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「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

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晩秋の北の原で

11月12日(金)
このところの朝晩の冷え込みで、三瓶の紅葉は一気にピークを過ぎてしまいました。 

昼飯たばこに少しずつ撮りためた画像です。


ゲンノショウコ
ゲンノショウコ(現の証拠)
フウロソウ科
種子を弾き飛ばした後の姿がまた可愛らしいですね。別名「ミコシグサ(神輿草)」この姿から。


キクバヤマボクチ
キクバヤマボクチ(菊葉山火口)
キク科
この方の新芽(新葉)を、ヨモギの代わりに餅に混ぜる地域があります。


ムラサキシキブ
ムラサキシキブ(紫式部)
クマツヅラ科
この実もだいぶ小鳥に食われ少なくなってきました。


さて、以下の画像は、樹木の冬芽を写したものですが、なんの樹の冬芽でしょうか?



これは簡単ですよね。





これも楽勝かな?






本年枝には毛が密生するんです。






絡むんです。落葉痕もユニークです。






さて、なんでしょう?





裸芽ですね。





私みたく、わがままかもしれません?(笑)
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星空散歩

11月1日(月)
今日の三瓶北の原は3時頃、雷が轟き霙が降りました。短時間ではありましたが。冬が近づいてきています。 夕刻には雲間から青空も見えてきましたが、星を観測するには、少し雲が多いかな? でも、夜が更けるにつれてだんだんと雲が流され、見える星が増えてきました。 クーデ式屈折望遠鏡で木星やプレアデス、アンドロメダ銀河などを眺める事ができました。 ついでに写真もと欲張りましたが、なにせ初めての天体写真。(変態写真ではないですよ) 露光時間と感度の設定がよく決まらず綺麗な写真とはいきません。 まぁ、星っぽいものが写っている感じはあります。 ご笑覧ください。


木星と衛星
木星と4大衛星


すばる
プレアデス星団


アンドロメダ銀河
アンドロメダ銀河

北の原にて 6

10月22日(金)
今日の三瓶北の原、朝は少し肌寒かったけど日中は過ごしやすかったです。 恒例の昼飯たばこの散策日和です。 気になる赤とんぼの仲間を探しに姫逃池の周りをぐるっと歩きました。


リスアカネ
リスアカネ(りす茜)
トンボ科アカネ属
「リスアカネ」さんの「リス」とは、スイスのトンボ学者の名前に由来します。 「あがだ?」


ノシメトンボ
ノシメトンボ(熨斗目蜻蛉)
トンボ科アカネ属
「リスアカネ」さんと休憩場所を争っていました。 「ノシメトンボ」さんのほうが少し大きいです。


ナツアカネ
ナツアカネ(夏茜)
トンボ科アカネ属
成熟したオスは全身真っ赤になります。

今日も「アキアカネ」さんに逢えませんでした。 何処行っちゃったんだろ。 

草原には「リンドウ」さんの青色が眩しいくらいです。

リンドウ
リンドウ(竜胆)
リンドウ科


リュウノウギク
リュウノウギク(竜脳菊)
キク科
本館と新館をつなぐ回廊の下方で咲き出しました。 10月13日にはまだ固い蕾だった方ももうすぐ咲きそうです。(下の画像)
リュウノウギク

アカカタバミ

アカカタバミ

アカカタバミ
アカカタバミ(赤傍食)
カタバミ科
昨日、奥出雲へ向かう前に、墓参りをしたときのこと。 たくさん「カタバミ」さんがおってだなと思いながら、よく見るとふつうの「カタバミ」さんよりも、花びらが赤みが強い、葉っぱも茎も赤みをおびている。 調べてみれば「カタバミ」の変種で「アカカタバミ」さんという事がわかりました。 カタバミが乾燥・高温となりやすい環境に適応したものということらしいのです。 
これ以上の詳しい事は私にはわかりません。

ハラビロカマキリ

ハラビロカマキリ
ハラビロカマキリ(腹広螳螂)
カマキリ目カマキリ科
我が家の玄関前のカイヅカイブキに「ハラビロカマキリ」さんがいたので、これ幸いとレンズを向け近寄ったら威嚇されてしまいますた。

そほどです・・・。

奥出雲にて

10月19日(火)
ポカポカ天気に誘われて、久しぶりに奥出雲へ向かいました。 目的地は吾妻山。 出掛ける時間が遅かったので登ってはいません。 池の原周辺と道中で撮影した画像です。


ノコンギク
ノコンギク(野紺菊)
キク科
ちゃんと、種子の上につく冠毛が長い(ヨメナに比べて)を確認しました。


シロヨメナ
シロヨメナ(白嫁菜)
キク科
道端に大群落を作っていらっしゃいました。 堪能しました。


ツリガネニンジン
ツリガネニンジン(釣鐘人参)
キキョウ科
池ノ原にて撮影。 この辺りには基本種にあたる「サイヨウシャジン(細葉沙参)」さんもいらっしゃるので、どちらかなと思いましたが、雌蕊の突き出し方が、それほど長くないので「ツリガネニンジン」さんということで。


リンドウ
リンドウ(竜胆)
リンドウ科
この方は雌蕊の先端が裂開しているので、雌性期ですね。


キセルアザミ
キセルアザミ(煙管薊)
キク科
別名「マアザミ(真薊)」さんです。 若い葉っぱは食用になるそうです。


マツムシソウ
マツムシソウ(松虫草)
マツムシソウ科
種子になっておいででした。


ウラギンヒョウモン
ウラギンヒョウモン(裏銀豹紋)
チョウ目タテハチョウ科
「タムラソウ(田村草)」さんの上で休憩中の「ウラギンヒョウモン」さん。翅がかなり傷んでいます。


