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web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

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居候蜘蛛

シロガネイソウロウグモ
上の画像のモデルは「シロガネイソウロウグモ」と呼ばれる「ヒメグモ科」に属する蜘蛛です。 先日、サヒメルの回廊を「Oさん」と歩いていたさいに教えていただきました。漢字で書くと「白銀居候蜘蛛」となります。「白銀」とは上の画像では分かりにくいかもしれませんが、銀色のお腹が目立っていますので。では「居候」とは?
ジョロウグモ
実は「ジョロウグモ」の巣網に「居候」?しているんです。
シロガネイソウロウグモ
「ジョロウグモ」の食べ残しや「ジョロウグモ」が見向きもしない小さい獲物を食べて生きているそうです。体の大きさ2~4mm程なので、「ジョロウグモ」も気にかけていないようです。日本には数種類の「居候蜘蛛」がいるそうです。「シロガネイソウロウグモ」はおもに「ジョロウグモ」の巣に入るということです。小さい体では広くて大きな巣網はかけられませんよね。それで、体の大きな蜘蛛が張った網をちゃっかり利用して、生命をつなぎ、子作りもします。
これが、「シロガネイソウロウグモ」の卵嚢です。「ジョロウグモ」の巣網の片隅にぶら下がっています。
シロガネイソウロウグモ

蜘蛛に間借りする?蜘蛛がいたなんて
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野良仕事をしていたら・・・ 2

4月18日(月)
今にも泣き出しそうな空を気にしながら、先日の畑打ちの続きをしていたら、またも羽音と動く影。 今日はどなたが訪れた?

イソヒヨドリ♂
イソヒヨドリ(磯鵯)
スズメ目ツグミ科

先日は雌の「イソヒヨ」さんでしたが、今日は雄の「イソヒヨ」さんです。 やはり、土中から掘り出される虫がお目当てで、私を恐れずかなりの至近距離までやってきます。 今日はあらかじめ出てきた虫を篩(ふる)いの中に放り込んでおきました。 すると目ざとく見つけて「イソヒヨ」さんも篩いの中へ。
イソヒヨドリ♂

・・・・・思わず噴き出しそうになりました。
そほど

野良仕事をしていたら・・・

4月12日(火)
早朝の花撮影から戻ると、野良仕事が待っていた。 猫の額ほどの家庭菜園を耕す作業だ。草を抜き、シャベルで土を掘り起こし、抜いた草を埋め、均し畝を起てていく。
一心不乱に土を掘り返していたら、何者かが近くに寄ってきた。 ふと見ると、

イソヒヨドリ♀
イソヒヨドリ(磯鵯)
スズメ目ツグミ科
「イソヒヨドリ」の雌だ。 目ざとく虫を見つけ、ついばんでいた。 人が何をやっているのか、どこかから見ていたのだろう。

しばらくすると「イソヒヨドリ」はどこかへ飛んでいった。 また黙々と作業を続けていたら、近くに羽音が聞こえた。 今度は「紋付さん(ジョウビタキ)」だ。
ジョウビタキ♀
ジョウビタキ(尉鶲、常鶲)
スズメ目ツグミ科
「ジョウビタキ」の雌は目がクリッとしていて、実に愛らしい。私が最も好きな小鳥さんだ。
しかも、人馴れしているのかチョンチョンと近づいてくる。 さっきまで土を掘り返していたところで、虫を捜している。 こちらの様子を伺いながら、食欲を満たそうとしているらしい。 こちらも知らん顔を装いながら、ときおりレンズ越しに表情を伺った。
ジョウビタキ♀

ジョウビタキ♀

シロマダラ

9月24日(金)
仕事をしまってから、北の原から臨時駐車場へ向かっちょったら、なんだい見たことの無い「くちなわ」が、おったとまっしゃい。 「くちなわ」はどっちかといえば嫌いだども、案外珍しいもんかもっしぇんてて思って写しちょいたわね。 で、サヒメルで教えてもらったら、なんが「シロマダラ」てていう「くちなわ」だったわね。島根県の準絶滅危惧の「くちなわ」だったすこ。

シロマダラ
シロマダラ(白斑)
ナミヘビ科マダラヘビ属

【全国的にも個体数は少なくて、生息域は広いが夜行性のため人の目に触れる機会は少なく、不明な点が多い】 -改訂しまねレッドデータブック-

首の運動

シオカラトンボ
シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)
トンボ目トンボ科

小雨が降り出してきたので、小休止の「シオカラトンボ ♀ (ムギワラトンボ)」。動く物に眼が反応して頭をくるくる回していました。まるで首の運動をしているかの様でした。

龍頭ヶ滝にて

大変暑い日々が続く昨今、皆様におかれましてはいかがお過ごしですか?先日、納涼に「龍頭ヶ滝」へ立ち寄りました。その折に見かけたトンボ達の画像です。

ミヤマアカネ

ミヤマアカネ
ミヤマアカネ(深山茜)
トンボ目トンボ科
「ヤブカンゾウ」の蕾で休息モードの「ミヤマアカネ」さんです。翅の中ほどに帯状に色がつくのはこの方だけなのですぐにそれとわかりますね。

ハグロトンボ
ハグロトンボ(羽黒蜻蛉)
トンボ目カワトンボ科
きれいな体色をしている「ハグロトンボ」さん。ひらひらとびまわって「マルバマンネングサ」の花園で休憩です。

龍頭ヶ滝
《雄滝》

アオスジアゲハ

アオスジアゲハ
アオスジアゲハ(青条揚羽)
チョウ目アゲハチョウ科
ノブドウらしき花の蜜を吸っていました。めまぐるしく花から花へと飛びまわります。羽のなかの青い条が鮮やかですね。

おやすみ

ヤマトシジミ
ヤマトシジミ(大和蜆蝶)
鱗翅目シジミチョウ科

雨が続くので、早々と休息モードに入った「ヤマトシジミ」さん。レンズを近づけすぎて、ごめんなさい。

繋がる生命

アサヒナカワトンボ交尾
アサヒナカワトンボと思われる、カップルの交接の瞬間をとらえることが出来ました。
私の好きな蜻蛉達の生命を継ぐ営みに立ち会えて感激しました。

モノサシトンボ

モノサシトンボ
モノサシトンボ(物差蜻蛉)
トンボ目モノサシトンボ科

腹部の白っぽい環状斑が物差の目盛りのように見える「モノサシトンボ」さんです。よっぽどこの場所がお気に入りなのか、それとも動くのが大儀なのか、じぃーっとしていました。