201105/17 山頂に咲くカタクリに逢いに 山行 0 5月16日(月)今年は花が遅れているからまだ大丈夫と、余裕を持って構えていたが、休日になると悪天候で出掛けられず、結局5月半ばになってしまった。 まあ、それでも新聞に「5月10日ごろ満開を迎える・・・」とあったので今年も逢いに行こうと4時前に家を出た。5時半過ぎに「亀石コース」の登山口駐車場に到着。 もう辺りは明るい。 準備を整え歩き始めた。 足元には「ミヤマキケマン」「ヤマエンゴサク」などの名残花が咲いており、目線を上げれば萌え出したばかりの樹々の新緑が飛び込んでくる。 コンクリート製の小さな橋を渡って植林地を抜ける。以前はこの付近でよく「ヤマシャクヤク」に出会えたのだが、最近はとんと見かけなくなった。 「キクザキイチゲ」がまだ花を閉じている。下山時にモデルになってもらおう。 沢沿いの道には、「ボタンネコノメソウ」「サンインシロガネソウ」「オオタチツボスミレ」の花が見られ、「ミソサザイ」がラブソングを歌う。時折、「キョロロロロ」と「アカショウビン」も。沢を離れ、6時半すぎに横手道に。 この道沿いでは「ムシカリ」「ハウチワカエデ」「ウスギヨウラク」などの花々が出迎えてくれた。またつづら折の道になり、この亀石コース中、最も大きいであろう「ブナ」との再会を喜び、もうすこし登ると、足元に「カタクリ」が見え始め、すぐに「鳥上コース」と合流する。 この付近はたくさんの「カタクリ」があって、よーく探せばひょろりとした一年生の「カタクリ」もたくさんある。7時10分頃、山頂に着くが誰もいない。(そうだ今日は平日だ)見頃は過ぎて傷んだ花も多かったが、それでもこの花には癒される、そしてなにより元気をもらえる。カタクリ(片栗)ユリ科徐々に花被片が開いていくのを眺め、ハナバチの仲間が訪花するのを眺め、1年ぶりの再会を楽しみ、山頂を後にした。下山も亀石コースで、道中の植物を撮影しながら。ブナ(橅)ブナ科久しぶりに「ブナ」の花を見た。 今年はブナの実の成り年だろうか。『ブナは数年に一度結実し、その間の年はほとんど結実しない。成り年は全国的に同調しており、成る木と成らない木が混在することはない』と、以前読んだが、どのような仕組みで同調しているのだろうか。ウリハダカエデ(瓜肌楓)カエデ科葉っぱも花も準備が「整いました」って感じで、顔を覗かせる。ハウチワカエデ(羽団扇楓)カエデ科雌雄同株なので、雄花と両性花が咲く予定です。撮影時点では雄花しか確認できておりません。オオイタヤメイゲツ(大板屋名月)カエデ科この方の花にも久しく出逢っていない。 今頃が開花時期なのだが。コミネカエデ(小峰楓)カエデ科チドリノキ(千鳥の木)カエデ科続きは明日に、いたしとうございます。 PR
201105/16 早朝の男三瓶山を歩く 2 山行 0 5月15日(日)昨年も同じ時期に早朝の男三瓶山をあるいている、今回も目的は同じで「サクラスミレ」に出逢いたいからである。05:08に姫逃コースで登頂開始、男三瓶山頂に06:35着、07:00に名号コースで下山開始、08:32に駐車場着。今回も出逢えなかった、というか前回同様、仕事前に登るので探す時間が短いのも一因かもしれない。次回は休みの日に探しに行こう。ヤマグワ(山桑)クワ科ミヤマハハソ(深山柞)アワブキ科ハナイカダ(花筏)ミズキ科オオバギボウシ(大葉擬宝珠)ユリ科タラノキ(楤の木)ウコギ科ダンコウバイ(壇香梅)クスノキ科クルマバソウ(車葉草)アカネ科ヤブニンジン(薮人参)セリ科
201105/12 三瓶北の原キャンプ場の花々 植物 0 5月9日撮影の残りです。オキナグサ(翁草)キンポウゲ科ミヤマキケマン(深山黄華鬘)ケシ科ミミナグサ(耳菜草)ナデシコ科ニオイタチツボスミレ(匂立壷菫)スミレ科ニョイスミレ(如意菫)スミレ科オオタチツボスミレ(大立坪菫)スミレ科
