忍者ブログ

web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

三瓶山麓の花々 14

6月16日(水)
昨日の雨で我が家の畑は生気を取り戻し、此処、三瓶山麓の植物達も心なしか生き生きとしているように映りました。


ウツギ
ウツギ(空木)
ユキノシタ科
再登場の「ウツギ」さん。 サヒメル横のこの方は周りの方々と比べると幾分赤みを帯びているように見えますが、何故でしょう?

ヒメジョオン
ヒメジョオン(姫女苑)
キク科
北アメリカ生まれのこの方は、同郷の「ハルジオン」さんとよく似ていますが、茎葉の基部が狭くなっていて、「ハルジオン」さんのそれのように茎を抱いたようにはつきません。

ノイバラ
ノイバラ(野茨)
バラ科
日当たりがよくない場所で、やっと咲き出した「ノイバラ」さん。 香りをかずもうと思ったら、午前中がいいですよ。  

ナワシロイチゴ
ナワシロイチゴ(苗代苺)
バラ科
蕊がちょこっと出ているだけで、花弁はこれ以上開きません。どんな虫がポリネーター(送粉者)としてやってくるのでしょうか?

ナガバモミジイチゴ
ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)
バラ科
はちきれそうな集合果が、夕日を浴びて一層美味そうに見えました。 (食べてはいません。)

コアジサイ

コアジサイ
コアジサイ(小紫陽花)
ユキノシタ科
もう、紫陽花の季節なんですね。 年々、一年が速く過ぎ去って行くように感じて・・・・。 

ハイイヌツゲ
ハイイヌツゲ(這犬柘植)
モチノキ科
雌雄異株。画像は雄株。 そばには雌株が見当たらなかったような気がします。 探しに行かねば。

スイカズラ
スイカズラ(吸葛)
スイカズラ科
え匂いがしちょーと思ったら、やっぱこのさんだったわね。 だども匂いをかずんでばっかおってもなんだけん、ちょっこ写さかね。 このさんの花が色を変えていくのを観察すーのもえかもっしぇん。 
まず、蕾はピンクだわね。

スイカズラ
咲き出しは白い色しちょーずね。
スイカズラ
そーから、黄色になー。
スイカズラ
おもっしぇが。「金銀花」てて呼び名もあーすこだよ。 だども色を変えーてて、どぎゃん意味があーだらか?
そほど。
PR

帰路で道草? 2

6月13日(日)
匹見からの帰りに、田儀の海岸に立ち寄った。 海岸に咲く花々に挨拶だ。
予定としては、まず「タイトゴメ」さん、そして「ハマボッス」さん、それから「ツルナ」さんだ。


タイトゴメ
タイトゴメ(大唐米)
ベンケイソウ科
「よくもまぁ、こんなに乾燥する岩場で生活してらっしゃいますねぇ。」と声をかけると、「わしは、此処でしか生きられんけんの。 この環境を壊さんでごいた。」と言われた。

「ハマボッス」さんと「ツルナ」さんは、「今日は都合が悪いけん、明日以降にしてごいた。」と言われ、仕方なくぶらぶら歩いていたら、「わしは、いいずね。」と流暢な出雲弁で「マメグンバイナズナ」さんが声をかけてきた。
マメグンバイナズナ
マメグンバイナズナ(豆軍配薺)
アブラナ科
「ワタシーハ、北アメリカ生マレデ~ス。」 「それにしては出雲弁がお上手ですね」と問えば、「日本には明治半ばにやってきたけんの。」とのこと。

日没の空
今日の日没の空。絵に描いた様。

登山観察会 at 大神ヶ岳

6月13日(日)
前日の夕方、宿に入り、「宴」を行い、寝る。 未明に土砂降り?の雨音を聞く。
朝から雨です。 憂鬱になりながら、準備を始める。 それでも宿を出発する頃には、雨足は弱まり、降ったり止んだりを繰り返すようになる。
 
「よしっ 大神ヶ岳だけのピストンにしよう

9名で大神ヶ岳の頂を目指す。暑くないので下見のときより快適だ。
登山中


 先週の下見のとき、花だった「ハスノハイチゴ」は、集合果が出来始めていて、その大きさに一同「」。

山頂付近は、風が強く、眺望もきかないので、集合写真を撮影後、直ちに下山開始。

登山口の駐車場で、昼食を摂った。 昼食後、林道を引き返しながら、道中で車を停めて植物の観察をして、林道入り口近くで解散。 強い雨にもあわず、全員無事に帰途についた。


ヤブデマリ
ヤブデマリ(藪手毬)
スイカズラ科


?イバラ
何イバラでしょうか? 


