5月3日(土・祝)
三瓶北の原で毎月行われている「モニタリングサイト1000」に参加してきました。此処では、草地・林内・水辺の植物相を調査していきます。草地では、ニオイタチツボスミレのあま~いかほりをかずんで準備万端?オキナグサ(翁草)
キンポウゲ科
まだ、完全な翁になっている株はありません。初老の株がちらほら目に付く程度です。ツリガネニンジン(釣鐘人参)
キキョウ科
『山で美味いのは「朮」(オケラ)にトトキ・・・』といわれたトトキとは、ツリガネニンジンの新芽で山地で採れる「とっておき」のご馳走から「ととき」になったという説もあります。フデリンドウ(筆竜胆)
リンドウ科
春に咲くリンドウの仲間はどれも小さく、他の植物に埋もれそうになるのですが、此処では草刈が行われているので、毎年元気に顔をみせてくれます。ミツバツチグリ(三葉土栗)
バラ科
「ツチグリ」(土栗)の方は肥大した根が生でも食べられるそうだが、こちらは食べられない。ハルガヤ(春茅)
イネ科
ヨーロッパ原産の植物で、日本には明治初期、牧草として移入されました。現在では各地に野生化しています。よくみるとキリギリスの幼生が、花粉を食べにやってきていました。北の原にも入り合い地があって、ちょうど草刈が行われていました。続いて、林の中へと進みます。入り口の林床には、センボンヤリ(千本槍)
キク科
秋の閉鎖花の姿から、名前がついたのですが私はその閉鎖花しか見たことがなかったので、初の御対面となりました。別名「ムラサキタンポポ」。林内では、クロモジ、ウグイスカグラ、ナガバモミジイチゴ、ミツバアケビ等、樹木の花を見ることが出来ました。林を抜けると、姫逃池へと向かいます。水辺では、ニョイスミレ、ムラサキサギゴケ、ショウブ等の花が見られ、ホソミオツネントンボ(細身越年蜻蛉)
アオイトトンボ科
ホソミオツネントンボが行ったり来たり。(画像の個体は♂です。)「モニタリングサイト1000」、楽しいですよ。