃い紫色の花は、鮮烈に私の脳裏に刻み込まれている。
(な~に格好つけちょらっしゃーや)

ウメバチソウ

ウメバチソウ

ウメバチソウ
ウメバチソウ(梅鉢草)
ユキノシタ科
なんと繊細な花の作りでしょうか。ため息が出てしまいます。ハァ~

マツムシソウ
マツムシソウ(松虫草)
マツムシソウ科
秋の草原を彩る「マツムシソウ」さん。少しでも風が吹くとゆらゆら揺れて撮りづらいんですが、今回はアシスタントの「ウラギンヒョウモン」さんが重しになって下さいました。
マツムシソウ

蔓植物

センニンソウ
センニンソウ(仙人草)
キンポウゲ科
以前に紹介した「ボタンヅル」に似た花をつけます。葉っぱは切れ込まないので、その点で見分けられます。
センニンソウ

ツルマメ
ツルマメ(蔓豆)
マメ科
大豆は、この「ツルマメ」から改良されて出来たそうです。実が熟したら食べてみよう。

クズ
クズ(葛)
マメ科
島根県自然観察指導員連絡協議会の機関紙「おとしぶみ 45号」にクズについて書かれた記事が載っていますが、旺盛な生命力で繁茂し各地で有害植物として、扱われています。秋の七草に詠まれたときは、牧畜の飼料や蔓を使った民具、葛粉の採取など多種に利用され、繁茂することは無かったのでしょう。「花が綺麗なことが唯一の美点」、などと云ったらあまりにも身勝手で酷い、言い方ですね。

ツルニンジン
ツルニンジン(蔓人参)
キキョウ科
別名、「ジイソブ(爺蕎)」です。ソブとは木曾地方の方言で「そばかす」の事。「お爺さんのそばかす」という事ですね。花にある斑点をそういう風に見立てたとか。対する「バアソブ(婆蕎)」という植物もありますが、観てみたいですね。