ヤグルマソウ

ヤグルマソウ
ヤグルマソウ(矢車草)
ユキノシタ科



大神ヶ岳山頂にて

三瓶山麓の花々 13

6月9日(水)
ま~ず、今日もふつごにえ天気だったとまっしゃい。 だども、花の写真を撮らかと思ったつなら、ちょっこ日がきついわね。 だけん、昼飯たばこには写さんこに、仕事をしまってから、写したとまっしゃい。


ウツギ

ウツギ

ウツギ
ウツギ(空木)
ユキノシタ科
いまんごは、どこえってもこの花が咲いちょーが、なんぼかずんでも、あんまし匂わんとまっしゃい。

エゴノキ
エゴノキ
エゴノキ科
この花もようけ見ーが、低いとこに花があったら、ちょっこかずんでみてまっしゃい。え匂いがしちょうけん。

タンナサワフタギ

タンナサワフタギ

タンナサワフタギ
タンナサワフタギ(耽羅沢蓋木)
ハイノキ科
こーも、え匂いがしちょーよ。 よそで見たども、えらいハイカラな虫がさばっちょー事があーわね。 なんだい「シロシタホタルガ」てて、蛾の幼虫だげな。 幼虫を手であんまなやむと汁を出すずね。そーがつくと、かぶれたやになーけん、気つけらっしゃい。

ヤマウルシ
ヤマウルシ(山漆)
ウルシ科
かぶれる話が出たけん、ついでに。こーはヤマウルシの花だわね。あんま目立たん花だども、わしは気に入っちょー。 だども、触るのはやだずね。
ヤマウルシ

三瓶山の麓にて 2

6月7日(月)
昨日とうってかわって雨模様の三瓶山麓。 6月2日に観た「フデリン」の件を検証しようと、またもや昼飯たばこに「フデリン」を訪問。 要は「フデリン」の種子が、風によって散布されるのか?それとも、雨滴によって散布されるのか?ということだった。 というわけで、雨の日を待っていたのだ。

晴れた日の「フデリン」は、こんな状態でした。
フデリンドウ
ぱっくり口が開いて中の種子が見えているけれど、これ以上は開かない。

では、雨の日の「フデリン」の状態。

フデリンドウ

フデリンドウ

晴れの日よりも、大きく開いている。しかも、雨滴を受け止め易い形状で。 時間が無かったので「フデリン」に雨滴が入るところは観る事が出来なかったが、どうやら「フデリン」達は、種子の散布を雨滴の力を借りて行っているようだ。

大神ヶ岳~赤谷山

6月6日(日)
6月13日(日)に行う「登山観察会」の下見をするために、匹見の奥、広島県との境近くに鎮座する「大神ヶ岳(だいじんがたけ・だいじんがたき)」と「赤谷山(赤谷山)」へ向かった。 私は10年ぐらい前に大神ヶ岳には登ったが、それっきり、むろん赤谷山は未踏であった。

吉賀町の七日市から主要地方道42号線を匹見に向かう。「三葛」地区を過ぎて少し行くと「三坂八郎林道」へと。林道に入ってから10分足らずで、見覚えのある登山口についた。

ところが、車が数台停められるスペースは満杯、林道にも車が路肩に寄せて停めてある。全部で20台近くになろうか。
この日は6月第一日曜日、大神ヶ岳の中腹に祀ってある「山葵天狗社」のお祭りで、神楽が奉納され、そして山開きでもあったのだ。

我々も車を路肩に寄せて停めた。林道と云っても登山口の付近は広く作ってあり、脇を車が通り抜けられる。
準備をしようと車から降りるとすぐそばに、

コバンノキ
コバンノキ(小判の木)
トウダイグサ科
コバンノキが可愛い花をつけていた。
準備を整え、歩き出す頃には祭りが終わり、人々が登山口へ降りてきた。


大神ヶ岳登山口
登山口にある鳥居をくぐり、杉の植林地の中を行く。のっけから急登だ。植物を観ながらゆっくり行こう。

チャルメルソウ
チャルメルソウ(哨吶草)
ユキノシタ科
結実したチャルメルソウが木漏れ日を浴びて浮かんで見えた。

タチシオデ
タチシオデ(立牛尾菜)
ユリ科
「山アスパラ」と云う愛称で呼ばれるタチシオデ。 天ぷらやおひたしで食すると美味いとか。 おひたしにするときは、もちろん「塩で」茹でて。

