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web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

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フォローアップ研修会

10月30日(日)
斐川環境学習館(アース館)に於いて、自然観察指導員のフォローアップ研修会が行われた。 内容は植物の種子散布の方法について学ぶものだった。 まず、講師のS君が数種類の種子を参加者に配り、その種子がどのようにして散布されるのか、分ける事から始まった。 風により散布されるもの、動物に引っ付いて散布されるもの、動物の採食行動をうまく利用して散布されるもの、蟻により散布されるもの、自力で散布されるものといった具合に分けて、個々の種をじっくり観察した。
昼食をはさんで午後からは、近くの三本松公園に移動し色々な植物の種や果実を探して歩き回った。



いざ、出発



これはね・・・・・


クサギの実
クサギ(臭木)
クマツヅラ科


ノササゲ
ノササゲ(野大角豆)
マメ科


ヒヨドリバナ
ヒヨドリバナ(鵯花)
キク科
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鳥取・島根交流登山会

お待たせしました。つづきです。

辛い木段が出始めると、先頭と最後尾の差がど~んとついて、追いつこうにも足が上がらず上がるのは息ばかり。 もちろん「あきあかね」は最後尾の方。 急ぎながらも何とか写真を撮ろうと頑張るが、呼吸が荒いのでピントが合わせづらい。 手間取っているうち、また先頭と離れていく~。 


スッポンタケ
スッポンタケ(鼈茸)
スッポンタケ科
この形、なにやら親近感がありました。


アツミカンアオイ
アツミカンアオイ
ウマノスズクサ科


クロモジ
クロモジ(黒文字)
クスノキ科


ダンコウバイ
ダンコウバイ(壇香梅)
クスノキ科


タムシバ

タムシバ
タムシバ(噛柴)
モクレン科


オオカメノキ
オオカメノキ(大亀の木)
スイカズラ科


クロソヨゴ
クロソヨゴ(黒冬青)
モチノキ科


ブナ
ブナ(橅)
ブナ科


ツルシキミ
ツルシキミ(蔓樒)
ミカン科


ノササゲ
ノササゲ(野大角豆)
マメ科


リョウブ
リョウブ(令法)
リョウブ科


アスナロ
アスナロ(翌檜)
ヒノキ科
山頂近くに、「アスナロ」が、列状に並んで立っていた。どうやら境界の目印に植えられた物らしい。


ツノハシバミ
ツノハシバミ(角榛)
カバノキ科


ごっつぉ
山頂に着くと、なんと鍋が準備されていて、キノコ汁が振舞われ、最高の昼食となった。気になっていた白い大きな箱は食材運搬用だったのである。


ムラサキマユミ
ムラサキマユミ(紫真弓)
ニシキギ科


ナガバノコウヤボウキ
ナガバノコウヤボウキ(長葉の高野箒)
キク科




まだまだ、たくさんの樹々を観ながら下っていきました。 やがて、

げげっ、山頂から7キロもあったなんて

ここから、4台のタクシーで、約1時間、安蔵森林公園の駐車場まで戻り、閉会式の後、記念写真を撮影し、解散となりました。
 
鳥取の皆様、大変お世話になりました。 そしてありがとうございました。

鳥取・島根交流登山会

え~交流登山会報告のつづきです。


11月14日(日)
7時過ぎに寝床から這い出したが、少し頭が重い。軽い二日酔いの症状である。 着替えて顔を洗い、朝食を食べに別棟のケビンに行こうと外に出た。 相変わらず黄砂の影響で遠くが見えない。 朝食はご飯に漬物、サラダそして「カニ入り」味噌汁。まいなぁ。

朝食を終え、改めて宿舎を眺める(夕べは暗くて、わからんかったので)

ケビン


身支度を整え、駐車場に行くと当日のみ参加される鳥取の指導員さん2名が来ておられた。

8時ちょい過ぎ、総勢16名で交流登山の始まり。

出発
大きな白い箱を背負った方がいらっしゃいます。何が入っているのか気になるでしょ。


登山口ではない。
しばらく歩くとこんな標識がっ。 まだ登山口では無いと云ふことです。


最初は楽な道
紅い「ウリハダカエデ」、黄色い「イタヤカエデ」の中を歩いていきます。 S君曰く「アカイタヤだ」


何度かの軽いアップダウンをしながら、いよいよ最初の急登が始まります。 が、その前に、こんな看板がありました。
代表的な樹種


つづく。(え~っ、またぁ、えらい引っ張るな)

