忍者ブログ

web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

雨上がりの道草

7月4日(日)
今日もサヒメル周辺はガスの中でした。 帰り道によく道草をするところまで来るとガスは消えて、つかの間、雲間に青空も見えました。 雨は上がっていたので、忘れかけそうになっていた「マタタビ」さんの雌花を写そうと、葉っぱの下を覗き込みましたが、雨で撮影が出来ぬ間に花は終わり、果実になりかけていました。 また、来年の宿題となりそうです。
さて、「マタタビ」さんの雌花は写せなかったのですが、直ぐ脇の草むらに雨が素敵なお土産を残してくれていました。



雨滴


雨滴


雨滴


雨滴の戯れを堪能して、帰りました。
PR

三瓶山麓の花々 17

7月2日(金)
このところ、梅雨らしい空模様ですが、一日中雨が降っているわけではありません。今日も帰る頃には「ぽつり、ぽつり」といふ状態だったので早速、花々の撮影です。


ホタルブクロ
ホタルブクロ(蛍袋)
キキョウ科
もう里の方では、花は見頃を過ぎてしまいましたが、三瓶ではこれからしばらく花を楽しめそうです。

クサノオウ
クサノオウ(瘡の王)
ケシ科
この方の種子にも「エライオソーム」と呼ばれる、脂肪塊がついていて、アリさんに種子を運んでもらえます。

コマツナギ
コマツナギ(駒繋ぎ)
マメ科
車窓から見ると、「え”~、今ん頃、萩の花~」と、見間違えそうになーました。 ま、そぎゃん事はなかったどもね。 此処んはたの道のへりや法面にまげに生えちょーます。

今日は、こほど。

三瓶山麓の花々 16

6月30日(水)
サッカー日本代表が、惜敗した・・・・・。 少し胸に風穴が開いた様。 
こんな時は、そうです。植物に癒されよう。


ムラサキシキブ
ムラサキシキブ(紫式部)
クマツヅラ科
雨上がりなので、雫が光っていました。もちろん「ムラサキシキブ」さんも輝いていますよ。

クマノミズキ

クマノミズキ
クマノミズキ(熊野水木)
ミズキ科
三重県の熊野地方に産するミズキと云う、由来です。 「ミズキ」さんの花が終わって少したってから、この方々は花を咲かせ始めます。 「ミズキ」さんの葉が互生であるのに対し、「クマノミズキ」さんは対生であります。

イタドリ
イタドリ(虎杖)
タデ科
もうはい、花を咲かせちょらいますずね。 このさんは雄んたと雌んたが違うすこですげなわ。 だけん、この画像は雄んたの花ですわ。

イチヤクソウ
イチヤクソウ(一薬草)
イチヤクソウ科
三瓶の周回道路脇で、ひっそり咲いていらっしゃいました。 昔から、薬草として優れていることが知られていて、この名前になったと云われています。

姫逃池カキツバタ保全作業

6月27日(日)
今日は、「姫逃池」の「カキツバタ」さんに住み良い環境下で暮らしていって貰おうと、「姫逃池」の草刈作業を行いました。
草刈隊に名乗りを上げていただいた方は、80名近く、今にも泣き出しそうな空を見上げつつ、汗を流しました。 
作業を始めて一時間が過ぎた頃から雨足が強くなってきたので終了時間よりも早めに切り上げ、地元の婦人部の方が用意して下さった、「ジュンサイ」の澄まし汁、豚汁、おにぎり、漬物などに舌鼓を打ちました。
危惧していた「マムシ」に噛まれた人も無く、全員無事に作業を終えました。


「草刈隊」に参加していただいた皆様、お疲れ様でした。そして有難うございました。 来年もよろしくお願いします。

姫逃池

姫逃池
上の画像は草刈作業をする直前に写した物です。草刈後の「姫逃池」を見に来てください。


直前になって、体調を崩され参加出来なかった隊員さん、無事に作業は終わりました。安心して養生してください。

無題

6月25日(金)
今日は雨のため、予定していた「マタタビ」さんの雌花の撮影は延期しました。 ご了承ください。

話は変わって、
先日の夜、自宅の脇の三面コンクリの排水路で、点滅する光を一つだけ見ました。 
現在の場所に引っ越して来たときには、数は多くなかったのですが、けっこう蛍が飛んでいたように記憶しています。 
30年以上を経て、周りの変化に対応しきれなくなった生き物達が、身の回りからどんどん姿を消していきました。

私は、たくさんの人たちに自分の身の回りの自然に関心を持ってもらい、そこから自然保護に結びつけるという役割を果たそうとしながら、他方では生活の便利さ快適さを求め、人間以外の生き物達の快適さを奪っていることの矛盾を、30年ぶりに身近で見た「たった一つの蛍の光」によって、今更ながら気づかさせられました。

