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web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

三瓶北の原 花便り 17

5月7日(木)

怒涛の大型連休が終わり、静かな高原の朝が戻ってきた「三瓶北の原」。 白い花をつける木々が多く見られるようになってきました。 新緑のなかの白い花は、遠くからも良く見え、おそらくポリネーター(送粉者:花粉を運んでくれる虫や鳥など)にも、しっかり花の在り処がわかるでしょう。






アズキナシ(小豆梨)
バラ科

小豆ぐらいの大きさの梨果をつけることが由来です。 以前、果実を食したことがありますが甘みがあまりなく、食感もあまり良くありませんでした。 調べたら果実酒に利用できるようです。






コバノガマズミ(小葉の莢迷)
スイカズラ科

「ミヤマガマズミ」や、「ガマズミ」の葉っぱと違い、葉の両面に毛が密生しており手触りが良く(あくまでも私個人の意見です)、 特に若葉のものを触るのが好きです。







ミズキ(水木)
ミズキ科

この様に上向きの小さな白い花を密につける花には、カミキリムシやハナムグリの仲間がよくやってきます。飛ぶことがあまり得意ではない甲虫類でも、花に上手く着地しやすいのです。

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