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「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

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久々の更新

1月20日(火)
今日の日中は、大寒とは思えぬほど穏やかで暖かでした。ずっとコタツムリ(炬燵守)になっていた私も、季節の花を愛でようと遠出です。目的地は、益田市鎌手海岸。もうおわかりですね。ニホンズイセンの大群落で有名ですよね。

案内板

唐音(からおと)蛇岩と呼ばれる国指定の天然記念物の脇にものすごい数の水仙。
ニホンズイセン

ニホンズイセン
ニホンズイセン(日本水仙)
ヒガンバナ科
あたり一面甘い香りが漂って、いい気分。そっと画像に鼻を近づけてみましょう。    (貴方のパソコンの臭いがするでしょう。)

夢中で撮影していたら、近くに雌の紋付さんがいらっしゃいました。
ジョウビタキ ♀
ジョウビタキ(尉鶲、常鶲)
スズメ目ヒタキ科
なんとなく、紋付さんの表情がうっとりしているように見えました。
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年の初めは、山歩き

2009年 元旦(木)
皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、毎年恒例の「新春男三瓶登山」に行って来ました。昨日からの雪にワクワクしながら、大田市街まで来ると三瓶山の後からお日様が顔を覗かせてくるではあーりませんかう~ん、三瓶荘に泊まっていれば山頂でご来光が拝めたかも。
サヒメルの前に車を停め、男三瓶を見上げながら準備。

今朝の三瓶山
姫逃池コースで山頂を目指します。積雪20~30cm。
姫逃池コース登山口

標柱 標柱 標柱
積雪、30~40cm。

東屋付近では積雪、40~50cm。

標柱 標柱 標柱
とにかく、さらさらした新雪で気持ちがいいのですが、ワカンでもズボズボ埋まり歩きにくい~。
標柱 標柱
この辺りから吹雪が強くなり、気温も下がり体温を容赦なく奪ってゆきます。
ブナ
いつものブナさんです。標高1,000mの標柱の横に佇んでいらっしゃいます。

標柱 標柱

標柱
やっと、1,100mを超えました。きついです~。

男三瓶山頂
約3時間半で山頂に着きました。山頂避難小屋で大休止を取りましたが我々3人以外、誰も登って来ませんでした。

良い年を。

いよいよ、2008年も残すところ僅か。本年も拙いブログにお付き合い頂きまして、有難うございます。
さて、今朝、用事で木次の方へ出掛けた折、雪をかぶったナンテン(植栽)が目につきました。

難を転ずる
ナンテン(南天)
メギ科

皆様の難を転じますように。
それでは、良い年をお迎えください。

今年最後の山歩き

12月28日(日)
本年も残すところ4日となった今日、それほど良い天気ではなかったのですが、穏やかで雨も降りそうではないので、近場の山でも歩こうかと重い腰をあげ、松江を目指しました。以前から登ろうと思いつつも、なかなか登れなかったところへ。その山は、松江市街のすぐ東に鎮座しています。出雲の方からもすぐそれと分かる山です。麓の道端に車を止め、少し歩くと導標がありました。

道標
物置小屋の壁に取り付けてあるので最初は分かりませんでした。
道標

導標に従い、鳥居をくぐって登り始めます。山道と云うか、参道というべきか、とにかく赤土と苔で滑りやすく慎重にならざるを得ません。
道標

それでも時折、サネカズラの実や、アキノキリンソウが心を和らげてくれます。
サネカズラ  実
サネカズラ(実葛)
マツブサ科

アキノキリンソウ
アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
キク科

山頂近くに見晴らしのいい東屋があり、しばし休憩。眼下の景色を楽しみます。
眺め

東屋から少し進むと「布自伎美神社」があります。なんて読むのかしらん。お参りをして、下山します。下りは道を変えて南側の駐車場へと向かいました。こちらの道が広くて安全ですよ。駐車場からは車道を歩いて、車を置いた場所まで戻りましたが、道中、道端でシロバナタンポポが数輪花を咲かせていました。
シロバナタンポポ
シロバナタンポポ(白花蒲公英)
キク科


嵩山
嵩山(330m)

小さい坊や

シャシャンボ
シャシャンボ(小小ん坊)
ツツジ科

直径5mm前後の可愛らしい実をたわわにつけている「シャシャンボ」さんです。甘酸っぱい実は生でも食べられますが、ジャムを作ろうと沢山採りました。(もちろん、鳥のために残してありますが)ナツハゼと違う食感ですよ。

吉賀富士

12月7日(日)
先週末は寒波の影響で大荒れでしたが、今朝は穏やかに明けようとしています。今日は暗いうちから山行のため、ドライブなのです。目的地は吉賀町、「盛太ヶ岳」。国道9号線をひた走りに走り、日原町で国道187号線へ、清流「高津川」に沿ってさらに進むと、やがて目の前に綺麗な稜線を持つ山が見えてきました。

