200903/30 市内の道沿いで 植物 0 出雲市内の道の脇で写した、春を謳歌する花々を紹介します。まずは、「草本」の花々から。ナガバタチツボスミレ(長葉立坪菫)スミレ科アリアケスミレ(有明菫)スミレ科コスミレ(小菫)スミレ科ヒメスミレ(姫菫)スミレ科島根県内で見られる「菫」の基本種は、25種。交雑種もあるそうですが、基本種だけでも全部見てみたいです。イチリンソウ(一輪草)キンポウゲ科曇りがちの天気のとき、撮影したので花は開ききっていません。咲き始めの花被片の裏側は淡紅色で綺麗です。キュウリグサ(胡瓜草)ムラサキ科花径は3~4mmですが、草丈は30cm以上になります。見かけたら、ルーペ等で花を見てあげてください。「勿忘草」に形も色もそっくりです。ヤマルリソウ(山瑠璃草)ムラサキ科花径は1cm位です。「キュウリグサ」と同じ「ムラサキ科」で、輝くような青い花が綺麗です。トキワイカリソウ(常盤碇草)メギ科花の形がユニークな「トキワイカリソウ」。花の色は紅紫色~白色で、此処の周辺では、全部白花です。強壮・強精の薬草として有名です。シュンラン(春蘭)ラン科この方は、食する事が出来るそうですが、私には出来そうも無いです。続いて、「木本」の花々です。アブラチャン(油瀝青)クスノキ科木全体に油分を多く含み、果実や枝から油を採って灯油として利用したそうです。クロモジ(黒文字)クスノキ科和菓子用の楊枝として材が利用される「クロモジ」。新芽と枝先を少し頂いて、煎じましょう。胃にやさしいハーブティーの出来上がり。キブシ(木五倍子)キブシ科「五倍子」とは「ふし」と読み、「ヌルデ」の新芽などに「ヌルデシロアブラムシ」が寄生してできる虫こぶのことです。タンニンを多く含み、黒色の染料として利用されました。(昔は「お歯黒」にも)「キブシ」も果実にタンニンを含み、「五倍子」の代用となることから、「木五倍子」と名づけられたそうです。ヒメヤシャブシ(姫夜叉五倍子)カバノキ科この方も、球果にタンニンを含み、「五倍子」の代役を務めたそうです。ニワトコ(接骨木)スイカズラ科「接骨木」と云う名前の由来は、昔は骨折した場合の治療には、ニワトコの枝を黒焼きにして、うどん粉と食酢を入れて、練ったものを患部に厚く塗って、副木をあてて押さえておく、という治療をして治したということから、折れた骨を接ぐ薬草という意味で、接骨木(せつこつぼく)という、漢名がついたそうです。クサイチゴ(草苺)バラ科名前に「草」とついていますが、れっきとした「木本」です。6月初め頃、熟す果実はあっさりした甘みで大好きです。ヤマザクラ(山桜)バラ科日本人がこよなく愛する春の花といえば「桜」。でも昔は桜といえば「ソメイヨシノ」ではなく、「ヤマザクラ」でした。桜好きの西行法師の有名な歌、願はくは花の下にて春死なん その如月の望月のころ「ヤマザクラ」を見ていると、私もこの歌のような気持ちになってしまいます。 PR