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web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

居候蜘蛛

シロガネイソウロウグモ
上の画像のモデルは「シロガネイソウロウグモ」と呼ばれる「ヒメグモ科」に属する蜘蛛です。 先日、サヒメルの回廊を「Oさん」と歩いていたさいに教えていただきました。漢字で書くと「白銀居候蜘蛛」となります。「白銀」とは上の画像では分かりにくいかもしれませんが、銀色のお腹が目立っていますので。では「居候」とは?
ジョロウグモ
実は「ジョロウグモ」の巣網に「居候」?しているんです。
シロガネイソウロウグモ
「ジョロウグモ」の食べ残しや「ジョロウグモ」が見向きもしない小さい獲物を食べて生きているそうです。体の大きさ2~4mm程なので、「ジョロウグモ」も気にかけていないようです。日本には数種類の「居候蜘蛛」がいるそうです。「シロガネイソウロウグモ」はおもに「ジョロウグモ」の巣に入るということです。小さい体では広くて大きな巣網はかけられませんよね。それで、体の大きな蜘蛛が張った網をちゃっかり利用して、生命をつなぎ、子作りもします。
これが、「シロガネイソウロウグモ」の卵嚢です。「ジョロウグモ」の巣網の片隅にぶら下がっています。
シロガネイソウロウグモ

蜘蛛に間借りする?蜘蛛がいたなんて
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