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web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

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海端の植物

5月25日(火)
雨が降ったり止んだりの繰り返しのなか、静間町の海辺を散策? わざわざ悪天候に花を撮影しに行かなくても・・・と、思われるかも知れませぬが、花は待ってくれません。休日の空いた時間があれば、花に出逢いたい「あきあかね」です。


静間町の海辺の花といえば、「ハマナス」さんです。が、一輪見かけただけです。しかも、今日は「ハマナス」さんが目当てではないのです。

道脇の駐車スペースから、砂浜に降りていく途中にも色々な花々が咲いております。


ヒメウズ
ヒメウズ(姫烏頭)
キンポウゲ科
早春の花というイメージ(思い込み?)があるので、まだ花が見れたことに感動です。

ノヂシャ

ノヂシャ
ノヂシャ(野萵苣)
オミナエシ科
この方はヨーロッパ生まれの帰化植物で、欧米ではハーブとして栽培され、サラダに用いられるそうです。今度若菜を食してみませう。

ケキツネノボタン
ケキツネノボタン(毛狐の牡丹)
キンポウゲ科
えっ、「キツネノボタン」と何処が違うの? 「ケキツネノボタン」は痩果(そうか)(金平糖のような形の果実)の先っぽがあまり曲がらない。「キツネノボタン」は、痩果(そうか)の先っぽがくるっと曲がる。 そうか

ノアザミ
ノアザミ(野薊)
キク科
秋に咲く「薊」の仲間って見分けが難しいのですが、この時期咲くのはこの方だけなのです。たまに白花品も見かけます。

オオジシバリ

オオジシバリ
オオジシバリ(大地縛り)
キク科
地面を縛り付けているとは、見事なネーミングです。

ハマエンドウ
ハマエンドウ(浜豌豆)
マメ科
綺麗で可愛い花を見ていると、とてもそういう気にはならないのですが、食用になるんです。

ハマハタザオ
ハマハタザオ(浜旗竿)
アブラナ科
この砂浜ではたくさん見ることが出来ます。

ハマヒルガオ
ハマヒルガオ(浜昼顔)
ヒルガオ科
バックで白波が立っているのがわかりますか? 風もきつくてシャッタースピードをいつもより速く設定です。「ハマヒルガオ」さんも花がちぎれないかというほど煽られていました。

ハマウツボ
ハマウツボ(浜靫)
ハマウツボ科
お待たせしました。この方が今日の目的の花だったのです。葉緑素を持たない寄生植物で「カワラヨモギ」さんから栄養をもらって生きているのです。

さて、海岸から上がって車道を徘徊していると、
カジイチゴ
「クサイチゴ」さんに似たような花が咲いていました。さて、どなたでせう。
カジイチゴ
カジイチゴ(梶苺)
バラ科
やはり、キイチゴの仲間で「カジイチゴ」さんです。 この方の果実もやはり美味しいです。しかも厄介な棘がありません。此処の車道沿いに群生していらっしゃいます。でも、たくさん収穫してはいけませんよ。小鳥さんが、あてにしているはずですから。
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