鳥取・島根交流登山会

遅くなりましたが、11月13日~14日に行われた「鳥取・島根交流登山会 at 鷲峰山」の報告をいたします。


訳あって「あきあかね」を含む後発隊5人は東出雲に全員集合したのが、15時10分過ぎ、そして15時15分ごろ東出雲を出発。
現地のケビンに到着したのは、集合時間(17時)を大幅に遅れ18時過ぎ。(先発のNYさんは、早めに到着し、鳥取のスタッフの方の手伝いをしてくださった。)鳥取の皆様申し訳ございません。

我々の到着を待っていただいて直ぐに宴に突入。飲んだり食べたりの合間に明日の行程の説明があったが、用意してくださったご馳走に集中していた「あきあかね」(困ったものだ)

鍋1

鍋2

鍋3

ぶれた画像でわかるように酔っ払っている「あきあかね」だが、3種類の鍋がこしらえてあった事はわかったらしい。その他にも「かに味噌」が甲羅に盛ってあったり、「マコモダケ」の炒め物が出たり、すごい。
マコモダケ
マコモダケの炒め物



宴が済んで寝入ったのが何時か憶えていない・・・・・。

つづく

登山観察会 at 大神ヶ岳

6月13日(日)
前日の夕方、宿に入り、「宴」を行い、寝る。 未明に土砂降り?の雨音を聞く。
朝から雨です。 憂鬱になりながら、準備を始める。 それでも宿を出発する頃には、雨足は弱まり、降ったり止んだりを繰り返すようになる。
 
「よしっ 大神ヶ岳だけのピストンにしよう

9名で大神ヶ岳の頂を目指す。暑くないので下見のときより快適だ。
登山中


 先週の下見のとき、花だった「ハスノハイチゴ」は、集合果が出来始めていて、その大きさに一同「」。

山頂付近は、風が強く、眺望もきかないので、集合写真を撮影後、直ちに下山開始。

登山口の駐車場で、昼食を摂った。 昼食後、林道を引き返しながら、道中で車を停めて植物の観察をして、林道入り口近くで解散。 強い雨にもあわず、全員無事に帰途についた。


ヤブデマリ
ヤブデマリ(藪手毬)
スイカズラ科


?イバラ
何イバラでしょうか? 


ヤグルマソウ

ヤグルマソウ
ヤグルマソウ(矢車草)
ユキノシタ科



大神ヶ岳山頂にて

五感を使って自然観察

5月30日(日)
日本自然保護協会が企画した「全国一斉自然かんさつ会」に、エントリーした「五感を使って自然観察」を東出雲町の上意東地区に於いて実施しました。参加者は子どもを含む6名で、「京羅木山・星上山ハイキングコース」の一部を歩きました。およそ2時間の道草感覚の観察会でしたが、参加者の方からの自然体験の話も聞く事ができ、楽しいひとときが過ごせました。


ユキノシタ
ユキノシタ(雪の下)
ユキノシタ科
山菜・民間薬として馴染み深い「ユキノシタ」さん。 参加者の一人は、この方の葉っぱを生で食したことがあるとか。天ぷらでしか食べたことがない私には味が想像できませぬ。

ハンショウヅル
ハンショウヅル(半鐘蔓)
キンポウゲ科
今年、初見の「ハンショウヅル」さんの花。 この方も、「クレマティス」です。

鳥取・島根交流登山会at安蔵寺山 その後

9月20日(日)
安蔵寺山を下山した、鳥取県の指導員の方々6名の内、2名は翌日のオプション山行にも参加されるということで、スタッフとともにお宿へ。そして、またもや大宴会(後夜祭)に突入。(皆さんタフだわ)


9月21日(月・祝)
本日のオプション山行は、「鈴ノ大谷山」です。昨夜の疲れも見せず、集合場所(道の駅かきのきむら)へ。津和野のTさんが、待っておられました。総勢6名で登山口に向けて移動です。

