忍者ブログ

web おとしぶみ

「島根県自然観察指導員連絡協議会」の会報「おとしぶみ」。その編集メンバーの「あきあかね」が運営する、自然画報。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

キアゲハの幼虫

令和2年7月15日(水)

田んぼの草刈りの合間に、同僚がキアゲハの幼虫を見つけた。 セリの葉にさばっていたそうで体長25㎜程、3齢幼虫ぐらいだろうか? 飼育をすることになった。 同僚は「三郎」と名付けていたので、そのまま「三郎」と呼ぶことにする。 羽化まで観察が出来るだろうか? 不安と期待が混ざった心持。



キアゲハ(黄揚羽)

PR

初夏の妖精 2

令和2年6月26日

今夜はそれほど蒸し暑くなく、晴れている条件だったので、現れてくださるのか不安だったけれども、2時間粘って撮影しました。


ヒメボタル(姫蛍)


撮影地:出雲市  (比較明合成)


蛍さん、ありがとうございました。

初夏の妖精




令和2年6月10日(水)

島根県邑南町口羽のゲンジボタルの舞です。 現地の人に伺うと「まだ少ない」ということ。 空模様をチェックして、再訪したいです。


戸倉要害山

令和2年5月23日(土)


良い天気なので良い気持ちに更になりたくて、低山ハイクを思い立った。 が、思い立ったのが昼前。 近場でないかなと考えていたら、出雲市稗原町に未踏の山があったのを思い出した。
『戸倉要害山』です。 『出雲の山々』によると30分位で登れるらしい。 4月に登った『大袋山』の近くのやまです。




大袋山に登った時にも車を停めた駐車場にまたお邪魔しています。 地元の方が定期的に草刈りをされているようです。ありがとうございます!!






早速道草が始まります。 道端の側溝のなかにたくさん生えている「オヤブジラミ」の実が目につきました。






オヤブジラミ(雄藪虱)

オヤブジラミの花を撮影するのは初めてでした。セリ科の花は撮影が難しいです。





ナワシロイチゴ(苗代苺)

オヤブジラミを撮影してから、立ち上がると目の前にナワシロイチゴが花盛りです。





コウゾリナ(
顔剃菜)

茎の剛毛がすごくて、触るとザーラザラ。





ノアザミ(野薊)

花の下のぷっくりした総苞は粘っています。時々、盗蜜を試みた蟻さんがくっついていることがあります。





そんなノアザミを見ていたら『ニホンミツバチ』さんがせっせと蜜集めに訪花しました。





『アキカラマツ』の葉っぱの上で休憩中?の『ナナホシテントウ』。 近くにはアブラムシはいませんでした。





ヒメジョオン(姫女苑)






ホタルブクロ(蛍袋)




普通に歩けば、先程の駐車場から登山口までは10分ほどですが、もう30分以上道草は続いています。





民家の屋根越しに『戸倉要害山』です。 もう少しで、いま歩いている車道から左に下りる道が現れます。








オヘビイチゴ(雄蛇苺)

左の道に入ってすぐに黄色い花が目についたので見ると『オヘビイチゴ』の花でした。






やっとこさ、登山口駐車場にまで到着したようです。 ここまで車で乗り入れ出来ます。




案内板の向こうにはトイレらしき表示が見えています。




振り返ると3~4台は停められそうな駐車場。





ということです。





トイレの前を通って登山口に向かうよですね。 足元には、





ヤブヘビイチゴ(
藪蛇苺)

ヤブヘビイチゴがぽつぽつ花をつけておりました。




はい、登山口です。




すぐに、イノシシ対策のゲートです。 針金で閉じてあるので、出入り後は必ず針金で閉じましょう。




登山道はしっかりしています。 やはり、地元の方々が整備してくださるのでしょう。 感謝です。









ホクリクタツナミソウ(
北陸立浪草 )

私は初確認のホクリクタツナミソウです。登山道脇に点々とありました。 見られたのは登山口から100mも行かない付近だけで、この先には顔を出しませんでした。




コアジサイ(小紫陽花)

コアジサイは沢山見かけました。





登山道の真ん中にある石に丸い窪みがありました。何なんでしょう?



