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web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

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今朝の北の原では

10月8日(土)
朝晩よく冷え込むようになった三瓶北の原。草原の植物達が朝露をまとって輝いています。 昨日の観察会の際に今年最初の「ウメバチソウ」にお目にかかりまして、その方を撮影しようと仕事前のお散歩ツアーです。



ウメバチソウ

ウメバチソウ
ウメバチソウ(梅鉢草)
ユキノシタ科




「マツムシソウ」も、キラキラでした。
マツムシソウ

マツムシソウ

マツムシソウ
マツムシソウ(松虫草)
マツムシソウ科
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名前に山とつくもの

シラヤマギク
シラヤマギク(白山菊)
キク科

若芽は食用になるそうで、「ヨメナ(嫁菜)」に対して「ムコナ(婿菜)と呼ばれます。でも、「ヨメナ」ほど美味しくないそうです。



ヤマハッカ
ヤマハッカ(山薄荷)
シソ科

サヒメルのNさんによると、花の頃には、あまり匂いがせず、実を結ぶ頃に僅かに匂うそうです。かずんでみませう。



ヤマボウシ
ヤマボウシ(山法師)
ミズキ科

もう充分食べごろサインに色づいた「ヤマボウシ」の実。 小さい花をたくさんつけるのに、果実(集合果)の中には核(種)が1~5個が普通だそうです。確かに果実表面の柱頭痕の数に比べ、出てくる種子は少ないのだ。



ヤマコウバシ
ヤマコウバシ(山香ばし)
クスノキ科

サヒメルの前の「ヤマコウバシ」が実を結んでいた。 雌雄異株で日本に雄株はないのだけれど、雌株だけで果実をつけ種子を形成する事ができるのだ。植物が受粉や受精をしないで種子のない果実を作ることはよく知られている現象(単為結果)でトマト、ナス、ミカンなどの果実栽培では単為結果性の品種が栽培されている。日本のヤマコウバシはどのようにして受粉しないで種子を持つ果実を生らせる性質を獲得したのか、何故雄株は日本に自生しないのか、興味の尽きない気になる木だ。

庭の住人

草むしりの合間に、いや、撮影の合間の草むしり中に・・・・・とにかく写したわが庭の住人の表情です。


コナスビ
コナスビ(小茄子)
サクラソウ科



ミズヒキ

ミズヒキ
ミズヒキ(水引)
タデ科



ギンミズヒキ
ギンミズヒキ(銀水引)
タデ科



スズメノヒエ
スズメノヒエ(雀の稗)
イネ科

北の原では

この度の、台風により被災された皆様へ、心よりお見舞い申し上げます。




久しぶりに好天気となった、三瓶北の原。早出して仕事前に、散策しました。

ウラギンヒョウモン
「マツムシソウ」にて吸蜜あそばす「ウラギンヒョウモン」。 ご満悦のようであったが、私が近づきすぎたのがお気に召さなかったらしく、ぷいっと飛んでいかれた。
ウラギンヒョウモン



ツリガネニンジン
ツリガネニンジン(釣鐘人参)
キキョウ科




姫逃池の周辺では、これから見頃になる「タデ科」の方々がいらっしゃいます。

ミゾソバ
ミゾソバ(溝蕎麦)
タデ科


ヤノネグサ
ヤノネグサ(矢の根草)
タデ科


アキノウナギツカミ
アキノウナギツカミ(秋の鰻攫)
タデ科

ヒメミカンソウ

先日、三瓶北の原で観察会を行った折に、参加者の一人が見つけた小さな草花。 私は初めてお目にかかる草花でした。
ヒメミカンソウ
ヒメミカンソウ(姫蜜柑草)
トウダイグサ科

同じ「トウダイグサ科」の「コミカンソウ」(まだ見たことがない)に似て、それより優しげな感じから「ヒメミカンソウ」となりました。 名前の由来の蜜柑のような可愛い果実が印象に残ります。
ヒメミカンソウ

尚、この方も「ネムノキ」の葉っぱのように、夕方になると葉っぱを閉じてしまわれます。(睡眠運動)

ちょっこ、のいてごいた!

こないだ、北の原を散歩しちょったら、薊の花に蝶が2頭さばっちょった。 一つは「ツマグロヒョウモン」で、もう方っぽは「ジャノメチョウ」だった。 ように傍に寄ーまで、仲良んしちょったども、「ツマグロヒョウモン」が「ジャノメチョウ」を追い払ったやなすこ。
ちょっこ、のいてごいた!

