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「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

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回れ!風車

島根県内では、情報がない植物を観に三次までいきました。その植物は日本の野草のなかで最も大きいといわれる花をつけます。
カザグルマ

カザグルマ

カザグルマ

カザグルマ(風車)
キンポウゲ科
クレマチスの原種で、花被片は普通8個です。花の径は10cm前後と大きく、見ごたえがありますね。よく云われる「テッセン(鉄線)」は、中国原産で花の径が7cm前後とやや小さいです。
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高瀬山にて(後日、撮影画像)

5月6日に行った、高瀬山観察会。そのときカメラを忘れていたため、後日、印象に残った(個人的に)植物を撮影してきました。観察会当日には蕾だった花が開花していたり、当日きれいだった花が傷んでいたりと、リアルタイムで記録することの重要性を痛感している次第です。

高瀬山


ハナイカダ
ハナイカダ(花筏)
ミズキ科


ミツバアケビ
ミツバアケビ(三葉木通)
アケビ科


タカノツメ

タカノツメ
タカノツメ(鷹の爪)
ウコギ科


コツクバネウツギ
コツクバネウツギ(小衝羽根空木)
スイカズラ科


ツクバネウツギ
ツクバネウツギ(衝羽根空木)
スイカズラ科


カマツカ

カマツカ

カマツカ
カマツカ(鎌柄)
バラ科

高瀬山にて

5月6日(水・祝)
今日は、島根県自然観察指導員連絡協議会の総会が、午後1時30分より斐川町の環境学習館(アース館)で開催されました。

午前中はミニ?観察会と称して、近くの「高瀬山(城址)」へ登りました。

高瀬山は、標高319.4m。戦国時代には尼子方の支城「高瀬城」がありました。

さて、「高瀬山観察会」の参加者は21名。強い日差しが照りつけるなか、ゆっくり植物を観ながら登って行きます。

「ヤブムラサキ」の葉っぱの感触は、最高に気持ち良いと、参加者に確認を強要するスタッフが約1名いましたが、皆上手く受け流していました。

山頂に着くと見晴らしの良さに歓声があがったのかな?時間が無かったのですぐに下山開始。

なんとか、午後の総会に間に合うように全員無事に下山しました。

尚、この観察会のためにスタッフSは、5月4日に一人で下見をし、植物のリストを作成していました。そのおかげで、楽しい観察会が出来ました。


反省:またカメラを忘れてしまいました。この観察会の様子を画像で紹介できなくてすみません。後日画像を撮影にいきます。

那岐山

続きです。

下山は東仙コースで。こちらのコースでもイワウチワはたくさん見ることが出来る。


ウスギヨウラク
ウスギヨウラク(薄黄瓔珞)
ツツジ科
咲き出した「ウスギヨウラク」。とてもきれいな色合い。

この東仙コースは木段が多くとても急なコースだ。降下というより落下しているように感じる事も。

ヒナウチワカエデ
ヒナウチワカエデ(雛団扇楓)
カエデ科


アサノハカエデ
アサノハカエデ(麻の葉楓)
カエデ科


クロモジ
クロモジ(黒文字)
クスノキ科


やがて、沢沿いの林道まで降りた。膝に少し違和感を覚えるが、以前よりも体重が落ちたので世話ないだろう。

那岐山

4月30日(木)
鳥取県八頭郡智頭町と岡山県勝田郡奈義町の境に鎮座する「那岐山」。10数年前に山で知り合った倉敷の人から話を聞いて以来、行きたくて、歩きたくて、でも機会にめぐり合えなかった。
今回、「おとしぶみ山岳部」のメンバーSから計画を聞いたとき、即座に参加の返事をしたのは言うまでもない。

9時を少しまわった頃、智頭町の登山口駐車場に着くが、すでに満車状態。道路の脇に停める。ここから西仙コースの登山口を目指して沢沿いの林道歩きだ。

沢
この林道は沢沿いであるためか、非常に湿っていて羊歯好きSの熱中時間の始まりだ。そういう私も猫の目草の仲間を見つけて狂喜乱舞。
マルバネコノメソウ
マルバネコノメソウ(丸葉猫の目草)
ユキノシタ科
「マルバネコノメソウ」は、初めてお目にかかった。地味で小さい花だ。でも印象に残る。

暫く歩くと西仙コース口に着く、これより山道らしい道になる。此処も暫く沢沿いを歩く。ここでも苔むした岩の上に猫の目草の仲間。
タチネコノメソウ
タチネコノメソウ(立猫の目草)
ユキノシタ科
前出の「マルバ・・・」よりも更に小さな花をつける「タチネコノメソウ」。これも初見。

何回か渡渉を繰り返して進むとカツラの大木が現れる。株元は空洞ができている。
カツラ

カツラの大木を過ぎると道は沢から離れてゆく。ふと上を見上げれば、「ホンシャクナゲ」だ。
ホンシャクナゲ
ホンシャクナゲ(本石楠花)
ツツジ科
とても鮮やかな花色に興奮(私は丑年ではない)した。実を言えば自生の「ホンシャクナゲ」も初めて見る。

まだ新築の匂いがするような「馬の背小屋」を過ぎると足元にイワカガミに似た葉っぱが沢山。「イワウチワ」の群落だ。
イワウチワ
イワウチワ(岩団扇)
イワウメ科
「岡山森林公園」で初めて見たが、此処にもあったのだ。しかも株数は桁違いに多い。

