201104/19 シリーズ 庭の住人 観察スポット 0 私の最も身近な自然観察フィールドは、家庭菜園や庭です。当ブログに使用した画像の中にもそこで写したものが結構あります。 これから時折、庭や家庭菜園に生息、または現れた動植物を紹介していこうと思います。トキワイカリソウ(常葉碇草)メギ科地上部の茎葉を葉のでそろう6月~7月に刈り採り、天日で乾燥し、細かく刻みます。これが生薬で淫羊霍(いんようかく)です、これは本来中国に産するイカリソウの仲間で「ホザキノイカリソウ」の漢名です。日本産のイカリソウは、和淫羊霍と呼んだ方が正解です。地上部を薬用としますが、茎には有効成分が少ないのでなるべく葉を用いるようにします。日本の民間薬として古くから、全草を用いていますが、効き目は中国産と同じといわれています。淫羊霍(いんようかく)という名は、ホザキノイカリソウを食べた羊が1日に100回も交尾するほど精力の強いところからつけられたそうです。イカリソウの地上部には、イカリインという成分が含まれています。このイカリインを用いての動物実験では、精液の分泌を促進する働きのあることが確認されています。強壮・強精剤の目的で利用されているのもうなずけますね。オオタチツボスミレ(大立坪菫)スミレ科何時ごろから、わが庭に出現したのか記憶にないのですが、徐々に生息域を拡げています。ヒメウズ(姫烏頭)キンポウゲ科小さくて目立たない植物ですが、私は妙に心惹かれる植物のひとつです。何故か「チンチンバナ」という別名があります。(^^♪クサイチゴ(草苺)バラ科「草」と名前についていますが、木苺の仲間です。あっさりした甘味の素朴な美味しさの果実が実るのが楽しみです。ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)バラ科木苺の仲間のうちで、ダントツの美味しい果実がなるんではないでしょうか? 生食はもちろん、ジャムにしても最高ウグイスカグラ(鶯神楽)スイカズラ科5年前に知人から苗をいただいて、地植えにしたものが今年は沢山の花をつけました。 この方の果実も美味しいですよ。 PR