ウメバチソウ
ウメバチソウ(梅鉢草)
ユキノシタ科
此処の草原でもたくさん見ることが出来ます。
ウメバチソウ
吾妻山をバックに

三瓶山麓の花々 19

10月17日(日)
「早起きは三文の徳」を狙ったわけではないのですが、始業前に写真が写したくて、いつもより早めに起きて出掛けました。 写真を撮る方ならよくお解かりだと思いますが、早朝や夕方の太陽光は、被写体をドラマチックに魅せてくれる素敵な光なのです。 またこの季節は、昼夜の寒暖差などで、山沿いに行けば雲海が見えたり、植物が露をまとったりで、素敵な光景をたくさん見ることが出来ます。気温が下がり段々布団から出づらくなってきていますが、宝物を見るために早起きしませう。


ナギナタコウジュ

ナギナタコウジュ
ナギナタコウジュ(薙刀香需、長刀香需)
シソ科
ナギナタコウジュ
花穂にたくさんの水滴がくっついていて、輝いて見えました。 太陽光があたると更にキラキラです。


シロヨメナ
シロヨメナ(白嫁菜)
キク科
この方も水滴をまとって「ジュエリー」のよう。 いんや、命の輝きは宝石以上です。


ヨメナ
ヨメナ(嫁菜)
キク科
三瓶の周回道路の脇で咲いていて、ちょっと前から気になって仕方なかったのですが、本日撮影出来まして安心して眠ることが出来そうです。


ウメバチソウ
ウメバチソウ(梅鉢草)
ユキノシタ科
北の原で咲く「ウメバチソウ」さんです。 もう花より水滴が主役かのような撮影の仕方でごめんなさい。

三瓶山麓の花々 18

10月14日(木)
今朝も北三瓶は少しガスってました。 駐車場に車を停めてから、すこしだけ草原を見て廻りました。


ウメバチソウ
ウメバチソウ(梅鉢草)
ユキノシタ科
何株か「ウメバチソウ」さんが花を咲かせています。 この方は雄蕊を観察すると、開花してからおよそ何日目かがわかるそうですよ。 この画像のモデルになった方は、5本ある雄蕊の3本までが反り返っているので、おそらく開花してから、4日目と思われます。 蕾を見つけたら、毎日変化を追ってみたいです。
マクロレンズで花を見ていたら、仮雄蕊についている水滴が面白くて・・・。
ウメバチソウ

ウメバチソウ



昼飯たばこにも少し散策しました。
アキノキリンソウ

アキノキリンソウ
アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
キク科
この方は食用になり、若苗の葉を揚げ物にしたり、お浸しや胡麻和えにして食べることが出来ます。


センブリ
センブリ(千振)
リンドウ科
ふつうは花びらが5枚なのですが、この方は4まいです。 この株のほかの花が果たして何枚の花弁をもって咲くのか? 今後も見守っていきましょう。

三瓶山麓の花々 17

10月13日(水)
ひと月前の暑さが嘘のように秋は深まってきました。 今朝の通勤時、佐田町の上橋波では気温14℃でした。 朝夕は肌寒くなってきましたね。
皆さま、体調管理して御自愛ください。


センブリ

センブリ

センブリ
センブリ(千振)
リンドウ科
北の原でもこの方々が咲き始めました。 可憐な方々です。 言わずもがな、民間薬の代表格の一つですよね。 「良薬は口に苦し」がぴったり。


リュウノウギク
リュウノウギク(竜脳菊)
キク科
可愛い蕾を見つけました。 さて、いつ咲きますかね。 葉っぱを揉んでかずんだら、え匂いがしたとまっしゃい。(意見には個人差があります。)

そほど

姫逃池の周りで 3

10月10日(日)
今日の昼飯たばこのときは、久々に日が差しポカポカしていたので、この前から気になっている「タデ科」の仲間の花を撮影しようと、姫逃池までほたほた。 現在、姫逃池の周りで花を咲かせている「タデ科」の方々はというと、「ミゾソバ」さん、「アキノウナギツカミ」さん、「ヤノネグサ」さんくらいでしょうか? 

ヤノネグサ
ヤノネグサ(矢の根草)
タデ科
誰ですか? 「やもめ草」なんていってる方は? 「矢の根草」ですよ。この画像には葉っぱが写っていないのですが、葉っぱの基部が矢尻に似たような形になっているから、このような名前がつけられたそうです。

「ヤノネグサ」さんの撮影に夢中になっていたら、すぐ傍らにイトトンボさんが、いらっしゃいました。
クロイトトンボ
クロイトトンボ(黒糸蜻蛉)
トンボ目イトトンボ科
体長は30mmくらいでした。撮影後、サヒメルの「M島」さんに聞くと「クロイトトンボ」さんの雌でした。 今日の昼飯たばこはここで時間切れ。

「M島」さんとの話の中で「アキアカネ」さんの数が減っているという話題になった、先日UPされていた「さんべNEWS」に姫逃池で見られる「アキアカネ」さんも減ってきている事、全国的にも減ってきているらしいとの事、昔から稲作のサイクルに合わせた生活史をおくる「アキアカネ」さんの身に何がおこっているのか? 我が家の隣の田んぼで羽化した「アキアカネ」さんは、果たして戻ってきて稲刈り後の田んぼで産卵するのか? 少し心配です。