タニギキョウ
タニギキョウ(谷桔梗)
キキョウ科
まだ、蕾の株がたくさんあったので、13日も花が見れるといいなぁ。

ハスノハイチゴ
ハスノハイチゴ(蓮の葉苺)
バラ科
木苺の仲間で唯一、白い集合果をつけるハスノハイチゴ。美味しそうに見えないけど。(おめさんに食わせようとしている訳じゃない)

旬の花々を見ながら歩くと、疲れも吹き飛ぶ。(それは気持ちの上だけで、身体は正直だ。 (-_-;) )

植物を観察しながら、ゆっくりしても一時間ちょっとで大神ヶ岳山頂に着いた。
大神ヶ岳山頂
この懸崖の上に立つと素晴らしい眺望が待っている。 ゆっくりしたいのだが、まだ先があるのでこの頂きに暇乞いをする。

赤谷山への縦走路へ入るとすぐ、急な下りだ。 一気に標高差80m近く下る。(もったいないなぁ) そして同じくらい登る事になる。(わしゃ、しわーてやれん)
花でも見て気を紛らすか。


クルマムグラ
クルマムグラ(車葎)
アカネ科

オオバノヨツバムグラ
オオバノヨツバムグラ(大葉の四葉葎)
アカネ科

コバノフユイチゴ
コバノフユイチゴ(小葉の冬苺)
バラ科

ニワトコ

ニワトコ
ニワトコ(接骨木)
スイカズラ科

ミヤマガマズミ
ミヤマガマズミ(深山莢迷)
スイカズラ科

オトコヨウゾメ

オトコヨウゾメ

オトコヨウゾメ
オトコヨウゾメ(男莢迷)
スイカズラ科


80m近く登ると、「1170ピーク展望地」と呼ばれる見晴らしのいい場所がある。 大神ヶ岳が見えた。
大神ヶ岳
ここから赤谷山に向けての道は少し下りになる。

コマユミ
コマユミ(小真弓)
ニシキギ科

コツクバネウツギ
コツクバネウツギ(小衝羽根空木)
スイカズラ科

ツクバネソウ
ツクバネソウ(衝羽根草)
ユリ科


やがて、目の前に「立岩」と呼ばれる岩峰が見えてきた。
立岩
この岩峰の頂きに向かって道は延びている。   また急登だ。   登りきる手前にはロープが設けてある。   ロープを過ぎると足元にご褒美があった。
イワカガミ

イワカガミ
イワカガミ(岩鏡)
イワウメ科

岩峰の頂きに登り詰めると、またいい眺め。 頂き直下には、
カマツカ
この白い玉々は、な~んだ?
カマツカ
カマツカ(鎌柄)
バラ科


立岩を過ぎると、赤谷山の頂も近い。 ただしあまり展望はきかない。 引き返して、先ほどの「1170ピーク展望地」で昼飯たばこをすーことに。

カンサイスノキ
カンサイスノキ(関西酢の木)
ツツジ科
登るときには、蕾だった「カンサイスノキ」が、開花していた。(嘘をつくなー)  はい、すみません。見落としてました。

ツタウルシ
ツタウルシ(蔦漆)
ウルシ科
此処の山域には「ツタウルシ」が、たくさん見られた。 足元の悪い岩場にもあったので、不用意に触らぬよう、慎重に行動したい。


おまけ

コガクウツギ
コガクウツギ(小額空木)
ユキノシタ科
下山後、紙祖川沿いでちらほら見かけたコガクウツギの花。いい匂いがすーかなと思って、かずんだども、ちっとだい、いいことなかった。
そほど。