ヤブムラサキ(藪紫)

この葉っぱを覚えておくと良いですよ。 「触ってごらん、癒されるよ。」(意見には個人差があります)




一瞬、蛇に見えたのです。 少しぎょっとしました。



この登山道で一番の急登が始まります。




地面も湿っていて、滑りやすいところもあります。


この急登を終えると、



こんなものがありました。 何でしょう? 近くまで行って見ると、



中に、便座が設置してあります。 携帯トイレ使用のためのものです。 排泄物はきちんと持ち帰りましょう。




もうすぐ頂上というところで、またもロープが。 それほど急な斜面ではありませんが、あれば一安心です。




山頂です。 ベンチが置かれています。 北~東~南東方面の展望がききます。






出雲ドームが良く見えています。





谷をはさんで隣の大袋山です。



ハナニガナ(花苦菜)

山頂に20株位あったでしょうか。




コツクバネウツギ(
小衝羽根空木)

この方も山頂にて多数花を咲かせていました。



ザイフリボク(采振木)

若い果実が出来ていました。





下山してから、稗原の町から見上げてみました。 右が大袋山、左が戸倉要害山です。



猿政山

令和2年4月29日(水・祝)


船通山を断念して向かったのは、長~い林道歩き(島根県側のルート)を強いられる『猿政山』です。
この山は奥出雲町阿井にある『可部屋集成館』の奥の内尾谷に伸びる、未舗装で荒れた林道を2時間近く歩かなければ、登山口に行けないので入山者は少ないと読んだからです。

可部屋集成館の駐車場に車を停め、ここから歩き出します。 ジムニーや軽トラなら楽勝で乗り入れできる林道を、花々を見ながら歩きます。

やがて内尾谷集落が現れ、数軒の廃屋の前を過ぎ山間に入っていくと、チェーンで車止めがしてあります。ここから先は王子製紙の持山なのです。(看板が設置してあります)
チェーンの脇を通りぬけ、さらに林道を進みます。道はどんどん荒れてきて、倒木も多いのです。

なんとか林道終点までたどり着きました。ここに登山口がある筈ですが、以前とは違ってわかりづらくなっていました。(藪になりつつある)

それでも取りつきがわかると、しっかりした踏みあとが杉の植林の間に伸びています。急登を15分位頑張ると、尾根にでます。

深い笹をかき分けアップダウンを繰り返し、道は急斜面へと。 木の根っこ、ロープなどを掴んで体を引き上げます。30分以上奮闘して主稜線につきました。 ここから10分ほどで山頂です。

久々の山歩きで、かなり体力を使いましたが、無事下山し、また長い林道を歩いて駐車場を目指します。




林道の途中で振り返ると猿政山が見守ってくれているかのようでした。


では、道中で撮影した植物画像を



フデリンドウ(筆竜胆)





サンカヨウ(山荷葉)

まだ、地上に姿を出したばかりのサンカヨウ。 花が咲いているのを期待していたのですが、残念。





キクザキイチゲ(菊咲一華)


急斜面と山頂近くで可憐に咲いていらっしゃいます。







ニリンソウ(二輪草)






イチリンソウ(一輪草)




入山規制

令和2年4月29日(水・祝)
新型コロナウイルス感染のリスクが低いだろうと、早朝に船通山に向かったが、やはりこの時期の船通山といえば『カタクリ』を目指して入山する人が多いということで、登山口には『入山自粛』の案内板が設置してあった。

亀石コースの駐車場には、時間も早いのか私の車しか無かったが、山頂を目指すのは止めにして、駐車場近くで植物を撮影して、この場を離れた。

亀石コースの駐車場からの道中で車5台とすれ違った。 
やっぱり人気の山だ。






チドリノキ(千鳥の木)





ボタンネコノメソウ(牡丹猫の目草)






エンレイソウ(延齢草)






スミレサイシン(菫細辛)





ヤマエンゴサク(山延胡索)




帰ろうと思っていたが、ふと、「あの山なら大丈夫、入山者は少ないだろう」と別の山へと向かったのでした。




道草 2

令和2年4月26日(日)


私の住む出雲市でも、新型コロナウイルス感染者がでて、じわりじわり危険性が強まっているのを感じます。

それでも家にこもってばかりはいられないので、家の周りにて植物撮影です。





ヒメフウロ(姫風露)



帰化植物です。この3~4年で広がってしまいました。拙宅の庭の片隅で。







コメツブツメクサ(米粒詰め草)



これもまたヨーロッパ原産の帰化植物。駐車スペースの脇で。










ノゲシ(野芥子)



もうしばらくすると、蒲公英みたく綿毛で種子を飛ばすから、それまでに草抜きしなきゃ。







オニタビラコ(鬼田平子)



これもわが庭によく生えてくる方です。







ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)



