200910/13 ふるさと森林公園にて 2 観察スポット 0 10月13日(火)今週末の某研修会の下見のため、宍道の「ふるさと森林公園」に出掛けました。その折に、撮影した画像です。コウヤボウキ(高野箒)キク科この方は、一年目の茎には葉っぱを互生し先端に花を咲かせますが、二年目の茎は前年葉っぱをつけたところへ数枚葉っぱをつけます。そして花はつけません。2年目の茎は秋には枯死して、根本から出る新茎といれかわるそうです。センブリ(千振)リンドウ科まだ、蕾だけの株もよく見かけました。しばらくは花が見れそうです。モズ(百舌)スズメ目モズ科頭上で「キチキチキチ・・・」と鳴き声がしたので、見上げると目が合った様。 PR
200909/28 ふるさと森林公園にて 観察スポット 0 先日、宍道の「ふるさと森林公園」で、樹木標本を採取しに歩き回った折、撮影した画像です。イノコヅチ(猪子槌)ヒユ科「ヒナタイノコヅチ」に対して「ヒカゲイノコヅチ」とも呼ばれます。種は「ひっつき虫」のひとつですね。ウシハコベ(牛繁縷)ナデシコ科ハコベ(コハコベ)に比べて葉っぱが大きいことによる由来です。柱頭が5個あるのがわかりますか? ハコベは3個です。シラヤマギク(白山菊)キク科若芽の頃は、「嫁菜(ヨメナ)」に対して、「婿菜(ムコナ)」と云われ食用になるそうです。ススキ(薄)イネ科葯が沢山、ぶらさがっているところへ、西日が射して輝いていました。ヤクシソウ(薬師草)キク科舌状花のみで筒状花はありませぬが、沢山花を咲かせると見ごたえがあります。 蕾がまた可愛らしいです。ノシメトンボ(熨斗目蜻蛉)トンボ科アカネ属我々が、樹木を品定めしている様子を、梢の先から監視しているみたいでした。
200905/19 ふれあいの里にて 4 観察スポット 0 「ふれあいの里 奥出雲公園」には、何箇所かの池が作ってありますが、その止水域も少しずつ自然度があがってきています。そんな池で「クロスジギンヤンマ」さんが、産卵をしていました。クロスジギンヤンマ(黒筋銀蜻蜒)トンボ目ヤンマ科
200904/14 朝日山にて 観察スポット 0 松江市の佐太神社の近くに鎮座する「朝日山」。そこは、ハイキング感覚で気楽に歩ける山。頂は「東峰」、「西峰」とありますが「東峰」からの眺望が素晴らしいです。また、山頂直下に「朝日寺」が在ります。境内にはトイレ、休憩所もあり安心して山歩きが楽しめます。此処も以前、登山交流会で歩きました。古浦側の登山口に向かう途中、「ハマダイコン」がたくさん道端に咲いています。ハマダイコン(浜大根)アブラナ科古浦側の登山口には、広い駐車場とトイレが在ります。そして、何段あるか、数えるのも大儀な石段があります。トレーニングにはちょうど良いでせう。石段を登りきると、普通の登山道になります。道端には、こんなに綺麗な方々が。「トキワイカリソウ」のような越冬葉がありますが、2回三出複葉ではありませぬ。さて、どう呼んだら良いのでせう。ウグイスカグラ(鶯神楽)スイカズラ科この方の名前の由来は、鶯が隠れていそうだから、「鶯隠れ」が転化したとか、鶯がこの実を啄ばむとき、神楽を踊っているように見えるからとか諸説あります。トリガタハンショウヅル(鳥形半鐘蔓)キンポウゲ科この方の名前の由来は、鳥の形をしているから、と云うことではありません。最初の発見地が四国山中の「鳥形山」だったからです。由来はともかく、綺麗な植物ですね。シハイスミレ(紫背菫)スミレ科この方の香りはかぐわしく、虜になってしまいます。香りに支配されてしまいそうです。タチツボスミレ(立坪菫)スミレ科清々しい青色の「タチツボスミレ」。暫く、この方の前で佇んでしまいました。山頂には、お昼過ぎに到着。眼下には宍道湖と、日本海が望めます。到着した、私たちを歓迎していない「キアゲハ」、そっぽを向いてます。キアゲハ(黄揚羽)アゲハチョウ科昼飯たばこをした東屋のそばに、「シハイスミレ」の蕾がありました。観ているうちに咲かないかなぁ・・・。下山の前に「朝日寺」周辺を散策。石段の傍らに咲いていたのは「ヤブニンジン」。ヤブニンジン(藪人参)セリ科線香花火のような花で、植物全体がやわらかい感じです。微風にもよく揺れてました。シュンラン(春蘭)ラン科登るときとは目線がちがった為か、見つかったのは「シュンラン」。下山後、八雲町のあの植物が気になって夜も眠れないので、向かいました。続く。
