201109/29 名前に山とつくもの 植物 0 シラヤマギク(白山菊)キク科若芽は食用になるそうで、「ヨメナ(嫁菜)」に対して「ムコナ(婿菜)と呼ばれます。でも、「ヨメナ」ほど美味しくないそうです。ヤマハッカ(山薄荷)シソ科サヒメルのNさんによると、花の頃には、あまり匂いがせず、実を結ぶ頃に僅かに匂うそうです。かずんでみませう。ヤマボウシ(山法師)ミズキ科もう充分食べごろサインに色づいた「ヤマボウシ」の実。 小さい花をたくさんつけるのに、果実(集合果)の中には核(種)が1~5個が普通だそうです。確かに果実表面の柱頭痕の数に比べ、出てくる種子は少ないのだ。ヤマコウバシ(山香ばし)クスノキ科サヒメルの前の「ヤマコウバシ」が実を結んでいた。 雌雄異株で日本に雄株はないのだけれど、雌株だけで果実をつけ種子を形成する事ができるのだ。植物が受粉や受精をしないで種子のない果実を作ることはよく知られている現象(単為結果)でトマト、ナス、ミカンなどの果実栽培では単為結果性の品種が栽培されている。日本のヤマコウバシはどのようにして受粉しないで種子を持つ果実を生らせる性質を獲得したのか、何故雄株は日本に自生しないのか、興味の尽きない気になる木だ。 PR