三瓶山麓の花々 12

6月5日(土)
昼飯たばこの限られた時間に、サヒメル周辺を行ける範囲で徘徊し、花々を撮影しております。 しかし、今日も暑かったですね~。


コナスビ
コナスビ(小茄子)
サクラソウ科
日向から半日陰のところに、たくさんいらっしゃいます。 ま、我が家の庭にもいらっしゃって、馴染み深い方々です。

ニガナ
ニガナ(苦菜)
キク科
この方も今、たくさん見ることが出来ます。 この方を傷つけると(サヒメル周辺では駄目ですよ)白い乳液が染み出てきます。この乳液が苦味成分を含むため、「苦菜」と名づけられました。

シロニガナ
シロニガナ(白苦菜)
キク科
舌状花の数が5~7枚が「シロニガナ」、8~10枚が「シロバナニガナ」と云うことです。
シロニガナ



アマドコロ

アマドコロ
アマドコロ(甘野老)
ユリ科
根茎(こんけい)に甘味のあること、根茎(こんけい)の形がヤマイモ科の近似種(きんじしゅ)のトコロ(オニドコロ)に良く似ていることから名づけられました。
もちろん早春に新芽を摘み取って、茹でて食せます。

帰路で道草?

6月3日(木)
サヒメルからの帰りに道草をしながら、帰った。 


まずは、
キンラン
「キンラン」さん。だいぶ開いてきましたね。
 

バイカモ
バイカモ(梅花藻)
キンポウゲ科
蠅の仲間に休憩場所を提供中の「バイカモ」さん。此処の水辺には、「クレソン」さんが繁茂していて、「バイカモ」さんを探しづらくなっています。

エゾノギシギシ
エゾノギシギシ(蝦夷の羊蹄)
タデ科
ヨーロッパ生まれの帰化植物。 この方も繁殖力が強力で、1株あたり3~4万個もの種をつくるうえに、種の登熟後に刈り取ると再生し、9月まで継続して開花。年に3回も種ができる。さらに、種だけでなく、根(地表下5cmの部分)でも増える。 (絶句

カモガヤ
カモガヤ(鴨茅)
イネ科
(画像の下方の蔓は「クズ」さん) 花粉症の人には見たくない「カモガヤ」さんです。 牧草として日本に連れてこられ、北海道で多く生育しました。 戦後牧草が日本全国に広がると同時に、カモガヤも日本全国に広がり、現在は野生化し、花粉症の原因植物として、有名になりました。


少し、遠回りをして、大社の海辺へ向かいます。 この時期、砂浜に白い星が見られるから。
スナビキソウ

スナビキソウ
スナビキソウ(砂引草)
ムラサキ科
ねっ、星マークをそのまま花にした様でしょ。 砂の中に長い地下茎を伸ばすことからの命名です。 
撮影したときには、お日様は水平線の下に沈んでいました。


本当の星が見え始めたから、帰りませう。

三瓶山麓にて

6月2日(水)
子房が膨れた「フデリンドウ」さんは、どうなったか?
 


フデリンドウ
この画像は「フデリン」を真上から写したものです。 子房の先端がぱっくり口を開けて、中の種子が見えていますね。 さて、種子は細かいので風に飛ばされて散布されるのでせうか? それとも、猫の目ちゃんのように、雨滴の力で散布されるのでせうか? 


さて、気になる「キンラン」さんですが、6月に入って咲き出しました。
キンラン

キンラン
いつ咲くか、それとも咲かずに蕾のまま傷んで枯れるかと、やきもきしていましたが、咲いてくれました。(でも、傷んでいる蕾もあるので、全ての蕾が開く事はないでしょう。)

立久恵峡にて 9

6月1日(火)
久方ぶりに立久恵峡を訪れてみた。 自宅から車で20分もかからないのに。 自分の好きな観察フィールドなのに。 私の記憶が確かならば、3月半ばに「アオイスミレ」さんに逢いに行って以来だろうか? あるホームページに「イワギリソウ」の写真が出ていたから、逢いに行きたくなったのだ。


立久恵峡
少し散策すると汗ばむほどの好天気。きもちいいね~。


ヤブヘビイチゴ

ヤブヘビイチゴ
ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺)
バラ科
この方が茂っているところへガサゴソ入っていけば、蛇も出てくるかもしれません。それこそ「やぶへび」だ~

コナスビ
コナスビ(小茄子)
サクラソウ科
この方の果実を見たことはありますか? 以前見かけたとき、「茄子」に似てるかな~?と、思いましたが・・・。 また、撮影しておきます。