入江谷林道をかなり入ったところに登山口があります。林道沿いにぽつぽつ見られた「アケボノソウ」が、登山口周辺にまとまっています。

アケボノソウ
アケボノソウ(曙草)
リンドウ科


最初の内は薄暗い植林地の中を進みます。林床には、コガクウツギが沢山見られ、ヒキオコシの仲間が花をつけています。ガンクビソウ、ヤブタバコなどの花々が見られました。と、見慣れぬ花がありました。
シュウブンソウ
シュウブンソウ(秋分草)
キク科
調べてみると、「シュウブンソウ」。別に珍しい花ではありませんが、今まで出逢う機会がありませんでした。
此処からしばらく行くと道は勾配がきつくなってきます。虎ロープも現れました。雨が降っていたらとても困難な道になりました。写真を撮る余裕もなく、「ミヤマママコナ」の群落を素通りします。いったん道は平坦になり、少しダウン・アップします。此処には、「イワカガミ」の葉っぱが沢山。さて、またもや急登が現れますが、此処を頑張れば、山頂です。

しばし休憩し、下山。登山口まであっという間でした。時間に猶予があったので、別の林道へ・・・、羊歯好きのスタッフS君が逢いたがっていた。「ヘイケイヌワラビ」を探しにいきました。

ヘイケイヌワラビ
ヘイケイヌワラビ
イワデンダ科
とても綺麗な羊歯の一つです。他の参加者も初めて見る羊歯に満足。

「道の駅かきのきむら」へ戻り、Tさんとお別れ。鳥取の方々を日原駅にお送りし、帰路につきました。

鳥取・島根交流登山会at安蔵寺山

今回で三回目となりました「鳥取・島根指導員交流登山会」。昨年は「氷ノ山」にお招き頂きました。今年は島根が招待する番です。選んだ山は「安蔵寺山」。島根県内の山では、県境沿いを除いて「最高峰」と云われる山です。

9月19日(土)
舞台となる安蔵寺山は、島根県の西の果て?ですので、遠方から来ていただく鳥取の指導員の皆様には日帰りは厳しいので、前泊をして頂くことに。用意したお宿は「高尻川リバーサイドログハウス村」です。
お宿
20人泊まれる大きなお宿

全員が集まるとすぐに宴(前夜祭)に突入。津和野から参加のM氏より、「猪肉」の差し入れもあり、ビールが進む。
ごっつぉ
今夜は鍋です。


9月20日(日)
安蔵寺山には、幾つかの登頂ルートがありますが、今回は最長ルートの日原の奥谷から登ります。奥谷の駐車場は車が20台ぐらいは停めることが出来、きれいなトイレもあります。


色々な植物に出逢いながらの山歩きです。ミズヒキやアキチョウジといったポピュラーなものから、オオマルバノテンニンソウといった何処にでもないものまで、目を楽しませてくれます。
オオマルバノテンニンソウ
オオマルバノテンニンソウ(大丸葉の天人草)
シソ科

ノブキ
ノブキ(野蕗)
キク科

チヂミザサ
チヂミザサ(縮み笹)
イネ科

コバノフユイチゴ
コバノフユイチゴ(小葉の冬苺)
バラ科


この奥谷からのルートの見ものは、ちょうどこのルートの中間点付近にある樹齢600年以上のミズナラの巨樹です。
楢太郎
「楢太郎」という愛称で呼ばれ、地元の人のみならずハイカーたちにも愛されている古樹ですが、残念な事に「カシノナガキクイムシ」に被害を受けて痛々しい姿になっています。

3~4回のアップダウンを繰り返し、全員無事登頂を果たしました。山頂での集合写真を撮ったあと、参加者の一人のトレッキングシューズになにやら黒くうごめく物体が・・・
ヒメオオクワガタ
ヒメオオクワガタ(姫大鍬形)
クワガタムシ科


爽やかな秋晴れの下、安蔵寺山を満喫しました。来年は鳥取県の何処の山に招待されるのか?楽しみです。

中国五県交流会

先月(8月)の29~30日に、山口県錦町に於いて、NACS-J自然観察指導員中国地区交流会が開催されました。島根県からは14名の参加でおおいに会を盛り上げました。