200904/02 続、八雲町にて 観察スポット 0 昨日の続きです。林道歩きを終え、熊野神社へ向かう事にしました。道中、道の脇の法面から、ニョキッと突き出た「トキワイカリソウ」の白花が目に入りました。トキワイカリソウ(常盤碇草)メギ科この方は、きちんと「二回三出複葉」を守っておいでです。小葉が、9枚確認できますね。(林道にいらっしゃた方は、小葉が三枚だけでした。)熊野神社の駐車場に車を停め、神社の前を流れる「意宇川」沿いを歩きます。と、川の中に「キセキレイ」さん。キセキレイ(黄鶺鴒)スズメ目セキレイ科横目でじっとこちらの様子を伺ってます。(別に怪しい者じゃないよ~。)カキドオシ(垣通し)シソ科この方の葉っぱを揉んだり踏んづけたりすると、独特の臭気がしますが、天ぷらにして食べると気になりません。ミミナグサ(耳菜草)ナデシコ科いまや、「オランダミミナグサ」に押されてあまり見かけなくなった、「ミミナグサ」。花柄が愕片より長いのが「ミミナグサ」です。オランダミミナグサ(阿蘭陀耳菜草)ナデシコ科「ミミナグサ」に対して、花柄が愕片より短く茎に花がくっついたように見えるのが、「オランダミミナグサ」です。熊野神社の境内には入らず、失礼する事に。八雲町から広域農道に入って帰る途中、白い花が視界の片隅に飛び込んできたので、車を路肩に停め近寄ると、「タムシバ」の花でした。タムシバ(噛柴)モクレン科
200904/01 八雲町にて 観察スポット 0 先日、松江市八雲町の熊野神社周辺と近くの林道を、被写体を探し徘徊しました。まず、天狗山の登山口までの林道を歩きました。3月21日に此処を歩いたときに「サツマイナモリ」が蕾をつけていたので開花したかどうか確認したかったのです。駐車スペースの近くでは、「セリバオウレン」が独特の袋果をつけてゆれています。セリバオウレン(芹葉黄蓮)キンポウゲ科「トキワイカリソウ」のように見えたのですが、葉っぱが三出複葉でした。(トキワイカリソウは二回三出複葉)ですので「トキワイカリソウ」とは同定できません。ナガハシスミレ(長嘴菫)スミレ科「ナガハシスミレ」と「オオタチツボスミレ」の交雑種「イワフネタチツボスミレ」なるものがあるらしく、私はまだ見たことがありませぬが、近くに「オオタチツボスミレ」があるので、ひょっとしたら・・・。スミレサイシン(菫細辛)スミレ科この方は、前出の「ナガハシスミレ」さんと違い、距が短いです。横顔も見てあげてください。ミヤマホオジロ(深山頬白)スズメ目ホオジロ科チッチッと鳴く声がして、前方の枝に鳥の影。慌てていたのでピントがあまいですが、「ミヤマホオジロ」とわかりました。ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)バラ科6月半ばには、甘い実が食べられるでせうか?木苺の仲間で一番美味しいと思います。(意見には個人差があります)アケビ(木通)アケビ科「アケビ」が、新葉と蕾を沢山つけて、陽光に輝いていますた。開花の頃また来よう。登山口のところには小さな沢があって、その周辺には湿り気を好む「ボタンネコノメソウ」さん「サンインシロガネソウ」さんがいらっしゃいます。ボタンネコノメソウ(牡丹猫の目草)ユキノシタ科サンインシロガネソウ(山陰白銀草)キンポウゲ科さて、ここで引き返す事に。あ、そうそうお目当ての「サツマイナモリ」はまだ蕾でした。サツマイナモリ(薩摩稲森)アカネ科続きは明日。
200903/27 立久恵峡にて 4 観察スポット 0 3月26日(木)就活の合間をぬって、立久恵に行ってみました。色々な花が咲き乱れて目を楽しませてくれました。アマナ(甘菜)ユリ科天気が良くないと機嫌を損ねて開いてくれない「アマナ」さん。一輪だけ咲いてました。イチリンソウ(一輪草)キンポウゲ科これまた、一輪だけ咲いていた「イチリンソウ」さん。天気の良い時に行って見てあげてください。ムラサキケマン(紫華鬘)ケシ科「ムラサキケマン」さん。この色使い、なかなかお洒落だとは思いませんか?キランソウ(金瘡小草)シソ科別名「地獄の釜の蓋」。花が咲く前は小さなロゼット状で地面に張り付いていますが、だんだんと茎を横に伸ばして、地面に蓋をしたようにへばりついています。ヤマブキ(山吹)バラ科先日、来たときには可愛い蕾が並んでいた「ヤマブキ」さん。眩しいくらいに咲いてます。ウグイスカグラ(鶯神楽)スイカズラ科「ウグイスカグラ」さんも蕾と花の可愛い植物です。実は食べることができます。
