10月19日(日)
昨夜の宴は、何時終わったのでしょう? 今日は、約9キロのトレッキングがあるのですが、朝食を食べに食堂へ入ってくる指導員さんの顔には昨夜の疲れは見えません(さすがですね)。 朝食には、カニの味噌汁が用意されていて、しかも、おかわりが出来ました。朝食を終えるといつもよりお腹がでたような・・・。さて、いよいよトレッキングの出発地点「川床」へ移動です。普段、川床へ向かう道は工事の為、大きく迂回して向かいます。それ故、大山の大きさを実感させられます。キッコウハグマ(亀甲羽熊)
キク科
川床から歩き出して程無く足元に、キッコウハグマが咲いておりました。上の画像をよく見てください。開いた花と、すらりとした蕾状の物がありますが、この開いていないのは、閉鎖花と呼ばれるもので花を開かずに自家受粉をする仕組みなのです。開放花で虫による受粉が出来なかったときの為に備えているんですね。上の画像では分かりにくいのですが、石畳の道が断続的に現れます。この道は、1600年頃(慶長年間)に造られたと説明がありました。大山寺に、倉吉・関金方面から牛馬を引いて通った道だとか。大休峠でトイレ休憩し、大休口で昼食。鳥取県スタッフの方が用意して下さった茸汁に舌鼓を打ち、疲れも吹き飛びます。終点の一向平(いっこうがなる)野営場を目指して歩を進めていくと段々と水音が大きくなってきました。そうです。「大山滝」までやって来たのです。滝見台までおり、滝を眺めていると、滝壺まで見に行く時間がとってあるじゃあーりませんか。木段と鎖を伝って降りるとすごい迫力
。ダイモンジソウ(大文字草)
ユキノシタ科
滝壺の近くの岩壁には、ダイモンジソウが、ゆらりゆらり。
「10人以上で渡らないで下さい。」と云う吊り橋を渡り、4百段ちょっとの木段を登り切ると、一向平はそう遠くない。今朝、川床を8:00に出発して一向平には14:30頃到着。一息ついて記念撮影。此処からバスで「とやま旅館」まで戻る前に、閉会式。鳥取県スタッフの皆さんの厚いおもてなしに感謝。だんだん、だんだん。 来年は山口県の何処かでお会いしましょう。