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web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

鳥取・島根自然観察指導員登山交流会at氷ノ山

11月2日(日)
明けて今日はいよいよ、氷ノ山(1,510m)へ登るんです。朝食を済ませ、「ヒュッテ白樺」を後に。車で3分のところにある「響きの森」駐車場へ移動。此処から総勢13名が「清末さん」のガイドで山頂を目指します。ちょんぼし林道を歩いて、

仙谷登山口
仙谷登山コースへ、スキーゲレンデを横切り、谷筋へと道は向かいます。この谷筋には、トチの巨木が多いです。
トチノキ

黄紅葉

二箇所の鎖場を過ぎると、支尾根に取り付きます。このあたりは、若いブナが多いです。
若いブナ林

支尾根に取り付いてから、30分程で稜線に出ました。行く先には「甑岩(こしきいわ)」と呼ばれる岩峰が見えます。
こしき岩

捲き道があるのですが、岩を攀じる事に。少しスリルを味わいたい方はこちらへ。
こしき岩を攀じる

こしき岩を攀じる
甑岩を登り切ると程無く捲き道と合流、そして15分ぐらいで山頂到着です。(8:40にスタートして山頂に11:45に着きました。)

昼飯を食べ終えると、良くも悪くも名物となった「千年キャラボク」へと案内して頂きました。
千年キャラボク
厳しい環境下で生きてきた此処のキャラボクは年輪が緻密で1ミリの間に2~3の年輪が数えられるとか。1年に少しずつ成長してきたこの「千年キャラボク」は、それを観光資源として利用したい若桜町によって、周囲に生えていた「チシマザサ」を刈り取られ、上の画像のように良く見えるようになりました。ところが、当然のごとく風当たりも良くなり、冬季に雪にすっぽり包まれる事が少なくなったのです。外套の役目となっていた雪から出てしまった部分から、樹は傷み、枯れだしてきたのです。


山頂に戻ると、ものすごい数の人が。人気のある山なんですね。下山前に山頂非難小屋の前で、記念写真。
山頂非難小屋の前で

降りは氷ノ越コースです。緩やかな下りで膝に不安を抱えている御仁も大丈夫。
コマユミ

12:50に山頂を発って、14:50に「響きの森」駐車場へ。終日良い天気に恵まれ、皆、笑顔で感想を述べ解散。清末さんをはじめ鳥取のスタッフの皆様、「ヒュッテ白樺」の皆様、有難うございました。

来年は、島根県の何処の山で開催しましょうか?
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