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web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

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名前に山とつくもの

シラヤマギク
シラヤマギク(白山菊)
キク科

若芽は食用になるそうで、「ヨメナ(嫁菜)」に対して「ムコナ(婿菜)と呼ばれます。でも、「ヨメナ」ほど美味しくないそうです。



ヤマハッカ
ヤマハッカ(山薄荷)
シソ科

サヒメルのNさんによると、花の頃には、あまり匂いがせず、実を結ぶ頃に僅かに匂うそうです。かずんでみませう。



ヤマボウシ
ヤマボウシ(山法師)
ミズキ科

もう充分食べごろサインに色づいた「ヤマボウシ」の実。 小さい花をたくさんつけるのに、果実(集合果)の中には核(種)が1~5個が普通だそうです。確かに果実表面の柱頭痕の数に比べ、出てくる種子は少ないのだ。



ヤマコウバシ
ヤマコウバシ(山香ばし)
クスノキ科

サヒメルの前の「ヤマコウバシ」が実を結んでいた。 雌雄異株で日本に雄株はないのだけれど、雌株だけで果実をつけ種子を形成する事ができるのだ。植物が受粉や受精をしないで種子のない果実を作ることはよく知られている現象(単為結果)でトマト、ナス、ミカンなどの果実栽培では単為結果性の品種が栽培されている。日本のヤマコウバシはどのようにして受粉しないで種子を持つ果実を生らせる性質を獲得したのか、何故雄株は日本に自生しないのか、興味の尽きない気になる木だ。
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