201105/11 三瓶北の原では 植物 0 今日は終日、強い雨が降っていた三瓶北の原。 そんなわけで撮影は断念。 天気が良かった一昨日(5月9日)、撮影した植物達の表情です。ヤマコウバシ(山香ばし)クスノキ科サヒメル本館前にいらっしゃる「ヤマコウバシ」さんが花を咲かせています。 この方は雌雄異株で、中国では雄株も見られるのだそうですが、日本では雌株しかなく、雄株(雄花)なしで結実するそうです。以下の画像は「北の原キャンプ場」内で撮影したものです。カナクギノキ(鉄釘の木)クスノキ科この方も雌雄異株です。 よって、雄花と雌花を確認しなければなりませぬ。画像の方は、柱頭が突き出ている様ですから雌花(雌株)の様ですね。イヌシデ(犬四手)カバノキ科キャンプ場内でも、たくさん見ることが出来ます。クロキ(黒木)ハイノキ科この方は、本来の花期ではない11~12月に生殖能力のない「奇形花」をつけるのですが、なぜ?ヌルデ(白膠木 )ウルシ科ヌルデの名前の由来は、平安時代には沼天(ぬてん)と呼んでいて、沼天(ぬてん)とは、奴留天(ぬるで)とあり、奴留天(ぬるで)の天の字は手を意味するとして、奴留手(ぬるで)としています。 奴留手(ぬるで)とは、この木を折ると白い、にかわのような樹液が出て、これを塗る用途に使っていたことから「塗る手」を意味するいわれます。ヤマウルシ(山漆)ウルシ科前出の「ヌルデ」さんや、後出の「ツタウルシ」さん同様、場内でたくさん見かけます。ツタウルシ(蔦漆)ウルシ科見るほどに「ゾクッ」ときます。 でも綺麗なんです。リョウブ(令法)リョウブ科朝日を受けて、輝いて見えたので「パチリ」。 ウリハダカエデ(瓜肌楓)カエデ科「こんにちは」と雄花序が顔をのぞかせた。ウグイスカグラ(鶯神楽)スイカズラ科ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)バラ科ヤマザクラ(山桜)バラ科
201105/08 大田市の片隅で 観察スポット 0 宿直明けに大田市のとある場所へ寄った。 此処は小さい川辺にある岩場で、この時期にひっそりと鮮やかな花を咲かせる草花があるのだ。ウマノアシガタ(馬の脚形)キンポウゲ科別名は「キンポウゲ」。 関係ないけど「きんぽうげ」と平仮名で書くと甲斐バンドの曲名にある。 この曲、高校時代によく練習してたなぁ。この方は、たまたま」ちかくの道端で輝いていたので写したものである。 サワハコベ(沢繁縷)ナデシコ科川沿いを歩いていたら、足元から呼ぶ声が聞こえたような気がした。 しゃがみ込むと「サワハコベ」さんだった。 湿り気のある場所がお好みだ。目的地はもうすぐ。ヒナギキョウ(雛桔梗)キキョウ科青い花が見えたので「おっ、咲いていたか」と一瞬思ったが、違っていた。 でも、この方も大好きな草花のひとつだ。 花が咲いていないと分かりにくい植物でもある。ルリハコベ(瑠璃繁縷)サクラソウ科今日のお目当てはこの方です。 名前どおり鮮やかな青色でしょ。 草丈は10cm~20cm位、径1cm前後の花をつけます。 色々調べたら帰化植物の可能性があるみたいですが、 他所では(県内)では見かけたことがありません。
201105/07 出雲の海浜近くで ~春1~ 観察スポット 0 私のお気に入りの観察スポットの一つに出雲の海浜近くの林がある。林の中を海ばたへ抜けられるように昔からの小道があって、そこをうろうろしながら、植物の写真を撮影するのだ。この場所は知人に教えてもらってから、通うようになってまだ日が浅いため、行くたびに新たな出逢いがあって楽しい。今はまだ春しか来てないのだが、季節を変えて移り行く植物の表情を記録していきたいと思う。アカメガシワ(赤芽槲、赤芽柏)トウダイグサ科タラノキ(楤木)ウコギ科カキノキ(柿木)カキノキ科サルトリイバラ(猿捕り茨)ユリ科クサイチゴ(草苺)バラ科スダジイ(すだ椎)ブナ科イヌビワ(犬枇杷)クワ科トベラ(扉)トベラ科ハゼノキ(櫨の木、黄櫨の木)ウルシ科ヤマウルシ(ヤマウルシ)ウルシ科アマドコロ(甘野老)ユリ科最近、「アマドコロ」と聞くと「甘味処」を連想してしまう今日この頃。痩せられない。ハマエンドウ(浜豌豆)マメ科コウボウムギ(弘法麦)カヤツリグサ科ホタルカズラ(蛍蔓)ムラサキ科