猫に〇〇〇〇

6月24日(木)
帰宅途中で何箇所か道草を食らう、お気に入りの道がある。 今日もその道で長いこと、モデルになってくれそうな方を探して歩いた。


マタタビ

マタタビ

マタタビ
マタタビ(木天蓼)
マタタビ科
本日のモデルは「マタタビ」さんです。 一番上の画像が雄花で、下の二つの画像が両性花です。 雌雄異株なのですが、雌株には雌花と両性花をつけますのだ。ってことは、またしても撮り損ねたな。 明日は雌花だ~

三瓶山麓の花々 15

6月23日(水)
昨日の「白い菫」を撮影中、「ブト」の襲撃に遭い、左前腕は変形し(大袈裟)、左瞼も違和感がある。 日焼け止めは怠らなかったが、虫除けの事はすっかり忘れていた。 と云う事で、痒みに耐えながら花に逢いに行きました。


ウメガサソウ

ウメガサソウ
ウメガサソウ(梅笠草)
イチヤクソウ科
もうかなり前から蕾は準備されていて、いつ咲くかと気を揉んでいたのですが、ちょっと訪れなかった間に開花していました。 此処では高さ7~15cmぐらいの株がみうけられます。 常緑の多年草として、図鑑には記載されていますが、ウェブサイトでは常緑小低木とされているのをよくみかけます。確かに茎の下部は木質化しているのですが、どちらでしょう? まあ「ウメガサソウ」さんにしてみれば、どちらでもいいことなんですけどね。

三瓶西ノ原

終業後に、西ノ原へと向かいました。 この時期どうしても逢いたい方がいらっしゃるので。

クララ
クララ(眩草)
マメ科
「クララ」と聞けば、「アルプスの少女」を思い浮かべる人も多いはず?  それはさておき、この方は有毒植物で牛が食べないんです。 だからかどうかは知りませぬが、此処にはぽつぽつ目立ちます。

ネジバナ
ネジバナ(捩花)
ラン科
市街地の公園の芝生の中にいらっしゃるのをたまに見かけます。 一個一個の花を拡大すると、確かにラン科の花の構造をしているのが解ります。
ネジバナ
たまに、ねじれるのが嫌いな方も見かけます。

オカトラノオ
オカトラノオ(丘虎の尾)
サクラソウ科
これから、たくさんの白い尾っぽが風に揺れている様が見られることでしょう。

スズサイコ
スズサイコ(鈴柴胡)
ガガイモ科
この方は、夕方から開花しだして、朝日が当たりだすと閉じてくるのだそうです。 誰か観察してくれませんか?
スズサイコ


ヤマトキソウ
ヤマトキソウ(山朱鷺草)
ラン科
はいっ、この方に逢いたかったのです。今年は野焼きが中止になったからでしょうか? 昨年と比べると周りの草丈が高いのです。 それでも、元気に咲いていらっしゃいました。 感激の再会です。

菫に逢いに室の内まで

6月22日(火)
先日、職場のM氏から「室の内で白い菫をみた。」と聞いた。 「はて、今頃花が咲く菫って?」 気になって仕方ない。 「よし、見に行こう。」 と云う事で午後から三瓶山に向かった。


14:30頃、東の原駐車場に到着。身支度を整え、14:40分には歩き出した。風はあるものの、暑い。すぐに汗が噴き出してくる。

牛糞
ゲレンデ脇の登山道にはたくさんの「うんこ」が落ちていて、上の画像のように真新しいものもけっこうある。 踏まないように歩を進める。

オオチドメ
オオチドメ(大血止め)
セリ科
うちの庭にもいらっしゃるので、すごく親しみを感じます。 別名「ヤマチドメ」

ジシバリ
ジシバリ(地縛り)
キク科
「地面が崩れないよう頑張ってるんだ。」と、言う訳ありませんよねぇ。

コバノフユイチゴ
コバノフユイチゴ(小葉の冬苺)
バラ科
そういえば、この方の集合果をまだ食したことがありません。 

タニウツギ
タニウツギ(谷空木)
スイカズラ科
ゲレンデの最上部付近で。標高が高い所ではまだ花を見ることができました。

ウツギ
ウツギ(空木)
ユキノシタ科
可愛い蕾が開きかけていましたよ。 明日には咲くでしょうか?