200903/22 立久恵峡にて 3 観察スポット 0 3月20日(金・祝)今日は彼岸の中日、墓参りを済ませてちょっと立久恵まで足を伸ばしました。どんなものに出逢えたのか・・・。シロバナネコノメソウ(白花猫の目草)ユキノシタ科当ブログに何回も登場した「シロバナネコノメソウ」さん。私は以前、立久恵の霊光寺の下の方の群落を知っていましたが、平成18年の水害以来、そこの「シロバナネコノメソウ」は消失してしまい、落胆していたのですが、立久恵で知り合った人から別の場所を教えて頂き、更に自分でも歩き回ったら、遊歩道脇に2箇所の群落が在りました。感激の再会です。ウマノアシガタ(馬の脚形)キンポウゲ科根生葉の形から名前がついたと言われる「ウマノアシガタ」さん。その由来について、私はいまだに納得がいきません。でも、この花の金属質のような輝きには、いつもハッとさせられます。キレハヒメオドリコソウ(切れ葉姫踊子草)シソ科ちょっと見では「ヒメオドリコソウ」さんのように見えるのですが、よ~く観ると花が同じシソ科の「ホトケノザ」さんのそれに似ているのです。しかも、葉の切れ込みが深く「ヒメ」のように細かい皺もありません。(下画像参照)「キレハヒメオドリコソウ」さん、やはりヨーロッパ生まれの帰化植物です。ツルカノコソウ(蔓鹿子草)オミナエシ科この方は、足元・・・株元から走出枝(ランナー)を伸ばし増殖します。よって「ツルカノコソウ」さんです。セントウソウ(仙洞草)セリ科別名「オウレン騙し」とも云われる「セントウソウ」さん。葉っぱだけの時期には本当に騙されますよ。オオタチツボスミレ(大立坪菫)スミレ科距が白いのは「オオタチツボスミレ」さん。木漏れ日を浴びて気持ちよさそう。ヤマブキ(山吹)バラ科岩壁から垂れ下がる「ヤマブキ」さん。開花したときとは違う表情をみせています。たくさん並んだ、黄色の三角帽子が可愛らしい。画像は無いのですが、「不老橋」の近くには「ミヤマキケマン」さんが花をつけています。そして、立久恵峡から帰るとき、頭上で見送ってくれたのは「紋付」さんでした。ジョウビタキ(尉鶲)スズメ目ヒタキ科
200903/11 立久恵峡にて 2 観察スポット 0 昨日の続きです。ツメレンゲ(爪蓮華)ベンケイソウ科 昨秋、花を撮影に向かったら盗掘にあった後でした。少しずつ回復してきています。ヒメオドリコソウ(姫踊子草)シソ科この方々も食する事が出来るそうです。誰か試して!フキ(蕗)キク科こちらは、言わずもがな春の山菜、代表格。でも旬は過ぎました。で、画像は雄株。ミヤマカタバミ(深山片喰)カタバミ科この方の名前を早口で言うと、舌を噛みそうになります。ムギラン(麦蘭)ラン科岩壁に可愛い姿で並んでいます。花の時期が楽しみです。(地味な花だけど)ネコヤナギ(猫柳)ヤナギ科銀色のふさふさ尻尾が、花粉を飛ばす準備を始めだしました。白銀の 尻尾も華に 変わりけりアリドオシ(蟻通し)アカネ科細くて鋭い棘が、本当に蟻を貫きそうです。この近くにセンリョウ(千両)、マンリョウ(万両)が生えてないか探しましたが、十両(ヤブコウジ)しか見つかりませんでした。(^^;ウソ(鷽)スズメ目アトリ科ヤマザクラらしき樹の芽(蕾)を啄ばむ「ウソ」さん。花が咲かなくても「私は知りませんよ」と、うそぶくのかな。
200903/10 立久恵峡にて 観察スポット 0 私の一番の観察フィールド、「立久恵峡」。此処で目に付いたもの(ほとんど草花ですが 汗;)のうち、撮影したもののみ、紹介します。スギナ(杉菜)トクサ植物門トクサ科ご存知、スギナの胞子茎「ツクシ」ちゃんです。これを見ると、やはり食欲の春?アオイスミレ(葵菫)スミレ科菫ちゃんの中でも割りに早い時期から花を咲かせる「アオイスミレ」ちゃん。寒さ対策なのかな?毛深いんですよ。それと、柱頭の先がかぎ状に曲がるのも見分けのポイントです。タチツボスミレ(立坪菫)スミレ科2月16日に撮影したのと同じ株です。花がいっきに増えました。ナガバタチツボスミレ(長葉立坪菫)スミレ科笹の陰で、恥ずかしそうに隠れていたのは「ナガバタチツボスミレ」ちゃん。コハコベ(小繁縷)ナデシコ科「コハコベ」さんはよく目にするけど、「ミドリハコベ」さんは何処?サワハコベ(沢繁縷)ナデシコ科少し湿ったところが大好きな「サワハコベ」さん。毎年、同じ場所でこんにちは。スズシロソウ(蘿蔔草)アブラナ科立久恵峡では、霊光寺周辺で沢山見ることが出来ます。続きは明日。