201105/04 三瓶山麓の花々 23 植物 0 イチリンソウ(一輪草)キンポウゲ科一株に花が一つ咲くから「一輪草」と名づけられたのですが、たまに二つ花をつけた方も出現します。(私も以前見たことがあります。) 近い仲間に「ニリンソウ」さんがいらっしゃいますが、葉っぱの形、付き方が違うので、間違える事はありません。ニリンソウ(二輪草)キンポウゲ科はいっ、「ニリンソウ」さんです。 この方も一株に花を3~4個つけることがあるそうです。 東北地方や北海道では山菜としてよく利用されるそうですが、葉っぱが有毒の「ヤマトリカブト」さんによく似ているので毎年、中毒事故が起きるそうです。 大好きな方なのでたくさん写しました。この画像の方は一つの花と2個の蕾がありますよ。キランソウ(金瘡小草 )シソ科別名の「地獄の釜の蓋」のほうがインパクトが強くて忘れられません。 この方は民間薬として昔から知られていたそうで、薬効があることから「地獄の釜へ行く道に蓋をする」と云う意味で名づけられたという説もあります。ヤマルリソウ(山瑠璃草)ムラサキ科この時期必ず出逢わなければ気がすまない方です。「何もいう事は無い」ニワトコ(接骨木)スイカズラ科「ニワトコ」とはどういう由来なのでしょうか? ご存知の方いらっしゃいましたら、ご教授ください。三瓶に限らず、日本の春の花といえば、
201105/04 三瓶山麓の花々 22 植物 0 エンレイソウ(延齢草)ユリ科この方は、種を落としてから花をつけるまでに15年前後もかかるそうです。ショウジョウバカマ(猩々袴)ユリ科この方は3年分の葉をもっています(当年葉、1年葉、2年葉)。古い2年分の葉と、今年の春に展開した新しい葉です。そして2年葉の主脈の先端部にはしばしば小さな植物体、不定芽ができます。 不定芽の出来た2年葉は、不定芽に栄養を送り込んで枯れていきますが、その頃には不定芽はしっかり根付いて独立します。山野で大きな株の周りを囲むように小さな株があるのを見かけることがありますが、このような出来事があったのですね。クサノオウ(瘡の王)ケシ科「クサノオウ」の名前の由来は、皮膚病の「くさ(湿疹)」を治す薬効があるために、「くさ(瘡)の王(おう)」と呼ばれるようになったとされています。ミヤマキケマン(深山黄華鬘)ケシ科「花が美しいが、近づくと悪臭がある。深く臭いを吸い込むと吐き気がする場合があるので注意が必要になる」と、書かれているものを読んだことがありますが、撮影時に感じた事はないです。 今度、かずんでみるとしますか。ヤマエンゴサク(山延胡索)ケシ科先日もこの方を掲載しましたが、今回は「北の原自然林」内で撮影したものです。たくさんの株があって興奮しますた。
201105/03 三瓶山麓の花々 21 植物 0 いきなり、言い訳で始まり申し訳ありませんが、植物たちを撮影してもPCに取り込んでからの整理やら編集やらでその日のうちに、アップできない事が多くて、ついつい2~3日過ぎてから記事が書ける状態です。 ご容赦ください。アケボノスミレ(曙菫)スミレ科朝日が差し込んで、名前どおりの輝きです。 サヒメルの回廊沿いでも見ることが出来ますよ。 三瓶山ではこれから見頃になりますね。花のアップなと見てがっしゃい。スミレサイシン(菫細辛)スミレ科葉っぱが完全に展開しきっていない「最新」の「スミレサイシン」さんです。 別名に「トロロスミレ」と名づけられていますが、太くて長い地下茎があり、ある地方ではこの地下茎をすりおろして食するのだそうです。また、花や葉っぱもおひたしや和え物として利用されるそうです。ニョイスミレ(如意菫)スミレ科この方も山菜として利用できるそうですが、私はあまりそそられないですね。オオタチツボスミレ(大立坪菫)スミレ科どちらかといえば、前出の「ニョイスミレ」さんよりもこの方の葉っぱが美味しそうに見えるのですが、山菜として利用している地方があるのかは、不明です。
201105/02 三瓶北の原では 植物 0 北の原の草原では、「センボンヤリ」さんと「ニオイタチツボスミレ」さんの花が沢山見られるようになりましたよ。センボンヤリ(千本槍)キク科ニオイタチツボスミレ(匂立壷菫)スミレ科