シモツケ
シモツケ(下野)
バラ科
咲き始めました。 夏を感じさせる小花たちが微笑んでくれたよう。

あしぇだれこだれで「大平山」の山頂までやってきた。此処から「奥の湯峠」へ向かって、だらだら下ってゆく。

ササユリ

ササユリ
ササユリ(笹百合)
ユリ科
どんなに、綺麗な栽培種を作り上げたとしても、この方の「清楚」「可憐さ」には敵わないだろう。

「奥の湯峠」を15:38通過。 いよいよ、「室の内」へ向かって下る。

コアジサイ
コアジサイ(小紫陽花)
ユキノシタ科
木漏れ日を浴びて。 此処の斜面に、たくさんおいでです。

シライトソウ
シライトソウ(白糸草)
ユリ科
「室の内」に降りるまでに数株、花を見ました。 良い香りがするそうですが、かずむことを忘れました。

「奥の湯峠」からの道が「室の内」に入った辺りは「鳥地獄」と呼ばれる一帯で 今でも「二酸化炭素」を噴出する孔がある。 
M氏によるとこの辺りで「白い菫」を見たらしい。


ホソバシロスミレ

ホソバシロスミレ
ホソバシロスミレ(細葉白菫)
スミレ科

ホソバシロスミレ

ホソバシロスミレ

ホソバシロスミレ
花弁も細いが、「シロスミレ」さんと比較するとこの方の葉っぱは細いのだろう。 「シロスミレ」さんが「関ヶ原」を境に東日本の標高の高いところにいらしゃって、「ホソバシロスミレ」さんが西日本の標高の高い草原に点々といらっしゃるそうです。 此処に記録があったのかどうかは知りませんが、図鑑に記載されていたものと特徴が合致するものですから、「ホソバシロスミレ」さんと同定しました。 サヒメルのI氏に確認をとってみましょう。

「白い菫」を確認後、「室の内池」の畔を歩いていたら、「モリアオガエル」さんの卵塊がたくさんぶらさがっていた。
卵塊


「室の内展望台」方面へ登り、その前を通過したのが17:15分、どんどん下ってゲレンデ最下部近くまで降りてきたら、登る時には見かけなかった「牛」さんが草を食んでいた。 「さようなら」
和牛
「モーかえるのかー?」

シリーズ 庭の住人 1

6月21日(月)
自分の一番身近にある観察フィールドは、やはり「庭」だ。 朝でも夕方でも、雨でも雪でも、思い立ったら直ぐに観察出来る。 が、やっかいなのは私の「性分」で、庭の草むしりなどをしていても、ちょっと見慣れぬ新芽とかロゼットを見つけたりすると「観察モード」に入ってしまい、図鑑やらカメラやら持ち出してしまい、結局、作業が予定どおりに終わらないことがままあるのだ。
今日も庭の樹木の剪定をしていたのに・・・・・。


クロガネモチ
クロガネモチ(黒鉄黐)
モチノキ科
「クロガネモチ」さんは剪定していません。 雌花がたくさん開いていたので見とれてしまいました。雌雄異株で雄株は近くに見当たらないのですが、毎年実をつけるのでご近所さんの庭にひょっとしたら雄株があるのかもしれません。

ドクダミ
ドクダミ(毒溜・毒痛)
ドクダミ科
この方々が一度蔓延ると、根絶するのは不可能に近いと思っています。でも、昔から民間薬では「十薬」として重宝されていますね。上手く利用しなきゃ。 

ホタルブクロ
ホタルブクロ(蛍袋)
キキョウ科
この方々も毎年増えています。ほったらかしなのですが、気に入ってくれたのかな?

チチコグサ
チチコグサ(父子草)
キク科
「ハハコグサ」さんより少し遅れて花を咲かせます。匍匐枝を出して増えるので、ほったらかしの庭にたくさんあります。(^^;

オオチドメ
オオチドメ(大血止)
セリ科
雨の雫をまとっていました。目立たないけど花序を葉っぱよりも高くかざして主張しています。

コニシキソウ
コニシキソウ(小錦草)
トウダイグサ科
北アメリカ生まれのこの方も目立たない花をつけています。この画像では分かりにくいのですが、葉っぱの付け根の辺りにらしきものが写っています。

オカトラノオ
オカトラノオ(丘虎の尾)
サクラソウ科
尾っぽのような花序に、何個の花が用意されているのでしょうか?花序の基部から開花が始まり、先っぽへと順次咲いていきます。

ナンテン
ナンテン(南天)
メギ科
この方は庭ではなく、玄関の脇にいらっしゃいます。 皆様方の

「難を転じますように。」

帰路で道草? 3

6月20日(日)
まぁ~ず、今日はふつごにのくてあばかんだったとまっしゃい。 こぎゃん日は早ことえんで泡が出ーやつをきぃーとやらないけんだども、花が見えーと、停まってよーに見らないけんがぁ。


ヤマアジサイ
ヤマアジサイ(山紫陽花)
ユキノシタ科
まんだ装飾花ばっか開いちょーよ。花の色に変化があっていーすこだわね。

ウリノキ
ウリノキ(瓜の木)
ウリノキ科
なんてて、可愛げな花だらか。くるっと巻いた花被がなんともいえんわぁ。