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web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

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ハイイロチョッキリ

今の季節、山道を歩くとよくドングリがついた枝が落ちているのを見かけます。 ま、山道でなくても「コナラ」や「クヌギ」があれば、その木の下を見てみましょう。 
北の原キャンプ場でも、たくさん枝が落ちています。 現在確認したものは、「クヌギ」「コナラ」「ミズナラ」の枝です。


クヌギ
クヌギ

コナラ
コナラ

ミズナラ
ミズナラ

どの枝も綺麗な切り口をしています。 何者がこんな事をするのか、ずっと姿を捜し求めていたのですが、先日キャンプ場内の「クヌギ」の木の下を歩いていたら、目の前に葉っぱとドングリのついた「クヌギ」の枝先が落ちてきたのです。 その枝を拾おうと手を伸ばしたら、小さいゾウムシのような昆虫が直ぐ脇に歩いていました。
捕まえて「クヌギ」のドングリに乗っけて写真を撮っている最中にどこかへ飛んでいきました。 サヒメルの学芸員さんに聞くと「ハイイロチョッキリ」という甲虫で、「クヌギ」や「コナラ」の未成熟なドングリに長い口吻で穴を開けそこへ卵を産みつけ、枝ごと切り落とすと云う事です。

ハイイロチョッキリ

ハイイロチョッキリ
ハイイロチョッキリ
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