200904/07 嵩山~和久羅山 山行 0 4月5日(日)出雲・斐川方面から眺めると、寝仏のように見える「嵩山・和久羅山」。昨年末に、寝仏の胴体にあたる「嵩山」だけ登って、頭にあたる「和久羅山」が未踏のまま、心に引っかかっていた。松江の「Nさん」の案内で、「嵩山~和久羅山」を縦走することになった。寝仏の足の方になる嵩山の北側の登山口に移動し、歩き出すとすぐに「熊井の滝」がある。滝の周辺には、「ウワバミソウ」「チャルメルソウ」「サワハコベ」など湿り気を好む方々の姿がある。サワハコベ(沢繁縷)ナデシコ科松江の街が近いのに、瀬音にかき消されたのか車の音が聞こえてこない。まるで深い山の中にいるようだ。足元には、「ナツトウダイ」「ナルコユリ」「ホウチャクソウ」「チゴユリ」が、葉を展開し、蕾をつけた株もあった。少し滑りやすい斜面を喘ぎながら、登って行くと目の前に「トキワイカリソウ」。高圧電線の鉄塔を撤去した跡がところどころ現れ、そんな場所には白っぽい「タチツボスミレ」。Nさんは以前、この山で「キンラン」を見たことがあるそうで、登山道のすぐ脇に生えていたらしい。そんな話を聞きながら歩いていると、昨年歩いた「布自伎美神社(ふじきみじんじゃ)」の参道と合流、程無く神社へ着く。お参りをして、神社の裏手の広場へ行こうとする足元に「コスミレ」が。広場からは、大山が望める予定であったが春霞がひどく、江島大橋も霞む程で、雪に輝く峰を拝めなかった。そのかわりに、この広場で本年最初の「シハイスミレ」と出逢う。参道を引き返し、寝仏の首に向かって降りる。喉元にあたるところに駐車場があり、その脇から一気に仏の顎へと急登だ。降りをした後の足に乳酸が溜まりだし、滑りやすい地面との相乗効果で、汗と顎を出しながら仏の顎歩きだ。和久羅山の方もシュンランが多いらしい。そんな話をしているとありましたよ。「和久羅山」の「シュンラン」。山頂には以前、大反射板があったらしいが今はコンクリートの基礎がベンチ代わりになる。此処で昼食休憩。下山は今朝、車をまわしておいた西尾登山口へと降りる。降りきったところで「アケビ」が、たくさん花をつけていた。登り始めの熊井の滝の駐車場まで移動途中道端に「シロバナタンポポ」があったので、Nさんが「タンポポ調査」を開始。私は休耕田の中に、「コオニタビラコ」と「タガラシ」を見つけて狂喜乱舞。コオニタビラコ(小鬼田平子)キク科タガラシ(田辛子)キンポウゲ科時間があったのでNさんと枕木山へと向かった。ツゲ科の「フッキソウ」なるものがあるらしいからだ。二人ともまだ、実物はみていないのだ。駐車場から「中国自然歩道」へと歩くこと20分。道の脇に在りました。まだ、これから開花する株もありますよ。フッキソウ(富貴草)ツゲ科名前に「草」とついていますが、常緑の小低木です。 PR