盛太ヶ岳
盛太ヶ岳 891m
地元では、「吉賀富士」と呼ばれるのも頷けます。吉賀町七日市の交差点で西に曲がり、山口県の「みどりの風」の会長さんと合流し、登山口の標識から林道を行くと積雪のためにスタッドレスでもスリップするため、途中で降車、栗畑の間の道を登っていくとすぐに2~3台の駐車スペースが有る登山口に到着。ここから雑木林の中を時折、足を滑らせながら登って行くと見晴らしの良い平坦な場所に着きました。此処で小休止、西中国山地西端の峰々を眺め、振り返ると樹幹の間に目指す山頂が手招きしています。さて、また登りはじめるとしますか。今まで緩やかだった道も次第に急登になってきました。
きついです。

笹原の直登をがんばれば山頂です。山頂に立つころには、青空が広がり始めお日様も顔を出してきました。山頂では風も無く、お日様に身体をやさしく温めてもらい、昼食を摂ることができました。下山は何度も足を滑らせ尻餅をつきましたが、無事下山できました。

何のために?

いよいよ、師走に入り段々と気ぜわしくなってきました。私は相変わらずのんびりしていますが・・・。
さて、先日、樹木の冬芽を観察していたら「クロキ」に花芽らしきものがついてたので、アップで撮ろうと近づいたら、花のようなものがありました。

クロキ 奇形花
「あれ、確かクロキの開花時期は春(3~4月)のはずだがな」と独り言を言いながらも、撮影しました。
クロキ 奇形花

クロキ 奇形花

上の画像のように、雄蕊や柱頭のようなものもあります。帰ってネットで調べてみると、この寒い時期に「奇形花」なるものをつける株があるそうです。けれど、何の為なのかまでは分かりませんでした。どなたか、ご存知ではありませぬか?

テラスで朝食を

11月16日(日)
イベントの打ち合わせで宍道町の「ふるさと森林公園」に出掛けました。

そげにさぶこと無かったけん、学習館のテラスのベンチで話しちょったら、なんだい「おじょろさん」の臭いがすーとまっしゃい。最初はさほど気にならんだったども、段々と臭いがきつくなってあばかんやになーがね。「こら、傍におーずよ。」と見回したら、なんが「かまかけ」が「おじょろさん」を食べちょーがね。

まいかね?
クサギカメムシを食べるオオカマキリ

「こぎゃんくせもん食ってまいだらか。」てて、思ったども人も「くさや」てて、凄い臭いのするもんを「まい、まい」云って食べーけん、案外、「かまかけ」はグルメかもっしぇんね。
そほど。

草原にて

11月6日(木)
ちょっこ、飯南町のほうに用事があって出掛けた戻りに、三瓶山のほうに寄ってみたわね。だいぶ西の方に日が傾いちょったども、まんだ明るかったけん、花なと見らかと思ったわね。三瓶の草原は気持ちがえとまっしゃい。

殿様バッタ
トノサマバッタ(殿様飛蝗)バッタ目バッタ科
花を撮りながら歩いちょったら、前のへんでなんだい跳ねくーもんがおーがね。ように見たら「トノサマバッタ」だが。
交尾中
「殿のご多忙の折、申し訳ございませぬ。」

あんまし邪魔すーと悪けん、このぐらいにして花の画像へ。


アキノキリンソウ
アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
キク科
「アキノキリンソウ」さんは、ほんねかわいげな花をようけつけちょらいますがね。

リンドウ
リンドウ(竜胆)
リンドウ科
「だいぶ暗んこんできたけん早こと写さな、花を閉じてしまうずね。」と「リンドウ」さん。「アップで写すけん、もうちょんぼ待ってごしない。」と私。
リンドウ
「あいけ、そげに寄ったらおもがねが写ーがね。」

野菊の季節2

11月に入って、段々と花をつけた植物が少なくなってきましたね。そんな中でも、何とか残っているキク科の方たちです。
ホソバワダン
ホソバワダン(細葉海菜)
キク科
面白い名前です。「ホソバ」は「細葉」、「ワダン」とは何か?調べてみたら「ワタナ」が訛ったものらしい。「ワタナ」とは何か?「ワタ」とは「海」の古語、「ナ」は「菜」と云ふ事であります。沖縄地方では葉っぱを食材として利用するそうです。「海の菜っ葉」と云ふ事です。

ヤクシソウ
ヤクシソウ(薬師草)
キク科
前出の「ホソバワダン」さんによく似た花を咲かす「ヤクシソウ」さんです。

オッタチカンギク
オッタチカンギク(乙立寒菊)
キク科
「シマカンギク」さんの変種と云ふ事ですが、「シマカンギク」さんを確認したことがありませぬ。(^^;)

ヨメナ
ヨメナ(嫁菜)
キク科
昨年、撮影した場所で再会です。
野菊の中でいちばん好きです。