ミヤマハコベ
ミヤマハコベ(深山繁縷)
ナデシコ科
遠目でみたとき、岩棚から何がぶら下がっているのか分かりませんでしたが、近寄ってみて「ミヤマハコベ」さんだと分かりました。

キツネノボタン

キツネノボタン
キツネノボタン(狐の牡丹)
キンポウゲ科
下側の画像に注目してください。痩果の先がくるっと巻いていますね。「ケキツネノボタン」さんは、ほとんど巻きません。

ヤマムグラ

ヤマムグラ
ヤマムグラ(山葎)
アカネ科
花は直径3mmくらいです。手裏剣みたいに見えました。 
手裏剣 シュッシュッシュッシュシュ~赤影は行く~  古いなぁ~。


ヨツバムグラ

ヨツバムグラ
ヨツバムグラ(四葉葎)
アカネ科
これまた、ちっちゃい花をつけています。しかも薄暗いところにいらっしゃるので、手持ち撮影は 「きびしいー

オヤブジラミ
オヤブジラミ(雄薮虱)
セリ科
花は見損ないましたが、この果実はよく目にします。いわゆる「ひっつき虫」のひとつです。

ユキノシタ

ユキノシタ
ユキノシタ(雪の下)
ユキノシタ科
この可愛い模様を目指して、ちっちゃい蜂の仲間が訪れていました。

イワギリソウ
イワギリソウ(岩桐草)
イワタバコ科
五百羅漢像のところで、ふと紫の花が目に飛び込んできました。 羅漢像の足元に「イワギリソウ」さんがっ ここなら、盗掘される心配はないのかな? でも、いままで、此処にあることに気づかなかった。

ミズタビラコ
ミズタビラコ(水田平子)
ムラサキ科
ムラサキ科の花は、形がどれもよく似ています。 「ミズタビラコ」さんの花は、直径3mm程度。 この方の花序は最初はくるっと渦を巻いているような形で、花序の元のほうから順次咲いていく。(キュウリグサさんもそうですね。)
ミズタビラコ
見事な群生


オニタビラコ

オニタビラコ
オニタビラコ(鬼田平子)
キク科
「田平子」つながりと言うわけではありませぬが、すぐ脇に咲いていらっしゃったので。

トウバナ
トウバナ(塔花)
シソ科
花序が茎の先端で塔のようにつくことからの命名です。さて画像のモデルになった方は、あとどれくらい高くなるでせうか?

オオメノマンネングサ
オオメノマンネングサ(大雌の万年草)
ベンケイソウ科
さて、とっておきの岩場に攀じると「オオメノマンネングサ」さんが咲き出していらっしゃいました。島根県固有種です。 どうやら、中心の花が最初に咲いて、周辺の花へと開花していくようですね。しかも、中心の花だけ花弁が5枚で、後の花は花弁が4枚?

イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)
シソ科
此処の岩場には「イブキジャコウソウ」さんもいらっしゃいます。この時期は最高のお花畑になりますよ。(他の時期も最高です。)

クサイチゴ
クサイチゴ(草苺)
バラ科
岩場を降りて対岸にやってきました。足元には「クサイチゴ」さんが、美味しそうな果実を準備中。

イワギリソウ
この岩壁が、「イワギリソウ」さんの主な群生地ですね。 盗掘により、高い場所にしかありませんが、少しずつ下のほうにも株が戻ってきています。

ホタルブクロ
ホタルブクロ(蛍袋)
キキョウ科
この花の中に蛍を入れて、提灯のようにもって歩けたらなぁ~。

キュウリグサ

キュウリグサ
キュウリグサ(胡瓜草)
ムラサキ科
なんて、キュート 道端の草なのに。

ノヂシャ
ノヂシャ(野萵苣)
オミナエシ科
こないだ静間の海端で見ていたからすぐにそれと分かりました。結構外来の植物が此処にもあります。

ウシハコベ
ウシハコベ(牛繁縷)
ナデシコ科
だいぶ視力が衰えたのでせうか。花柱の数が数えづらくなりました。ルーペに頼らなければ、5本数えられなかった。(哀)

バイカウツギ
バイカウツギ(梅花空木)
ユキノシタ科

駐車場まで戻ってくると、来たときには気づきませんでしたが、金網の間から「バイカウツギ」さんが、呼びかけてくれたので撮影する事ができました。 呼び止めてくれて『ありがとう