この方々ももうじき種子をつけ、弾き飛ばすようになります。 早く抜き取りをしなければなりませんなぁ。


道草

令和2年4月25日(土)

新型コロナウイルス緊急事態宣言をうけて、外出がままならない日々が続きますが、道草を楽しむぐらいはちょこっとやらせていただきましょう。


ムラサキケマン(紫華鬘)

全草にアルカロイドなどを含む有毒植物です。この付近は居心地がいいのか、群生しています。






ノハラムラサキ(野原紫)


とても小さな小花を次々と咲かせる花序はくるりと巻いた「サソリ型花序」と呼ばれます。


大袋山

令和2年4月11日(土)

出雲市の稗原地区に鎮座する「大袋山(おおぶくろやま)360m」へ、向かった。 

大袋山登山口のすぐそばにも駐車場はあるのだが、近くの山「戸倉要害山(とくらようがいさん)314m」の登山口も確かめたくて、あえて要害山の駐車場に車を停めた。

ウマノアシガタ(馬の脚形)


駐車場の傍らには「ウマノアシガタ」のお花畑があり、降り注ぐ日差しを受け、✨輝いている。



ヤマザトタンポポ(山里蒲公英)


大袋山登山口に向かう道端の草むらには「ヤマザトタンポポ」が点々と咲いている。








ナガバタチツボスミレ(長葉立坪菫)







キランソウ(金瘡小草)

地面にへばりつくように葉っぱを広げる姿から、「地獄の釜の蓋」の別名があります。






 
シロヤブケマン
(白藪華鬘)
「ムラサキケマン」の白花品の一つ「シロヤブケマン」にも出逢えました。大袋山の登山口に着くまで大分道草をしてしまいました。 やがて登山口を示す看板が見えてきて、
近くにこのような案内板も設置されています。
前出の登山口看板の脇から民家の畑の横の小道を進みます。すぐにイノシシよけの柵にそっていく道になり、 
200mほど進むと、

このような道標があって、柵を開けて進みます。出入りには針金できちんと柵を絡みましょう。

道はしっかりつけられています。



こんな感じで、曲がり角には案内板があるので安心です。



さて、此処でも道草をいたしますか、

アセビ(馬酔木)

新葉が赤く目立っているのは「アセビ」です。



ダンコウバイ
(檀香梅)

木漏れ日を受けて新緑が一層まぶしい「ダンコウバイ」の新葉。



トキワイカリソウ(常盤碇草)

此処でみた「トキワイカリソウ」は白花でした。



ツルシキミ(
蔓樒)雄花



ツルシキミ(蔓樒)雌花

雌雄異株の「ツルシキミ」はよく見かけました。



ウグイスカグラ(鶯神楽)

登山道脇で見かけた「ウグイスカグラ」の花はこれが唯一でした。



さあ、先を急ぎましょう。


此処を曲がると、

尾根にでる最後の登りです。


尾根に出ました。山頂まであと60m。

山頂のすぐ手前で、




コバノミツバツツジ
(小葉の三葉躑躅)

「コバノミツバツツジ」が咲いていました。



山頂にはベンチがわりに丸太が置かれています。北方面の見晴らしが、


このように見えます。「出雲ドーム」が目立ちますね。


山頂から西方面へ少し下ったところに展望台があるらしい。


道は地元の方々で整備されているそうです。感謝です。



シハイスミレ(紫背菫)

山頂から展望台までの間の道沿いには、「シハイスミレ」が見られるようになります。




サンインタチツボスミレ(山陰立坪菫)仮称

まだ正式名称が決まっていなくて、タチツボスミレ(山陰型)・山陰型コタチツボスミレ・日本海型タチツボスミレなどと呼ばれています。



展望台と呼ばれるのはテラス状の岩場でした。 南方面の景色が見えます。


遠くに中国山地の山並みが見えています。



大東町の林道にて

令和2年3月28日(土)

曇り空、そして気温も低い中、大東町に向かった。 以前にも行ったことがある林道に突入した。

ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)




ニワトコ(接骨木)

新葉の頃が山菜として利用できるそうなのですが、いまだ食したことがありません。




ネコノメソウ(猫の目草)

林道わきの法面から水が染み出ている近くでネコノメソウの群落がありました。





ナガハシスミレ(長嘴菫)

別名、テングスミレ(天狗菫)とも申します。 花の後方に突き出る距(きょ)と呼ばれる部分が菫の仲間の内で際立って長いのが和名の由来です。