鎖が設けてある急勾配を攀じると「イワウチワ」は姿を消す。

続きは後日に。

ふれあいの里にて 3

ふれあいの里の園内は広くて中々廻りきれないです。
いまだ管理棟周辺で徘徊しています。色々な植物に出逢えて楽しいです。最近見たお二方です。


ヒトリシズカ
ヒトリシズカ(一人静)
センリョウ科
竹林のなかで賑やかにしておいでです。


モモイロキランソウ
モモイロキランソウ(桃色金瘡小草)
シソ科
「キランソウ」の花の色がピンクに変わったものです。此処で初めて目にしました。

立久恵峡にて 5

4月24日(金)
船通山からの帰りに、久しぶりに立久恵峡に立ち寄りました。この時期は少し間をおくと、見たかった花が終わっていたりして、「もっと頻繁に通わなければ・・・」といつも思うのですが、とにかくいろいろな草木に出逢いたくて、あっちへウロウロ、こっちでガサゴソしています。
と、前置きが長くなりましたが、シリーズ第5弾です。

コンロンソウ
コンロンソウ(崑崙草)
アブラナ科
この方は、花芽などを少し摘み取り天ぷらやお浸しで食する事が出来ます。少し苦味があります。

ラショウモンカズラ
ラショウモンカズラ(羅生門蔓)
シソ科
時期は少し過ぎましたが、昨年と同じ場所で見ることが出来ました。

カラスビシャク
カラスビシャク(烏柄杓)
サトイモ科
マムシグサよりも小型なのですが、仏炎苞から上に突き出た付属体が長くて植物体全部をカメラで捉えることができませんでした。

ハナイバナ
ハナイバナ(葉内花)
ムラサキ科
花の径は2~3mmで「キュウリグサ」や「ミズタビラコ」に良く似た花を咲かせますが、葉っぱと葉っぱの間に花をつけるのが、二種との大きな違いです。

キクムグラ
キクムグラ(菊葎)
アカネ科
この方も小さな花を咲かせます。花の径1~2mmです。虫眼鏡でみると整ったきれいな花であることがわかります。

船通山にて

4月24日(金)
また大好きな花が山頂を染め上げる季節がやってきた。その花は日差しと気温が開花のポイント。花被片がゆっくり時間を掛けて開いていく様を観るためには、そのポイントを見定めて向かわなければならない。

船通山の麓、横田の鳥上で気温3℃。少し寒いが、今日はしっかり晴れるはず。
麓から望む

亀石コースの駐車場をスタートしたのは5時38分。様々な鳥のモーニングコールと沢の音を聞きながら歩くのは清々しい。

足元を彩る花々は、下山中にゆっくり見ることにして先を急ぐ。最近にない早いペースに気温は低いのだが汗が噴き出してくる。

水平道の途中で、朝日を受けて輝いて見えたのは「ハウチワカエデ」。

ハウチワカエデ
ハウチワカエデ(羽団扇楓)
カエデ科

水平道が終わり、また登りが始まると鳥上コースと合流地点まで僅かだ。木道が見えてきて、その周りから私の大好きな花が顔を現す。

山頂に着いたのは、6時34分。もちろん誰もいない。見回すと360度視界が良い。大山が良く見えている。

山頂からの眺め

山頂からの眺めを楽しんでいたら、ものめずらしい物を見に来たかのように「シジュウカラ」。
シジュウカラ
シジュウカラ(四十雀)
スズメ目シジュウカラ科

さて、大好きな花とゆっくり挨拶を交わそう。まだ目覚めていない花が多いのだが。8時近くになって、少し蕾の先が動き出した。

日差しはだんだん強くなっているように感じるが、気温はさほど上がらない。私がカメラを向けた株は、いっこうに開こうとしない。

十時近くになってようやく、花被片が反り返る花が出てきはじめた。

カタクリ
カタクリ(片栗)
ユリ科

しかし、花被片が開いていく様子を写そうと固定したカメラの前の株は僅かに開いただけだ。
お昼近くまでねばったが、上手く撮れなかったのであきらめて山頂をあとにする。


下山中の沢沿いで、「また来てね」と「ミソサザイ」に送られて駐車場へ戻った。
ミソサザイ囀り
ミソサザイ(鷦鷯)
スズメ目ミソサザイ科

ふれあいの里にて 2

昨日に続いて、ふれあいの里で写した花画像です。
タチツボスミレ
タチツボスミレ(立坪菫)
スミレ科


オオタチツボスミレ
オオタチツボスミレ(大立坪菫)
スミレ科


ツボスミレ
ツボスミレ(坪菫)
スミレ科


スミレ
スミレ(菫)
スミレ科


ケマルバスミレ
ケマルバスミレ(毛丸葉菫)
スミレ科

ふれあいの里にて

最近、私は「ふれあいの里」でアルバイトをしている。時間を見つけては花の写真を撮っているが、「スタッフ日記」にも、その画像を使うのでチェックして下さい。

では、「ふれあいの里」で写した花々です。


クマシデ
クマシデ(熊四手)
カバノキ科


スズメノヤリ
スズメノヤリ(雀の槍)
イグサ科


イチリンソウ
イチリンソウ(一輪草)
キンポウゲ科


ウマノアシガタ
ウマノアシガタ(馬の足形)
キンポウゲ科


リュウキンカ
リュウキンカ(立金花)
キンポウゲ科


トキワイカリソウ
トキワイカリソウ(常盤碇草)
メギ科


ヤマルリソウ
ヤマルリソウ(山瑠璃草)
ムラサキ科


シロヤブケマン
シロヤブケマン(白藪華鬘)
ケシ科


ハルジオン
ハルジオン(春紫苑)
キク科


センボンヤリ
センボンヤリ(千本槍)
キク科