8月29日(土)
受付

受付および開会式は、道の駅「ピュアラインにしき」にて行われ、山口県の黒田会長の挨拶の後、『山口県のコウモリ』と題した山岡郁雄先生の講演がありました。
講演

講演のあと、少し車で移動し、コウモリの観察です。以前、錦町から島根県の日原町に向かって鉄道を通す計画があったそうで、その名残のトンネルが何箇所か残っています。そのトンネルをコウモリがねぐらとして利用しています。
トンネル

観察を終えると本日のお宿「深谷峡温泉 清流の里」へ。
お宿
宿の傍らには深谷川の流れがあり、心地よい水音に包まれています。
川の流れ

温泉で汗を流し、夕食の前にもう一つ『西中国山地のヤマネとモモンガ』と題された、田中浩先生の講演を拝聴します。


講演が終わるといよいよ夕食&宴に突入~
夕食

宴は25時ぐらいまで続いたとか

8月30日(日)
さて、本日は寂地峡へ移動し植物観察と動物観察の二班に分かれて観察会です。私はやはり植物観察のほうへ。(動物観察の記事は、機関紙「おとしぶみ 76号」をご覧ください)
ミヤマママコナ
ミヤマママコナ(深山飯子菜)
ゴマノハグサ科

ハクウンボク
ハクウンボク(白雲木)
エゴノキ科

ヤマシグレ
ヤマシグレ
スイカズラ科

オオマルバノテンニンソウ
オオマルバノテンニンソウ(大丸葉の天人草)
シソ科


観察会を終え、閉会式のあと記念写真を撮影、来年の再会を誓って山口県を後にしました。

登山交流会 at 吾妻山

5月31日(日)
今回で10回目となる登山交流会を、奥出雲町と比和町の境に鎮座する「吾妻山」にて開催しました。スタッフ込みで12名の参加者は奥出雲町の大峠から吾妻山を目指します。

霧の立ち込める山道をゆっくり歩きながら、鳥の歌声に耳を澄ませ、足元の小さな草花や羊歯類、木々の花などに挨拶をします。

大膳原まで歩くと見えるはずの吾妻山は、霧の中。でも、参加者の心の目には映っていたことでしょう。

吾妻山山頂には、予定通り1時間遅れの13時に到着。広島県側の池の原の景色は見ることが出来ました。山頂での大休止の間だけは、暖かな日差しに包まれホット一息。

再び霧の中の大膳原を歩いて「大膳原野営場」に立ち寄ると林床に「マイヅルソウ」の群落。

大峠駐車場に15時には着きました。大汗をかくこともなく、快適な交流会でした。(意見には個人差があります。)


アカモノ

アカモノ
アカモノ(赤物)
ツツジ科
大膳原から吾妻山登山道で沢山見ることが出来ました。

サワフタギ
サワフタギ(沢塞木)
ハイノキ科
別名「瑠璃実の牛殺し」は、木の質が粘り強いので曲げて牛の”はなぐり”に用いた事から名づけられました。

猫バス
シロシタホタルガ(白下蛍蛾)
鱗翅目マダラガ科
サワフタギを食草にしている「シロシタホタルガ」の幼虫。仲間内では「猫バス」と云う名で親しまれています。

タチシオデ
タチシオデ(立牛尾菜)
ユリ科
新芽の頃に摘み取って、茹でてマヨネーズをつけて頂きま~す。アスパラガスと同じ食感だそうです。

ナツアサドリ
ナツアサドリ(夏朝取)
グミ科
「アサドリ(朝取)」とは、岡山県でのグミの仲間の呼び名で、初夏に実が熟すので「ナツアサドリ(夏朝取)」と呼ばれます。島根県内ではなかなかお目にかかれません。

マイヅルソウ
マイヅルソウ(舞鶴草)
ユリ科
吾妻山山頂にもいらっしゃいましたが、大膳原野営場に群落があります。

オオルリ
オオルリ(大瑠璃)
スズメ目ヒタキ科

帰り道では、「オオルリ」に見送られて嬉しかったです。
        
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