そほど。

三瓶北の原では

サヒメル周辺で撮影した植物達の表情です。


ヌルデ
ヌルデ(白膠木)
ウルシ科

子房が膨らみだし、色がついてきています。 雌雄異株なので雌株という事になります。 虫こぶも出来ていました。


ノブドウ
ノブドウ(野葡萄)
この時期とてもカラフルな果実をつけるので、とても目立ちますが、「ブドウタマバエ」や「ブドウトガリバチ」の幼虫が寄生したためにこのような色になってしまいます。正常な果実は少ないとのことです。


ツクシハギ
ツクシハギ(筑紫萩)
マメ科

日本固有種で、西日本に多いそうです。


マツムシソウ
マツムシソウ(松虫草)
マツムシソウ科

咲き出しました。

摘まずおく  松虫草は  野の花よ

稲畑汀子



ヤマジノホトトギス
ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑)
ユリ科

もう、雄から雌に転換しましたね。 この方は「雄性先熟」ですよ。

ハイイロチョッキリ

今の季節、山道を歩くとよくドングリがついた枝が落ちているのを見かけます。 ま、山道でなくても「コナラ」や「クヌギ」があれば、その木の下を見てみましょう。 
北の原キャンプ場でも、たくさん枝が落ちています。 現在確認したものは、「クヌギ」「コナラ」「ミズナラ」の枝です。


クヌギ
クヌギ

コナラ
コナラ

ミズナラ
ミズナラ

どの枝も綺麗な切り口をしています。 何者がこんな事をするのか、ずっと姿を捜し求めていたのですが、先日キャンプ場内の「クヌギ」の木の下を歩いていたら、目の前に葉っぱとドングリのついた「クヌギ」の枝先が落ちてきたのです。 その枝を拾おうと手を伸ばしたら、小さいゾウムシのような昆虫が直ぐ脇に歩いていました。
捕まえて「クヌギ」のドングリに乗っけて写真を撮っている最中にどこかへ飛んでいきました。 サヒメルの学芸員さんに聞くと「ハイイロチョッキリ」という甲虫で、「クヌギ」や「コナラ」の未成熟なドングリに長い口吻で穴を開けそこへ卵を産みつけ、枝ごと切り落とすと云う事です。

ハイイロチョッキリ

ハイイロチョッキリ
ハイイロチョッキリ

アブラゼミ羽化

先月の28日に撮影した画像ですが、ようやく編集が出来たのでアップします。 しかし、見づらいと思います。 ご容赦のほどを。

7月28日(木)
今日は、北の原キャンプ場で管理人として、セントラルロッジに泊まる日だ。 
夜に場内の巡回を2度行うのだが、その2度目のとき、炊事棟で「アブラゼミ」の幼虫が羽化を始めているのに遭遇。 カメラを取りに急いでロッジに戻り、撮影を開始。



23:26
23時26分

23:28
23時28分

23:29
23時29分

23:34
23時34分

23:37
23時37分

23:40
23時40分

23:44
23時44分

23:52
23時52分

23:55
23時55分

0:07
7月29日0時7分

0:09-1
0:09-2
0:09-3
0:09-4
0:09-5
0時9分

0:10-1
0:10-2
0:10-3
う~ん、もう少しだ。

0:10-4
0時10分  抜けたー

0:10-5
0:10-6
0:10-7
0:10-8

0:11
0時11分

0:14
0時14分

0:16
0時16分

0:19
0時19分

初めて蝉の羽化を見ることが出来、大感激。 茶色に色づくところまで見たかったが、これ以上邪魔するのも気の毒だし、少々疲れたので撮影終了。 

三瓶北の原では

8月19日(金)
今日は久しぶりに出雲も涼しかったので、こうしてブログの更新が出来る状況です。

さて、久しぶりに、雨上がりの9時過ぎの三瓶北の原で、草花と蜻蛉を撮影しました。

まずは、草原に咲く花から。



ノアズキ
ノアズキ(野小豆)
マメ科

葉っぱのつき方が「クズ(葛)」に似ていることから「ヒメクズ」の別名があります。


ゲンノショウコ
ゲンノショウコ(現の証拠)
フウロソウ科



キンミズヒキ
キンミズヒキ(金水引)
バラ科



お次は、姫逃池の周りで撮影した草花。

ツユクサ
ツユクサ(露草)
ツユクサ科

昔から身近でありふれた草花で、親しまれてきた「ツユクサ」。ちなみに、「植物和漢異名辞林」という書物には、37もの別名が載っているとのことです。


エゾシロネ
エゾシロネ(蝦夷白根)
シソ科



コバナエゾミソハギ
コバナエゾミソハギ(小花蝦夷禊萩)
ミソハギ科


お次は、蜻蛉さん。

ナツアカネ
ナツアカネ♀(夏茜)
トンボ科アカネ属



ノシメトンボ
ノシメトンボ(熨斗目蜻蛉)
トンボ科アカネ属



チョウトンボ
チョウトンボ(蝶蜻蛉)
トンボ科チョウトンボ属